「ソーシャルネットワーク」と言ってもピンとこない人も多いだろう
「SNS」と言えばわかると思いますが、正式には
「Social Networking Service」です。
Facebook、Twitter(X)、Instagram、TikTok、LINEなど有名ですが、これらのSNSは、現在どうなっているのか?
Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグは、「ソーシャルメディアは終わった」とコメントしている。
いったいSNSで何が起きているのだろうか?
WIREDの記事から考察してみよう
目次
「ソーシャルメディアは終わった」とマーク・ザッカーバーグは言う
「ソーシャルメディアは終わった」とマーク・ザッカーバーグは言う
ソーシャルネットワークとは一体何か? 人と人をオンラインで結ぶウェブサイトや、友人が投稿したコンテンツを片っ端から見たり楽しんだりできるデジタルの集まり? ソーシャルメディア全盛期の2000年代は確かにそうだった。Facebookは、友人が新しい誰かとデートしていることを知ったり、誰かが自分を招待せずにパーティーを開いたことを突き止めたりできる場所だった。
しかし、過去10年の間に、ソーシャルメディアは“従来の”メディアに似てきた。いまやソーシャルメディアは、有名人が制作したプロモーションビデオ、ニュースに反応して声高に自分の意見を主張する評論家、ポップカルチャーから集められたクリップ、急増する粗悪なAI生成コンテンツ、そのほか、とにかく数多くの視聴者に届くことだけを目的につくられたコンテンツで溢れる場所になった。自分がフォローする人やその人たちが投稿するメッセージは、まるでデジタルの干し草の山の中に埋もれた針のように、ますます見つけにくくなっている。ソーシャルメディアは、それほどソーシャルではなくなってしまった。
続きはこちらから👇
「ソーシャルメディアは終わった」とマーク・ザッカーバーグは言う
https://wired.jp/article/sz-mark-zuckerberg-says-social-media-is-over/
「ソーシャルネットワーク」という映画もつくられたFacebookの生みの親 マーク・ザッカーバーグは、ソーシャルメディアの現状について これまであまり言われてこなかった状況を伝えています。
今や、SNSは、フォローしている人の繋がりではなく、大量のAI生成動画やアフィリエイト広告に占められています。
生成AIで大量につくられた「どれも似たような動画」があふれていて、何かを伝えよう、フォローしている人との交流ではなく
「いかに再生数を稼ぐ」場であり、「金儲けのツール」となっている。
マーク・ザッカーバーグの言うように すでに「ソーシャル」ではない
でも こういう原因は、彼のビジネスも加担していて 例えば Instagramは、もともと 仲間内の写真を楽しむメディアであったはずだ、
これは、過去に記事にしてあるので見ていただければわかります。
-
-
すべてはインターネットをよくするためだと、わたしは思います。 Instagram CEO Kevin Systromの目指す世界
Instagram 皆さんは、使っていらっしゃいますか? このInstagramは、写真が中心です。 世界中から美しい写真、楽しい写真がアップされています。 掲載された写真にイイねだったりコメントをつ ...
続きを見る
-
-
Instagram(インスタグラム)を通販サイトにしたやつは、誰だ!
最近、Instagramは、「広告」が多くなってきた。 いや! 広告は、いいんです。 「インターネットは、広告と個人情報がなければ、成り立たないもの」 ですから。 どこかのIT企業は、そこをよく解って ...
続きを見る
-
-
インスタグラム(Instagram)が、侵略される。 CEO Kevin Systrom(ケビン・シストロム)離脱の理由
どんなに優良企業でも利益最優先に舵を切りすぎると歪が出てきて崩壊します。 吉野家は、1980年(昭和55年) 120億円の負債を抱えて事実上の倒産しました。 倒産の原因は、利益率の維持のために 「米、 ...
続きを見る
「ソーシャルメディアは終わった」と言っているけど「ソーシャルメディアを終わらせたのは?」あなたでしょう。
WIREDの記事のまとめ
個性を失くしたソーシャルメディア
- ソーシャルメディアはかつて人々の交流や友人の投稿を楽しむ場だったが、現在は有名人のPRや粗悪なAIコンテンツなど視聴率目的のコンテンツで溢れている。
- マーク・ザッカーバーグも裁判の証言でこの現状を認め、Facebookなどが個人間の交流よりもエンターテインメントや情報収集の場になったと述べた。
- 実際、メタのデータによると、友達の投稿を見る時間の割合が急激に減少している。
エコシステム全体がつまらないものに
- メタはInstagramやFacebookがTikTok、YouTube、iMessageなどと類似しており、独占的でないことを裁判で主張。
- 各アプリのフォーマットが非常に似てきたため、オンラインのエコシステム全体が画一化し、つまらなくなっていることを示唆。
もしメタが買収をしていなかったら
- FTCはメタがInstagramやWhatsAppの買収を通じて独占状態を維持し、イノベーションを阻害していると主張。
- しかし、WhatsAppは買収後にユーザーが劇的に増加しており、買収が必ずしも消費者に損害を与えた証明は困難。
- WhatsAppの創業者はもともと拡大志向ではなく、メタが買収していなければ競争相手として成功したかは疑問視されている。
生成AIによる劇的な大変革
- ザッカーバーグは過去にInstagramを分離させたほうが良いかもしれないと示唆していたが、実現しなかった。
- 現在、生成AIが台頭し、OpenAIが新たなソーシャルメディアの開発を進めるなど、業界全体に大きな変化が起きている。
- FTCが追っている問題は古く、生成AIの登場などによる業界変化に対応できていない可能性がある。
メタ解体の道はあるか
- EUはアップルとメタに罰金を科したが額は比較的少額であった。
- FTCが勝訴した場合、メタの解体やそれに準じる措置が取られる可能性があるが、その判断にはトランプ大統領の意向が影響するかもしれない。
- トランプ政権はメタに対し訴訟を支持しており、ザッカーバーグが政権と何らかの妥協を強いられる可能性も示唆されている。