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IT小僧の時事放談

METI(メティ)の挑戦 宇宙へのメッセージは、音楽なのだ 返事は25年後 

2019年1月17日

スタートレック スターシップ コレクション マガジン スペシャル/U.S.S.エンタープライズ NCC-1701 (フェイズ2 コンセプト モデル)

スター・トレック ファンの自分は、宇宙人(地球外生命体)は、存在していると信じています。
別に変な宗教とかに被れているわけではないですが、
「宇宙人が、いないと考えるほうが不自然」
という結論です。

今回のIT小僧の時事放談は、
METI(メティ)の挑戦 宇宙へのメッセージは、音楽なのだ 返事は25年後 
と題して
12.4光年先の惑星に向けた音楽のメッセージについて
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまといめました。

最後までお付き合いいただけたら幸いです。

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SETI

SETI(セティ)というのを聞いたことがありますか?

おなじみWikipediaによると

地球外知的生命体探査(ちきゅうがいちてきせいめいたいたんさ、英語: Search for extraterrestrial intelligence)とは、地球外知的生命体による宇宙文明を発見するプロジェクトの総称である。頭文字を取ってSETI(セティ)と称される[1]。アクティブSETI(能動的SETI)に対して、パッシブSETI(受動的SETI)とも呼ばれる。現在世界では多くのSETIプロジェクトが進行している。

Search for extraterrestrial intelligence
略してSETI
「地球外知的生命体探査」

読んで字のごとし
地球外知的生命体を発見するプロジェクトです。
SETIは、映画の題材にもなっていて
自分の大好きな映画「コンタクト(CONTACT)」でも取り上げられています。

このSETIから分離した団体が今回の主役である
METI(メティ)
である。

※注意METIは、経済産業省のことではないですから 念の為
《Ministry of Economy, Trade and Industry》⇒経済産業省.

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METI

SETIは、受信波解析のみを行うもので
「パッシブSETI (Passive SETI)」
と呼ばれています。

巨大な電波望遠鏡で宇宙からのメッセージを聞き取ろうという組織です。

一方

「アクティブSETI(Active SETI)」
が設立されました。別名

METI(メティ)
Messaging to extraterrestrial intelligence
地球外知能へのメッセージ

と呼んでいます。
簡単にまとめると
他の文明に向けてメッセージを送ってみようという組織です。

「待っていても始まらない」
と考えたわけですね。

GJ 273b

宇宙に向けてメッセージを送るとして、誰に送るのか?
そして何を送るのか?

まず、ターゲットを決めたい。

地球から12光年以上も彼方にある惑星「GJ 273b」
「GJ 273b」は、ルイテン星という赤色矮星(質量が小さく暗い赤色の光を放つ恒星)を周回していて
研究の結果

「水が氷河になるほど低くはなく、また蒸発してしまうほど高くもない。」

つまり、宇宙で生命が誕生するのに適していると考えられています。
「GJ 273b」のGZとは、Goldilocks zone のことで
日本語だと「生命居住可能領域」と言う意味です。

「GJ 273b」は、つまり「生命居住可能領域273番目」ということになります。

12光年とは、光のスピードで12年かかるということで もし電波を受信した知的生命体がいたとしたら
折返しで 24年後に返事がくるという想定になります。

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何を送ったのか?

音楽は宇宙人に話しかけるのに適した“言語”だ。音楽を知覚するためには、視覚を備えている必要はない。また地球外生命体が美しい調べを理解することはできなくても、音符同士の数学的なつながりに興味をもつかもしれないと、METIの代表のヴェイコフは考えた。

むむ!
映画「コンタクト」は、知的生命体?が、ジョディ・フォスター演じるエリーに
素数を送って来ました。

素数は、1 と自分自身以外に正の約数を持たない自然数で、1 以外の数のことである。
例えば
2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19・・・

これをパルスで送ってきたのですが、今回は、
2つの交流の周波数を用いた2進法(地球外生命体の探索においては業界スタンダードだ)
にエンコードした音で。
1秒間の振動数は125回、コンピューターにおける1と0に相当するピッポッという2種類の音で
音楽というより「音」である。

音楽を理解するには音波を理解する必要があり、
音波を理解するには電磁波を理解する必要があり、
電磁波を理解するには正弦波を理解する必要があり、
正弦波を理解するには正弦関数を理解する必要があり、
正弦関数を理解するには三角関数を理解する必要がある。

ということでこれを理解できれば知的生命体という予定である。

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ノルウェーのトロムソ

実際に送るには、電波望遠鏡が必要である。
この電波望遠鏡は、予約が「ぎっしり」入っていてなかなか借りることができない。
運良く
ノルウェーのトロムソにある欧州非干渉散乱(EISCAT)レーダーの責任者が興味を示したため
3日間送信施設を借りることができた。

ノルウェーのトロムソという場所は、オーロラ観測で有名なところで観測施設が揃っているそうです。

さて、欧州非干渉散乱(EISCAT)レーダーを借りた、METIは、

2017年10月16日

930メガヘルツ帯を使って「GJ 273b」に向かって音楽を送信しました。

この実験は、2015年にMETIが、設立してはじめての「宇宙へのメッセージ」である。

電波が、「GJ 273b」に届いて、もし知的生命体が、受信、内容を理解して地球に何らかの発信をしたとして
地球で受信できるのは、早くて 25年後 2045年
(自分は、残念ながら生きていないな・・・)

計画は、一回限りではなく 2018年4月に「より複雑なメッセージ」を音楽に乗せて送信する予定になっています。

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コンタクトでは・・・

映画「コンタクト」では、地球外生命体?からの音声パルスを解析したら
「ベルリン・オリンピックのヒットラーが写っていた」ことがわかった。
これは、世界で初めてテレビ中継をした1936年の映像でべが付近の惑星と想定された。
つまり、テレビ中継の電波を受信した「何者か」が、映像を送り返してきたという意味になります。

その後に続いたパルスから、設計図が導き出され 未知の何者かとコンタクトするというお話です。

宗教、国家、家族などが絡んで意外な展開に進みます。

ジョディ・フォスター演じるエリーが、最後のシーンで子どもたちから質問に答える言葉が印象的です。

「・・・・・・」

この続きは、興味のある方は、ぜひ、一度御覧ください。

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微妙に遠い隣人

スター・トレックでは、当たり前のように地球人以外の生命体が登場します。
神のような「Q」という全知全能の生命体や時空を旅する「旅人」も登場します。

地球人が、地球人以外の生命体と接触したのは、ワープ航法の実験が成功し
それを「たまたま観測した人たち」が、やってきましした。

つまり、光速を超えるワープ航法が出来なければ、彼らは、接触してこないという設定になっています。

これは、地球人以外の生命体が、いたとしても 微妙に遠い隣人ということになります。
その距離を超えるワープ航法ができて
「はじめて 宇宙の仲間」として認めてもらえるのです。

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まとめ

宇宙に向けたメッセージが届くかどうか?
返事が来るかどうか?

その前にワープ航法が、確率できれば、手っ取り早いのですが・・・
スター・トレックのゼフラム・コクレーンが、ワープ航法に成功するのが
2063年4月5日なので「GJ 273b」からの返答のほうが先になりそうですね。

あと25年待ちましょう。

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