IT小僧の時事放談

ロシアはインターネットを切り離して 独自ネット(RuNet)の構築を進めている。

2022年8月18日

ロシアを決して信じるな(新潮新書)

ロシアがウクライナに侵攻してから半年が経過しようとしている。
その間、西側諸国のブランドは、ロシアから撤退しています。
マクドナルドももうロシアにはないのです。

そんな中、ロシアは、インターネットから切り離そうとしています。

今回のIT小僧の時事放談
ロシアはインターネットを切り離して 独自ネット(RuNet)の構築を進めている。
と題して インターネットから排除ではなく、自らインターネットを切り離そうとしているロシアについて考えてみよう。

今回も小難しい話をわかりやすく解説しながら記事にしました。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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主権インターネット法

2019年11月にロシアは、

「主権インターネット法」(The country’s sovereign internet law,)

を施行した。

この法律は、「ロシア政府により国民からウェブサイトへのアクセスを奪う権限」を有するもので、事実上 インターネットからの切り離しを意味します。

その法律が、ウクライナへの侵攻を開始した2月に行使しました。

さらなるネット規制

また、ネット規制が次々と実施されている。

  • Facebook、Instagram、Twitterのアクセス遮断
  • ウェブや国内テクノロジー業界に対する規制強化に向けた政策や法律の施行実施
  • ロシア独自のアプリストアの創設
  • 新規発売されるスマートフォンすべてにそロシア独自のアプリストアの創設をプリインストールすることを義務づける法案
  • 国民の個人データが国外に流出しないよう制限する法律
  • 銀行から顧客の生体データを収集、データベースで一元管理できるようにする法案

など、ロシア国内でロシア政府のインターネットのサービスを網羅するような方向に進んでいる。

さらに

  • 仮想プライベートネットワーク(VPN)の使用に対する規制強化
  • 携帯電話の識別番号であるIMEIコードを集めたデータベースの構築計画
  • Zoomをはじめとする他国製のビデオ会議ソフトウェアやインスタントメッセージアプリを使用しないよう政府職員に通達

そして 2025年までに国内の重要なインフラを他国製のソフトウェアを使用禁止の方針も計画されている。

GoogleもAppleも排除される

Googleは法令に背いたとして3億7,400万ドル(約500億円)に及ぶ罰金を課せられ、Appleもロシア国外にデータを保存した疑いで罰金を課されている。

中国のようにGoogleは撤退、Appleは、中国のようにCloudの鍵をロシア政府に渡して商売を続けるかを選択せざる得なくなります。

Googleが撤退となるとYouTubeも撤退となるわけで ロシアからの情報はますます遮断されてゆくことになりそうです。

インターネットから独自ネットワークの切り替え

ロシア国民によるテクノロジーの使用はすべて監視され、さまざまなウェブサイトへのアクセスを遮断することを目標としている

ロシアは独自ネットワークである「RuNet」の構想を推進しています。
RuNetは、世界のほかの国々とはつながらずに成立するロシア独自のインターネットであり、最終的には、中国と同じようになると推測されています。

そして、このネット上にYouTube、ウィキペディア、Instagramなどのロシア版SNSを構築されるわけです。

追随する国々

ロシアの影響のある旧ソ連圏、アフリカ、ラテンアメリカもこの流れになることは確実でインターネットは、世界をつなぐ とは言えなくなる世界が近づいています。

まとめ

独裁的国家は、国民を他国の文化や情報から切り離し、都合の良い情報だけを与え続けることになります。

そうして、世界は、分断され 個々は孤立化に進むだろう。

最後に

スタートレック ディスカバリー マイケル・バーナムの言葉

絆、結びつきの欲求は、知覚生命体の本質である。
それには、時間と努力と理解が必要だ
でもあきらめなけれれば、きっと奇跡が起きる。

マイケル・バーナム

はたして 奇跡は起こるのだろうか?

参考記事:WIRED

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