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IT小僧の時事放談

Linuxと仲直り Microsoftの心変わり OIN加盟について

マイクロソフト 再始動する最強企業

仲違いしていることって世の中たくさんあります。

かつてAppleとMicrosoftがそうでした。

1984年1月24日
Apple(当時Apple Computer)は、Macintosh発売

1983年11月
Microsoft Windows発表(発売は、1985年11月)

Windowsの開発をMicrosoftが行っているのを聞いて
Steve Jobs(スティーブ・ジョブズ)は、Bill Gates(ビル・ゲイツ)とMicrosoftがMacintoshを丸ごとパクったと糾弾

けど

Bill Gates(ビル・ゲイツ)は、無視

その後、Windows95で圧倒的なシェアを握って絶好調のMicrosoftと対象的に倒産寸前のApple

1997年
米Microsoftは、米Apple Computerに1億5千万ドルを投資し、ソフトウェア開発などで広い範囲の協力関係を結ぶ。

以後、ご存知のように iMac,iPos,iPhone,iPadと奇跡的な成長を遂げたApple
一方、Microsoftは、UNIXなどの台頭で一時の勢いを失う。

2014年
Microsoftは、Satya Nadella(サティア・ナデラ)がCEOに就任
以後、Microsoftは、クラウド事業をはじめ復活を始める。

仲違いしていたAppleとMicrosoftは、仲直りかどうかわからないけど一時期な険悪なムードはありません。

と前置きが長くなりましたが、
今回のIT小僧の時事放談
Linuxと仲直り Microsoftの心変わり OIN加盟について

と題して
Microsoftが、「Linux System」に関連する同社の特許すべてをライセンス
したという話題を小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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Microsoft Open Invention Network(OIN)加盟

OINはオープンソース開発者が抱える特許訴訟の負担を取り除く目的で設立された団体で

「Microsoftは米国時間10月10日、Open Invention Network(OIN)への加盟を発表

Microsoftは、今回の加盟により、約60,000件の特許をすべてのOINメンバーに対してロイヤリティフリー、かつ制限なしで提供すると実質的に同意したことになった。」

簡単にうと
LinuxSystemでMicrosoftがs持っている約60000件の特許を使ってもいいよ!
ということです。

広報担当者は、Microsoftは「Linux System」に関連するの特許すべてをライセンスしていく
と表明

Linux Systemとは?

「Linux System」とは、オープンソースのライセンスで公開されているソフトウェアコード
で「Linux Kernel」あるいは一緒に使うために配布されているもの

と定義されています。

※Linux Kernelとは、
「階層型に設計されたオペレーティングシステム (OS) の中核となる部分」の意味となります。
Wikipediaより

ところで Open Invention Network(OIN)ってなんでしょう?

Open Invention Network(OIN)

GoogleやIBMを含む2,600社以上が加盟する団体で2005年に設立

目的は、Linuxプロジェクトに関する特許訴訟を互いに起こさない。
別名「特許不可侵コミュニティー」と言われています。

Microsoftが加盟したということでMicrosoftが持っている約60000件の特許が使用可能となったわけです。

過去の軋轢

2000年代初め
当時Microsoft 最高経営責任者(CEO)だったスティーヴ・バルマー

Linuxはガンであり共産主義者向き

と徹底的に攻撃しています。
当時、Microsoftのサーバーである Windows2000 ServerとLinuxが、サーバー市場でシェア争いをしていたことが原因と思われます。
また

2007年には、レッドハットなどのLinux企業を特許侵害で訴えるとしていた時期もありました。

その経緯を知っている人からすれば、今回のOIN参加は、驚くべき出来事なのです。

仲直りの兆候

2010年代になったら

「Hadoop」
「Git」
「Node.js」

というオープンソースソフトウェアがWindowsできちんと動くようになった。

そして
「Microsoft Azure」でLinuxをサポート

まだありますよ

「.NET」の中心部分
「Edge」の重要な部分をオープンソース化

そして

「SQL Server」のLinux版

CEOが、ナディラ氏になってオープンソースの団体にますます近づいていったようです。

特許裁判

2014年 テスラのCEOイーロン・マスク

「テスラのテクノロジーを使いたい企業を訴えないと発表」

理由は、特許の裁判は、カネと時間がかかるし、誰も得をしない。

ということらしい

Microsoftの変貌

サティア・ナデラ(英語: Satya Nadella)氏が、2014年にMicrosoftのCEOになってから
Microsoftが、一気に変わりました。

  • Office製品がアップルやグーグルのOSのタブレットとスマートフォンでも利用できるようになった
  • 9インチ未満のデヴァイスのメーカーに対してもWindowsの無償提供を開始
  • 敵対視していた企業と和解、パートナーシップを組む
  • .NETフレームワーク全体のオープンソース化を発表
  • Project HoloLens
  • Surfaceシリーズ充実
  • SQLServerのLinux版
  • Azure(クラウド)の充実
  • Minecraft買収
  • Visual Studio Community版の提供(開発環境を個人に無償提供)

などなど
革新的な企業へと変貌しています。

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まとめ

Microsoftは、大きく変わりました。
かつては、悪の帝国などと陰口を言われたこともありましたが、イメージ大幅アップ

Microsoftがオープンになるのとは逆に、Appleが、クローズで閉じこもり状態です。
CEOが変われば変わるものです。

Microsoftが、Linuxと和解するというのは、今後どのような世界を見せてくれるのだろう。

IT企業の中で一番ワクワクが止まらないのは、Microsoftだと思っています。

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