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日本のIT屋に一言

【IT人材不足】派遣や人月で仕事をしているITエンジニアのみなさんに転職をオススメする理由

2018年11月20日

「会社辞めたい」ループから抜け出そう! 転職後も武器になる思考法

かつて、石炭が日本のあちこちで掘られていました。
石炭は,黒いダイヤと呼ばれ,主要なエネルギー源として日本経済の基盤を. 支えていた時代がありました。
1960年代、石油へのエネルギーシフトで石炭産業は、一気に消滅しました。

今回の日本のIT屋に一言は、
【IT人材不足】派遣や人月で仕事をしているITエンジニアのみなさんに転職をオススメする理由
と題して、エンジニアの皆さんにお伝えしたい話

 

配達部門のあったコンピュータ屋

日本のIT産業は、1970年代から始まりました。
大型コンピュータを持つ企業、データセンターとよばれる会社が、給与計算、経理などを
代行して受け付け処理をしていました。

センターには、パンチ部門と言って大量のデータを入力する部門も併設
伝票をパンチ部門が入力、大型コンピュータで処理して帳票を印刷して
出来上がった「帳票」をクルマで顧客に配達

今では、考えられないような世界でした。

1984年、自分は、そうした、大型コンピュータを持つ企業に就職し、プログラマーとしてこの業界に入りました。

人月商売

1980年代、出向という形で人が、企業に派遣されていました。
多くは、大型コンピュータを自前で所有している大企業

企業からコンピュータメーカーを通じて客先常駐
人月いくらの商売です。

今では、信じられないと思いますが、新人でも月に80万円の契約だったらしいです。
数年の経験あるエンジニアで月に100万円は、ザラで、自分も最高で月に200万円で常駐していた時期もあります。

当時は、直受けが主流でしたが、やがて、そうした人材派遣をコンピュータメーカーが行い始めます。

SIer

コンピューターメーカーは、グループ企業を形成し、そこから人材を客先に派遣
おそらくこれが、SIer(システムインテグレーションを行う企業、人)と呼ばれるものの最初かと思われます。
1990年代になるとコンピュータ業界は、急速に拡大
銀行のオンラインシステム刷新も加わり、空前の人手不足に陥ります。

最初は、グループ企業、そこで足らなければ、グループ企業の下請け、そこでも足らなければ、
「人集めを専門にやっている企業」に依頼するという流れになってきました。

自分が、IBMのプロジェクトに参加していたとき、
※当時は、大型プロジェクトの場合、ビルや使っていない学校などを借りて数百人レベルでプロジェクトをしていました。
そこに、自分の会社の名刺を持っているのにみたことのない人が大量に入ってきました。
話を聞いてみると

「どこどこの誰から紹介されてきた・・・」

もう時効でしょうけど、こんなこと日常茶飯事でした。

多重下請けは、もうかる産業

IT業界で言えば、1990年代は、一番儲かっていた時期だと思います。
人を集めるだけのマンションの一室で電話だけで営業している会社がたくさんあったのです。

例えば
200万円で企業が発注した場合

企業    200万円で発注
元請け   100万円を手数料で抜き取る
・100万円で下請けに
1次下請け 20万円を手数料で抜き取る
・80万円下請けに
2次下請け 10万円を手数料で抜き取る
・70万円下請けに
3次下請け 10万円を手数料で抜き取る
・現在60万円

どうですか?
企業に対して200万円で発注したものは、60万円で作成されているという状況もあったと思われます。

人月で人を派遣する場合も同じです。
途中で手数料を差し引いてさらに下請けから人を集める。

当時、
優れたコンピュータ企業は、技術力ではなく、どれだけ人を集められるかで評価されていました。

中間業者と呼ばれる下請け企業は、中抜きするだけで
「人を集めればおカネになる」産業が確立されたのです。

人は、簡単に儲かるとその仕組からはなかなか抜け出せないのです。

これは、今でもSIerと名を変えて存在しています。

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現場で働く人たち

多重下請けでも最後は、誰かが仕事をしなければいけないわけで、元の発注金額の1/3程度で働くプログラマーの人がたくさんいました。
自分もそうした現場で仕事をしていたこともあるのでわかりますが。

優秀な人もいれば、ダメなやつもいます。

玉石混交

1980年~1990年代は、COBOL全盛でCOBOLさえ組めればメシが食える状態でした。
自分は、3年でCOBOLから卒業、C言語やAssemblerと言ったハードよりの仕事に切り替えました。
※コンピューターオタクだったからCOBOLから卒業できたと思っています。

1990年初等、C言語のスペシャリストは、まだ少なく、市場規模は小さいけれど、ギャラは良かった。

やがて、UNIX市場が立ち上がってくると これまでCOBOL一辺倒だった中間業者が、少しずつ儲かる市場にシフトします。

といってもC言語やAssemblerといったUNIXやハードよりの仕事は、COBOLだけプログラマーは、習得が難しく「でも人がいない」
となるとちょっとでも経験のあるCOBOLプログラマーが大量にシフトしてきました。

結果、わけのわからないけど、なぜか動作するシステムが大量に発生

それは、Internetが普及するまで続きます。

できる人が潰れる業界

現場で働いているプログラマーで天才的な人が何人か出会いました。
できる人なので できない人の尻拭いをやらされ やがて潰れていきます。

最下層の労働から抜け出していった人もいますが、真面目で責任感の強いエンジニアほと心と身体をやられてしまい業界からリタイアするのを目撃してきました。

才能がある人が潰され、中間業者だけが潤うという歪みが、日本のIT業界で続いているのです。
その結果

「日本から世界に発信するIT産業は、ありません」

そうです。
貴重な才能ある若い人の多くが潰されてしまったのです。


最前線で働くひとに

現在、派遣や常駐で現場で働いているエンジニアのみなさん

そのまま、いつまでも働ける保証がありますか?

SIerの企業は、仕事がなくなったときの保険として、派遣や下請けに仕事を出すのです。
今は、仕事が多いので仕事が十分にある状況ですが、

「IT投資は、不況なった時に最初に削られる予算」
ということを覚えておいて下さい。

何年か前に「派遣切り」とか「派遣村」とか年末に騒がれていた時期がありました。
あのときは、自動車産業が中心でしたが、今後は、IT産業に降り掛かってきます。

消費税増税
オリンピック後の経済不安

後2年以内にインパクトのある出来事が待っています。
消費税増税の影響は大きく

企業は間違いなく、リストラを行うでしょう。

リストラを行う企業がITに投資するとは思えません。

現に、銀行は、ITの投資をほぼ完了し、リストラを行っています。
東芝、富士通、日本電気も大量リストラをはじめました。

IT産業で生き残るためには、自分の今いる環境を見つめ直して下さい。

今いる会社で大丈夫なのか?
派遣で仕事をしているけど大丈夫なのか?


やばそうな企業

IT、ITサービス企業
・IT企業やITサービスをしているのに経営者がITに関して知識が欠落している。

一般企業
・ERP(統合基幹業務システム)をそのまま使えるはずなのに社内で力を持っている人の都合で業務が構築されている。
※その多くは、無駄で非効率なことが多い。
・IT企業に対して、なんでも言うことを聞いてくれると勘違いをしている。
・人脈だけでビジネスを展開している。

IT関連などに関係なく
・給与があがらないのに自社ビルを建築した。
・給与があがらないのにお洒落なオフィスに引っ越した。
・人脈だけでビジネスを展開している。

このような事例に思い当たる場合は、自分が所属している企業団体は、大丈夫なのか見直してみてくだい。
もし、プログラマーやシステムエンジニアだったら、

なおさら
仕事が無くなる前にステップアップの行動を起こしましょう。

いつわりの景気

株価が上昇しているから景気が良いと判断するのは危険です。

日銀の総資産、戦後初の「GDP超え」 553兆円に

大規模な金融緩和で大量の国債を買い続けている日本銀行の総資産の規模が、国内総生産(GDP)を上回った。13日公表の10日時点の総資産は553兆5922億円で、名目GDPの552兆8207億円(4~6月期、年換算)を超えた。日銀の総資産が同じ年のGDPを超えるのは戦後初めて。
https://www.asahi.com/articles/ASLCF51NLLCFULFA01J.html

これをどうとらえるか、マスコミでは、意見が別れているようですが、

見かけ上の景気と失業率改善で借金をしまくっている状況です。
消費税増税までは、景気を悪くすることが許されない状況に追い込まれています。

利下げで経済効果が出ない、でももう利下げすることはできない。
低金利が続きで銀行経営が、やばい状況

自動車産業はこの後にやってくる、電気自動車の大変革の発生で
自動産業という巨大な労働人口を支えるシステムの崩壊

家電はすでにメイドインジャパンのブランド崩壊

原子力産業は、衰退

IT産業は、すべてのインフラを米国に握られている状況で手足も出せない。

AIなど米国、中国には、追いつけない。

どうですか? これだけ悪い材料があると思うのです。

このなかで自分が生き抜くには、今の仕事で大丈夫なのか考え直してみて下さい。

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みきわめと判断

ITエンジニアにとって転職は、ステップアップと考えて下さい。

自分をより高く売るため
新しいスキルを得るため
今の場所が不安だ

と感じたら積極的に行動しましょう。

会社に悪いからなんて そうでしょう
責任感のある人ならそう思うかも知れません。

でも、万が一会社がアナタを必要しなくなった場合
会社は、面倒を見てくれません。

自分で行動するしかないのです。

AIの導入、Cloud、ERP(統合基幹業務システム)などIT業界が劇的に変わろうとしています。

そのとき、今のアナタのポジションは、残るでしょうか?
今の会社で大丈夫と思ったら、それはそれでかまいません。

しかし、自分のいる場所に不満があったら 積極的に行動しましょう。
特に派遣で仕事をしている人は、いつ切られるかわかりません。

今は、ITの転職を専門的に取り扱っているサービスがあります。
辞めてから行動するのではなく、在籍しているうちに行動することをオススメします。
転職支援サービスは、絶対に今の会社に転職活動をしていることなどバレることはありません。

 

IT専門の転職サービス

IT業界の専門スタッフが揃っているので積極的に相談しましょう。
転職サービスならば、専門のサービスをオススメします。

IT専門の転職サービスを検討しましょう。

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優良なサービスを使って自分のスキルとを積み上げることで収入アップにつながるのです。


まとめ

日本のIT業界は、人集約型ビジネスが中心で動いてきました。

冒頭で石炭産業の話しに触れましたが、衰退する企業が選択されている時代です。

AIの導入、Cloud、ERP(統合基幹業務システム)などIT業界が劇的に変わろうとしています。

そこについていけないIT企業は、石炭産業と同じように消え去る運命です。

特に人的集約産業のSIerは、極一部を除いて消失してしまうかも知れません。

そうなるまえに自分を活かせる企業を探してスキルアップ収入アップを目指しましょう。


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