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IT小僧の時事放談

あちらが有料化した今こそチャンス  プログラム言語夜話 第7話 C#

2018年7月22日

ある街に芝生のきれいな公園がありました。
市民は憩いの場として昼は子供連れ、夜は、ジョギングやデートなどで使われていました。
近所の人は、お花を植えたり、池をつくったりと自由な雰囲気で大事にしてきました。
そんなある日
「2019年1月からこの公園は、入場料 200円を徴収します。」
「◯◯ク◯氏 市民課」
と立て札が・・・

ええええええ そんなぁ 税金払っているだろう
「芝生のメンテナンスがかかるので税金だけではやっていけないのです。」

というわけで、市民から愛された公園は、人が少なくなり、やがて閉鎖さえることに

今回の小僧の教えてITは、
あちらが有料化した今こそチャンス  プログラム言語夜話 第7話 C#
と題して
C#という言語って「こんな感じなんだ」
ということを覚えていただけたら幸いです。

注意:このブログは、C#の解説やテクニック口座ではありませんのでご注意ください。

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お父さんは、Turbo Pascal

Cと名前が津ついているのでC言語の親戚かと思うのですが、開発者代表のアンダース・ヘルスバーグ氏(Anders Hejlsberg )は、世界的大ヒットした開発環境
Borland社の「Turbo Pascal」の開発者です。

このBorland社は、「Turbo Pascal」の大ヒットにより世界的企業に上り詰めたのですが、社内のゴタゴタでアンダース・ヘルスバーグ氏 (Anders Hejlsberg )は、リストラされることになった。
「こんな会社いてやるもんか?」
と言ったかどうかわかりませんが、彼は、開発チーム全員を引き連れてマイクロソフト社(Microsoft)に転職
1996年のことである。

その後、2000年からC#の開発を開始しました。

しかし、Borland社は、もったいない人物をリストラしたものです。
その後のBorland社は、2009年5月6日、マイクロフォーカスによる7500万ドルでの買収の合意が発表されました。

一方、マイクロソフト社は、Visual Basicに変わる開発言語としてC#を採用、これが、大正解
今や業務系のアプリケーションが、C#で構築されることが多くなりました。

名前

C#(C Sharp:シーシャープ)と呼びます。
いろいろな説がありますが、開発者のアンダース・ヘルスバーグ氏によると
C++(シープラプラ)というC言語の発展した言語の更に進めたものという意味で
C++++ である。しかし、++++というのは、かっこ悪い?
そこでナンバリングを示す#をつけてC#になった。
と言われています。

特徴

C#は、言語としてMicrosoft社が独占しているわけではありません。

標準化団体Ecma Internationalを通じて公開・標準化されており、第三者がMicrosoft社とは無関係にコンパイラや実行環境を実装することができる。
Wikipedia

Windows、macOS、Linuxで動作しています。

C#は、オブジェクト指向と呼ばれるプログラミング言語で
雰囲気としてC言語とJavaの良いとこどりのような感じですが、若干Javaよりかな?
JavaやC言語のプログラマーならすぐに開発できるはずです。

最大の特徴は、Microsoft Visual StudioというMicrosoft社の統合開発環境でプログラムを書くことができます。
この統合開発環境というのは、画面の作成、プログラムなどを一つのアプリケーション上で作成することができるため、ものすごく開発効率がよいのです。
簡単にWindowsのプログラムを作ることができるのです。
これは、Visual Basicと共通する開発効率の良さでWindowsのアプリが大量に生産されることを意味します。

このMicrosoft Visual Studioは、非常にできが良く、しかも、個人、小規模な企業向けに完全無料で使用することができる
Visual Studio Community 
というバージョンがあります。
しかもこれで作成したアプリケーションを販売できるという特典付きです。

以下のリンク先でダウンロードできます。
https://visualstudio.microsoft.com/ja/vs/
Windowsの人は、Communityを選んでください。

そして、嬉しいことにMacintosh版もあるのです。
上記のサイトでMacOSを選んでください。

太っ腹なMicrosoft社に感謝

このVisual Studio Communityは、非常にわかりやすく、プログラムの勉強をするには、最適なものなので
「プログラムを作るぞ!」
と興味がある方でしたら試す価値はあると思います。

注意開発環境は、多くのディスクとメモリーを使用しますのでご注意ください。

サンプル

参考:Microsoft C#
このページは、サンプルについて詳しく書かれているので勉強になります。

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可能性

C#は、unityというゲーム開発ツールを使うことで
Windows、Mac OS、Android、iOS、Playstation4
と作ることができます。
最近のゲームは、C#とunityを使って作成されていることが多くなっています。

さらにXamarin(ざまりん)という開発環境を追加すれば、C#でiOSとAndroidのアプリケーションを開発するという離れ技も用意されていて
Macintosh版のVisual Studioを使えば、Androidの開発も可能という
万能環境+万能言語
という最強タッグになっています。

業務系のシステムもJavaと争うほど主流になることでしょう。

そしてJavaがオラクル社によって有料化さえるというこのタイミングで
JavaからC#に切り替えるところも増えそうです。

Javaが有料化されることでC#に乗り換えというMicrosoft社にとって大きなビジネスチャンス!
というわけです。

簡単に作れることは偉大なのだ

以前、このブログで紹介したのですが、COBOLのプログラマーをコボラーなどと揶揄する人がいますが、簡単に作れることは偉大なのです。
また、「Microsoftなんて」とか「Windowsなんて」という「知ったかぶりの人」も、たまに見受けられますが、Microsoftの技術は、かなり先進的で、特に開発環境の完成度はかなり高いです。
特に、今のCEOになってからのMicrosoftは、技術志向にかじを切りました。

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まとめ

C#とVisual Studioという最強コンビは、いろいろなところで使われることになるでしょう。
Microsoftは、データベース、クラウド、OS、そして開発環境を揃えている数少ないメーカーです。
そしてその主要言語である C#は、需要が増すと思われます。

Microsoft社のプログラムの垣根をさげてプログラミングできるという方針は、大賛成です。
興味のある人は、知的ゲームを楽しむ気分でぜひ挑戦して欲しい。
コンピュータという、摩訶不思議な機械に自分の意志(プログラム)を伝えるという作業は楽しいですよ。

では、また、次回 お楽しみに・・

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