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IT小僧の時事放談

あなたは、この会社を知らなくても この会社は、あなたのことを全部知っている。 データブローカーの話

2021年6月4日

黄金バット コレクターズDVD【想い出のアニメライブラリー 第92集】

どこどこどこからくるのか
黄金バット♪
こうもりだけが知っている♪

タイトル:黄金バットの歌
作詞 - 第一動画 / 作曲 - 田中正史 / 歌 - ボーカル・ショップ

昔々、昭和の時代 まだパソコンもスマートフォンも携帯電話もクラウドもなかった時代

「名簿屋」という商売がありました。
名簿屋 名前のように個人名簿を取り扱い業者です。高額所得者、今年小学校に入る家庭一覧、成人式を迎える家庭一覧なんて名簿が図書館のようにギッシリと並んでいて、顧客は、その名簿を写すためにカネを払う
という仕組みです。

主に営業マンがよく使っていました。

今回のIT小僧の時事放談は、
あなたは、この会社を知らなくても この会社は、あなたのことを全部知っている。 データブローカーの話
と題して、米国のデータブローカーと言われる話です。

小難しい話をわかりやすく解説してブログにまとめました。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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個人情報をもっとも多く持っている会社?

個人情報をもっとも多く持っている会社ってどこだろう?

国であれば、中国 国民のみならず アプリだのサービスだの いろいろな方法で情報を収集しまくっています。
会社というと??? Facebook? Google?Apple? Microsoft? お買い物の巨人Amazon?

Googleをはじめ米国のテック企業は、主に個人情報でいろいろなところから非難を受けていますが、

特に、Appleは、この個人情報保護を売りにして自社のイメージアップで商売していますが、裏では、中国に住んでいるiPhoneユーザーの情報を中共に鍵を渡していつでも閲覧できるようにしています。
iPhoneを(中国で)売るためだったら、中国に傅いてもやっているわけですが。。。
まぁ これは、小さな話(これ以上 やると信者の人から攻撃を食らうのでこのあたりにしておきます)

これらのテック企業は、個人情報収集での矢面に立っているけど そんなの 大したことはありません。

基本的にこれらの企業は、個人情報そのものを売っているわけではありません。
(個人情報を)集めてビジネスに生かしているけど

「誰々の個人情報を何円で売ります」

なんてことはしていません。

実は、個人情報を所有していて しかもそのデータを売っている企業が米国にあるのです。

データブローカー

米国のアーカンソー州に本社がある Acxiom. という企業があります。

日本にも支社があるのですが、あまり聞いたことありませんよね。

実は、この Acxiom.(アクシオム)は、全世界の25億人分のデータを所有しています。

そして驚くべきことに米国では、個人情報に興味をもった人なら誰でも制約なく購入して利用できるのです。

さらにAcxiom.を介しているデータ仲介業者も多数存在していて 約 年間数十億ドルの個人情報が売買されているのです。
Acxiom.は、ローンの情報、趣味好み、人種やジェンダー、配偶者の有無、収入レヴェル、宗教、乗っているクルマなどなど あらゆるものが分類され25億人分の情報を11,000項目を超えるデータ属性を加えて分類しているらしい。

そのため極めて詳細な個人情報を生成することができると言われています。

え? 個人情報を誰でも買える?
それって 法律では大丈夫なの?

実は、米国連邦政府のプライヴァシー保護法では、データ仲介への十分な監督規制がないため監視することができていない。
そのため 野放し状態が続いています。

実は、こうしたデータブローカーの会社が、Acxiom.だけではなく、CoreLogic、Epsilonという会社も同じようなことをやっています。
例えば、CoreLogicは、米国の全国民の99.9%に対して不動産など資産の情報を所有していてその情報を売っているわけです。

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何に使うのか?

これらの詳細な個人情報は、主にターゲット広告 それもネットあけではなく地域特性に合わせた広告に生かされています。
住民の区分けを行い、その地域にあった宣伝(看板、チラシ)などを的を絞ったものに使えます。

また、公的機関、例えば、米連邦捜査局(FBI)(Venntel社からの購入が発表されている)、米国土安全保障省は、難民の個人情報を購入して利用している(とされている)

米国の犯罪ドラマでパソコンから個人情報をいともたやすく

他にも多くの企業も利用している可能性は高い。

Facebookなんて 可愛いものだ・・・

と思いませんか?

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どこから集めている?

実は、これは、明らかにされていない。

昔から個人情報は、高く取引されていて、社員名簿や同窓会名簿などが、名簿屋に売っていた。
昭和の時代の人ならば、同窓会名簿に住所、電話番号などが掲載されていたし、電話帳には、個人の電話も掲載されていました。

さすがに今は、そんなものからは集めていないだろうけど、ネット流失などに比べても圧倒的な個人情報を持っているというのは不思議である。

法規制について

米国では、自社に有利に働くように法規制などに対応してもらうためにロビー活動というものが行われている。

要は、政治に対しての民間介入というわけだが、これは法律では禁止されていない。

例えば、データブローカーが、法規制にっからないためにロビイスト(政治家の中間業者)に
合計2,900万ドル(約31億5,000万円)のカネを払っている。
※大手データブローカー25社が2020年にロビー活動に費やした金額の合計

この金額は、Facebookが使っている金額と同じぐらいと言われている。

※ロビー活動(ロビーかつどう、lobbying)とは、

特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動である。 ロビイング、ロビーイングともいう。 議会の議員、政府の構成員、公務員などが対象となる。 ロビー活動を行う私的人物・集団はロビイスト(lobbyist)と称される。

Wikipedia

これらのデータブローカーが、問題になってくると思われますが、米国はこの問題をどうするのであろうか?

新しいニュースが入ったら このブログで記事を追加する予定です。

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まとめ

世界中で個人情報の取り扱いが、厳しくなる一方、こうして法律をかいくぐって個人情報を販売している企業があるのです。
あなたの個人情報は、きっとAcxiom.の中にあるだろうし、IT小僧の情報もあるだろう。

このブログを書いたため「要注意人物」にマークされるかも知れない。

正直言って AppleのiOS 14.5から導入された

アプリケーションのトラッキングについてユーザーの許可を求めるプライバシー機能
「Application Tracking Transparency」(以下、ATT)

など霞んで見えるほどの世界が現実にあるのです。

なぜなら
データブローカーについて あなたは、知らなくても
あなたのことは、家族より あなたのことを全部知っている。

わけですから・・・

恐ろしい話である。

ネタ元:WIREDより

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