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日本のIT屋に一言

ITの営業さんに忠告 モンスター企業の案件は、きっぱりお断りをしよう。

慢性的な人手不足のIT企業
案件があるんだけど、演る人がいない。
協力会社に出そうとしても下請けもいっぱいいっぱい

そんなとき大口案件が飛び込んできました。
企業規模はそれほどでもないのですが、どうも収益がスゴそうです!

案件内容
ネットサービスでiPhoneアプリとAndroidアプリ1本づつ
サービス内容は、デジタル商材のネット販売

予算は、2千万円くらい

こんな話が飛び込んできたら、営業職だったアナタは、その企業にアポイントとりますか?

今回の日本のIT屋に一言では、
ITの営業さんに忠告 モンスター企業の案件は、きっぱりお断りをしよう。
と題して、34年のITエンジニアの経験からの
「こんな会社とは、取引してはいけない」
についてブログにまとめました。

少しでも参考になれば幸いです。

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電話対応

営業のアナタは、アポイントのため電話
「例の案件について詳しくお話を伺いたいのですが・・・」

バカ丁寧な対応

対応した相手が「気持ち悪いぐらい丁寧語」

いや!いいんですよ 丁寧な対応
でも必要以上の丁寧な言葉づかいだったら 要注意
こんなときは、もう一度電話連絡

対応した相手が
「気持ち悪いぐらい丁寧語」

ちょっと要注意ですね。
会社の規模的に受付専用の人でなかったら(二回とも違う会社)
その会社は、超体育会系の恐れあり。

体育会系の企業は、上層部からの絶対命令に逆らえない可能性があるので
平気で現場をひっくり返す可能性あり。

契約後に平気で機能追加とかしてくる可能性大有りです。

怒号が聞こえる

電話の向こうが騒がしい

怒号が聞こえたら、危険信号
「どこどこのなになにが納期おくれてる」
なんて聞こえたら、アポイントもとるのをオススメしません。

メール

メールで会社の姿勢がわかります。

パスワードなしで添付されてきた

資料の請求をしてみましょう
添付されてきた資料が、圧縮もなしでパスワードもない状態のExcelやPowerPointだったら要注意

セキュリティに甘々で万が一個人情報が漏れたら 責任問題を被せられるかも知れません。

生原稿が添付されてきた。

取引前ですから
PDF等、変更できない資料を送るのが通常

ExcelやPowerPointなどの生原稿を送ってきたら危険

書き換えてもいいですよ!
状態では、資料を送らないでしょう。

CCのメールアドレスが、個人名

まだ一度も会ってもいない相手に対して個人名のメールアドレス(たぶん社内)をCCに付けるのは危険

セキュリティ面で危険な香り

アポイント

次に実際に企業に向かうわけですが、ここでも注意事項

めちゃくちゃ豪華な入り口

実際に体験したことです。

会社の受付が、
ローマ建築の柱と分厚い絨毯、経営者の石像とバッファローの剥製

さすがに今どきこんな企業はないと思いますが、

堅実で収益が好調な企業は、意外と質素なものです。

派手な企業は、「一発屋」の可能性あり。
事実、上記の企業は、リーマンショックで消えてしまいました。

待ち時間

定時ジャストか、少し前に到着して受付

10分以上、何も連絡なく待たせられたら 危険

訪問者を待たせるのは、せいぜい5分程度 それ以上だったら、遅れる理由を告げるはず

打ち合わせに遅れるのは、仕様が遅れると思って下さい。
担当者、いや 企業の問題かも知れません。

会議

最初の会議は、大事です。

会議室

会議室にものが置きっぱなしは、NG
少なくても儲かっている企業だったらそこは、きちんとしているはず。

ましたや、机の上になにか資料などが置きっぱなしは、危ない

あなたの資料も置きっぱなしにされるかも知れません。

出席者

IT企業が若い場合、メンバーも若いと思います。
問題は、システム担当の人が出席しているかどうか?

企画書などで説明されると思いますが、システムにある程度詳しい部署のメンバーがいない場合、不安です。

機密保持契約書サイン

案件によっては、まだ未発表なものがあります。

例えば、
まだデビューしていないアーティスト
まだ公開されていないデザイン
まだ公開さえていない、商品

いや、いいんですが、これらのものを初対面の人に見せる場合
機密保持契約書などにサインさせるはず

それがなかったら、商材の扱いが雑!
得てしてこういう企業は、プロジェクトも雑なので注意したい

出席者の態度が横柄

初対面なのに上から目線の人

これも経験してきたことですが、お付き合いのある企業が、成り上がり企業に買収
当時の社長と一緒に挨拶に行ったら

25歳ぐらいの買収元から来た若造が取締の肩書
最初のセリフが
「おたくのシステムのソースを全部渡してほしい」
当時は、システムを売り切りでおこなっていたので納品物件にはソースファイルはありません。

次のセリフが凄い
「うちの親会社で同じものを作らせるのでシステムの一式を渡してくれるよね」

はぁ!?

そのときのシステムは、特許出願中の技術もあって門外不出
しかも
「同じものをつくらせるからソース渡せ」
あんた! 頭大丈夫

こんなやつが、ITバブル時代に多くいたのです。
その買収もとの企業!
経営者が逮捕されて消滅
えばっていた彼は、中国でビジネスをしたとかしないとか・・・

打ち合わせの内容がおカネの話中心

企画書の説明が終わるとすぐに

「いくらでできますか?」

と聞いてくる。

いやいや、まだ質問事項があるんですが・・・
金額を先に聞いてくるということは、サービス開始日が決まっていてスケジュールが厳しく、開発会社の選定が絞れていない。

こういう案件は、無理な納期である場合が、ほとんどです。

こんな案件は、危ないのでお断りしましょう。

企画書な中身がスカスカ

企画書が、曖昧で中身がない
質問したら、まだ決まっていない
でも公開日が決まっている。

アブないなぁ
近寄らないようにしましょう

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もちかえり

企画書の説明が終わり、概算見積もりのため帰社をします。

急ぎすぎ

もちろん、打ち合わせのお礼と概算見積もりの

「一週間後に概算見積もりを提出いたします。」
と言ったのに打ち合わせの数日後に電話が来て

「口頭でかまわないのでどのぐらいになりますか?」

焦っているとしか思えない。

地雷な案件の可能性が大きいので見積もりは、多めに出すか
早めにお断りしましょう。

損害賠償

お付き合いをして、ヤバそうな企業は、ITベンダーに無理なスケジュールと後から追加しまくることを強要して、サービスインでトラブルが生じたら
「損害賠償の話」を最初にしてくるので要注意です。

過去に「損害賠償の訴訟」があるならば、

「お付き合いは慎重に」

契約書にきちんと瑕疵が書いてあるのに 脅してくる場合もありますし、
そもそも、契約書の内容が一方的なことが多いです。

多少おカネになってもこんな会社とは絶対にお付き合いしないようにしてください。
特に

契約書で譲れないものは、絶対に譲ってはいけません。

口頭でうまいことを言っても

「いざ 訴訟となると 口頭の約束など 意味がありません」

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まとめ

自分が知っている企業では、後からの追加の機能が多く

「追加が多くて、間に合わない」

と宣言しているにもかかわらずサービスインの日程が、絶対的で変更なし
しかも追加した仕様が、ないとサービスできないと後から言い出す始末

案の定、トラブルが出て、「損害賠償請求」

結局、システムの料金がすべて損害賠償で持っていかれるという状況がありました。
つまり、「開発費用はすべてタダ」と同じこと

相手先の企業は、そのシステムを使い続けています。
これって、タダでシステムを手に入れたと同じことを意味します。

「君子危うきに近寄らず」

あぶないと思ったら、さっさと手を引いてください。
幸い、他に案件がたくさんありますから。


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