※本ページはプロモーションが含まれています

IT小僧の時事放談

モバイル決済 日本市場決戦 日本は、QR決済を推し進め AppleとGoogleは、FeliCa(おサイフケータイ)対応だって

2018年10月23日

ガラ携
「ガラパゴス携帯電話」の略で日本において高度に発達したフィーチャーフォン(多機能電話)の略です。
揶揄するような意味で使われることも多いのですが、2000年代の前半において世界でトップクラスの性能と機能を持ち合わせたスーパー携帯電話です。

当時の世界で主に使われていた携帯電話は、話すことが主体、SMSという貧弱なメッセージ機能しか持っていませんでした。

一方、ガラ携は、i-modeでインターネット、メール、音楽、動画、ゲーム、おサイフケータイ、今のスマートフォンと同じ機能を先取りしていました。

やがて、ガラ携は、iPhoneの登場により恐竜のように絶滅しようとしています。

今回のIT小僧の時事放談
モバイル決済 日本市場決戦 日本は、QR決済を推し進め AppleとGoogleは、FeliCa(おサイフケータイ)対応だって
という 矛盾が生じていることについて
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました・

最後まで読んでいただけたら幸いです。

スポンサーリンク

QR決済とは?

そもそもQR決済ってなんでしょう?
ここでは、簡潔に解説します。

こんなマーク見たことありませんか?

そうこれが、「QRコード」です。

QRコード(キューアールコード)は、1994年にデンソーの開発部門(現在は分離しデンソーウェーブ)が開発したマトリックス型二次元コード である。なお、QRコードはデンソーウェーブの登録商標(第4075066号)
ウィキペディアより抜粋

日本発の国際規格なんですね。

もともと、自動車部品工場や配送センターなどでの使用を念頭に開発されたものですが、今や世界中で使われる規格となっています。

今は、スマートフォンで普及しました。
(スマートフォンの)カメラで撮影して認識、アプリケーションやブラウザのURLで目的の場所を表示するなど
非常に便利なものとなっています。
※上記に上げたQRコードは、「IT小僧の時事放談」のURLが表示されるようになっています。

BARコード(バーコード)も同じような目的で使用されますが、QRコードのほうが情報量が多く、英数字、漢字などの多言語にも対応していることも(QRコードが)普及した要因だと思います。

ところで
QRコードやFeliCa(おサイフケータイ)を使って支払いすることを「キャッシュレス決済」と言います。
では、「キャッシュレス決済」とは、なにかについて考えてみよう。

キャッシュレス決済

QRコードやFeliCa(おサイフケータイ)を使って支払いをすることを
「キャッシュレス決済」と言います。

キャッシュレス決済とは「物理的な現金(紙幣・硬貨)を使用しない支払い手段」のことで
クレジットカード払いもキャッシュレス決済となります。

米国は、キャッシュレスが当たり前で主にクレジットカードが使われてきました。
スーパー、街角の新聞、コーヒーショップ もうなんでもクレジットカード支払いが可能です。

現金は、「強盗」、「詐欺」、古くは「偽札」などが多いためだと思わえますが、その多くは、ローン支払いができるからです。
また、クレジットカードの盗難、不正使用に関してもクレジットカード会社の保険が適用されるので、現金のように「盗まれたら帰ってこない」というリスクが軽減されます。

一方、日本は、昔から現金の文化でキャッシュカードの利用も低く、FeliCa(おサイフケータイ)も定期だけの利用も多いと言われています。

日本のキャッシュレス事情

スウェーデンの支払い事情は電子決済が98%を超えています。
これは、何を意味するかというと

「スウェーデン国内では、現金が流通していない」
「現金、お断りのお店がほとんど」

ということです。
銀行も現金をほとんど扱っていないため「窓口の銀行員は、数名」という状況

これは、極端な例として
世界のキャッシュレス決済は、40%~60%ぐらいと言われています。
2018年4月の経済産業省が発表

日本では18.4%とデータが出ています。

2018年4月の経済産業省が発表により
政府は「支払い方改革宣言」を行い、キャッシュレス決済比率を、2025年までに40%程度に引き上げることを目指しました。
さらに「世界最高水準の80%まで引き上げる」ぞ!
と宣言

別に現金でいいじゃない

そうです。
強盗も盗難も

「欧米に比べれば極端に少なく」
「偽札など皆無で」
「タクシーに財布を置き忘れても戻ってくる日本」

のような平和な国で電子決済など必要ない。

ごもっともなご意見です。

でも、現金が嫌いな企業が日本には多くあるのです。

キャッシュレス歓迎な企業

銀行

銀行は、現金が嫌いなのです。
ATMや窓口業務のコストがかかるからです。
日本のATM維持コストは年間2兆円(日経新聞)

こりゃ、経営が厳しい銀行は、ATMつまり現金決済を無くしたいはずです。

税務署

いわゆる タンス預金
帳簿上に乗らない現金は、税金徴収が困難
電子決済ならば、嘘偽りのないおカネの取引が残ります。

店舗

おカネを扱うのにコストがかかる。
結局、現金は、使う側ではなく受け取る側が迷惑になってきた事情があるようです。

政府も動く

銀行と税務署に言われたら「政府も動くでしょう」

というわけで、今 現金撲滅運動とキャッシュレスキャンペーンを展開しているわけです。

さて、ここまでQRコードコードとかキャッシュレスについて話してきたわけですが、ここからスマートフォン決済でQR決済が、「雨後の筍」のように次々と登場してきたかについて話します。

本題まで前置きが長くてすみません。

QR決済ブーム

今年(2018年)になって、QR決済立ち上げブームが発生しています。

最初に口火を切ったのは、docomoです。

d払い(株式会社NTTドコモ)

オンライン及びオフラインでの決済に利用できるスマホ決済サービス
docomoのdポイントをためたり、使用したりすることができ、docomoの会員でなくても利用できる。

そして、大物登場

PayPay(SoftBankとYahoo)

SoftBankとYahooの合弁で、QRコード決済サービスを提供する「PayPay」を設立
2018年10月5日にはサービスを開始

その他

LINE Pay(LINE株式会社)
楽天ペイ(楽天株式会社)

その他にも多くの企業が、独自にQR決済を始めています。

でも日本には、FeliCa(おサイフケータイ)がすでに導入されていて、都市部の交通機関のほとんどは、キャッシュレスで運賃を払うことができています。
FeliCa(おサイフケータイ)は、コンビニや駅のキヨスク、ドラッグストア、多くの店でもでも支払いできるようになりました。

何をいまさら QR決済を持ち出すんだろう?
そうです、FeliCa(おサイフケータイ)があれば十分でしょ

きっと深い理由があるはずです。

FeliCa(おサイフケータイ)が普及していない?

FeliCa(おサイフケータイ)は、ソニーが開発した非接触型ICカードFeliCaを携帯電話に搭載したものです。
交通系ICカードのSuica、クレジット・カードの情報を読み込むことで携帯電話を電子マネーやクレジット・カードとして使える仕組みである。

FeliCa(おサイフケータイ)は、2004年にドコモがこのサービスを開始
その後、au、SoftBankも開始して2000年後半には、ほとんどの携帯電話端末にFeliCa(おサイフケータイ)が搭載された

けど

2015年秋に東大の学生にアンケートを行ったたら
「おサイフケータイ」をまったく使わないと答えた者が96%というデータが出てきた。

む まてよ

首都圏をはじめ都市部では、電車やバスに乗る人で切符使っている人いますか?
少なくても通勤で昔ながらの定期は少なくなったでしょう。

でも

自分の田舎では、改札は、Suica使えないし、そもそも 公共交通機関などないに等しい 自動車社会

そう考えると都市部しか

Suica つかわないわな・・・

そこで QR決済へと

FeliCa(おサイフケータイ)は、もともと docomo主導で行われたものなので au,SoftBankは、対抗する決済方法を考えた。
で出てきたのが、

au Wallet

au会員のみですが、出足好調
1800万枚オーバー発行
と思いきや、ほとんどの人が、入会のポイント目当てだっとか・・・
思ったほど使われていないような気がしますがいかがでしょうか?
プリペイド式が中心でauだけというのがネックだったのか?

と言っている間に2018年春

d払い(株式会社NTTドコモ)登場

オンライン及びオフラインでの決済に利用できるスマホ決済サービス
docomoのdポイントをためたり、使用することができ、docomoの会員でなくても利用できる。

そうです。
docomoの会員でなくても利用
ここが、au Walletとの違いです。
docomoの会員以外ということでQRコード決済方式

docomoは、FeliCa(おサイフケータイ)を見限ったのか?

そして次々と登場

LINE Pay(LINE株式会社)
楽天ペイ(楽天株式会社)
Origami(株式会社Origami)
PAY ID(PAY株式会社ーBASE子会社)
paymo(AnyPay株式会社)
pring(株式会社pringーメタップス子会社)
pixiv PAY(ピクシブ株式会社)
ゆうちょ Pay(株式会社ゆうちょ銀行)

それぞれが、QR決済でシェアの奪い合いをしています。

そして本命?登場

PayPay(SoftBankとYahoo)

SoftBankとYahooの合弁で、QRコード決済サービスを提供する「PayPay」を設立
2018年10月5日にはサービスを開始

というように一気にQR決済が増え始めました。

FeliCa(おサイフケータイ)は、端末設置などハードルが高いのですが、こちらは、場合によっては、QRを印刷した紙をスマホで認識するだけでOK


ポイント制度と似たような状況

店ごとに発行するポイント(マイル)戦争と似たような状況になってきました。
ポイント制度も乱立していて、店単位にポイントがある状況です。

同じことが、QRコード決済サービスにも発生するのかどうか?
弱小なところは、普及しないと思われます。

残るのは、「d払い」になるのかどうか?

普及の鍵は、決済できる店舗を増やすことにかかっています。

普及の鍵は、決済方式

QRコード決済には、二つの方式があります。

コード支払い

ユーザーがアプリにバーコードを表示し、POS端末で読み取る。
店舗に読み取り専用の端末が必要

読み取り支払い

店舗固有のQRコードをアプリで読み取り、購入金額を入力することで決済を行う。
店舗は専用の端末を用意する必要がなく
QRコードの印刷された紙を用意すれば良い

普及の鍵は、「読み取り支払い」か?

新しく端末を用意することもなく、QRコードが印刷されたものだけでOK
極端なことを言えば、屋外のイベント、屋台などでも支払い可能となります。

こちらが、普及すればよいのですが、日本だと「コード支払い」が中心になるかも知れません。
なにせ、新しいPOS端末が必要ということで関係する企業は、大きな商売になりそう。
その分、お店の負担となると

QRコード自体が普及しないかも・・・

これってFeliCa(おサイフケータイ)と同じことなので店側が余計なコストと手間がかかるだけでメリットなし
じゃ、すでに導入しているコンビニのように
FeliCa(おサイフケータイ)でいいじゃん!
てことになるかも

加盟店手数料

もうひとつが、QRコード決済を使うたびに発生する「手数料」
クレジットカード支払いも店側(客が払う場合あり)が、手数料を支払っているわけですが、おなじことがQRコードコードにも言えること。

中国のQRコードスマートフォン決済「アリペイ」「WeChatペイ」が普及したのは、加盟店手数料などが原則不要
という理由があります。

お店の負担なし!

このぐらいしないと、新しい決済は普及しないのです。

そこを勝負してきたのが、
PayPay(SoftBankとYahoo)

PayPayは運用開始から3年間、「ユーザ―読み取り方式」による決済手数料を無料にするとしています。

「ユーザ―読み取り方式」なので新しく機器の導入なしでQRコードの紙を貼るだけ。
高額な読取専用端末の設置なし

さらに

Yahoo!IDと連携してYahoo!アプリから利用できるようになる予定

これは、大きなアドバンテージ
さすが、孫正義CEO 一気に勝負を決めるつもりです。

スポンサーリンク

ところがスマートフォンメーカーは?

さて、盛り上がるかどうかのQRコード決済ですが、FeliCa(おサイフケータイ)の動きが大きくなってきました。
しかも米国が日本に合わせてきたのです。

iPhoneのFeliCa(おサイフケータイ)は、2016年に導入、もともとiPhoneユーザーが多い日本向けに設定してきました。
iPhonehは、おサイフケータイ がないから乗り換えないというユーザーは大歓迎

それに続いて
Googleから登場してくる Pixel 3は、FeliCa(おサイフケータイ)で上陸してきます。
これは、Google Payに対応したもので、すでにいろいろなAndroid端末で動作しています。

さらに、SIMフリー機種もFeliCa(おサイフケータイ)対応が増えてきました。

SHARP AQUOS
HTC U12+
Xperia XZ Premium
OPPO R15 Pro
そして
Pixel 3

特に
OPPO R15 ProPixel 3のFeliCa(おサイフケータイ)対応は大きなインパクトになるでしょう。
OPPOのライバルHuaweiも搭載してくるかも知れません。

そうなるとSIMフリーは、「FeliCa(おサイフケータイ)」が使えない
という状況が変わる可能性があります。

国内がQRコード決済に傾く中、海外のスマートフォンメーカーが「FeliCa(おサイフケータイ)」が対応するという現象が発生してきました。

OPPO R15 Proは、この秋の超オススメ高機能スマートフォンです。

[amazonjs asin="B07G7CPZYF" locale="JP" title="OPPO R15 Pro 【国内正規品】6.28インチ/SIMフリースマートフォン/パープル(6GB/128GB/3,430mAh/Felica/IPX7搭載) 875215"]

どうなるのか?

QRコード決済は、正直、普及するかどうかわかりません。
公共交通機関で使えるというFeliCa(おサイフケータイ)のようなメリットがないからです。

さらに

QRコード決済を表示してというようなアプリを立ち上げたりカメラを起動したりという
面倒な作業がFeliCa(おサイフケータイ)にはないからです。

Suicaでお願いします。

とか

Edyでお願いします

で端末をタッチすればそれで完了です。

アプリを立ち上げてとか、端末をタッチにくらべたら 面倒な作業がFeliCa(おサイフケータイ)にはないからです。

FeliCa(おサイフケータイ)とQRコード決済 あなたは、どちらを使いますか?

コンビニの決済一覧をみてください。

コンビニのレジに貼ってある決済の一覧を見てください。
Suika,Edy,QuickPay,nanaco,waon,Apple Pay,Google Pay
こんなもんじゃないですよね

もっとあります。

ここにQRコード各社の表が並ぶとしたら

混乱の極みだと思いませんか?

まとめ

ガラパゴス諸島は、絶海の孤島である。

ガラパゴス諸島は本土から約 1,000 km 離れたところにある、太平洋に浮かぶエクアドル領の火山群島です。野生生物の観察において世界有数のスポットのひとつに数えられ、その孤立した島々には、他に類を見ないさまざまな植物種や動物種が見られます。チャールズ・ダーウィンは、1835 年にガラパゴス諸島を訪れて動物相の観察をしたことにより、進化論の着想を得たといわれています。
ウィキペディアより抜粋

ガラパゴス諸島に上陸するときは、消毒など厳しいルールが待っています。

日本も「日本語」というガラパゴス的な言語体系よその国にはない特性で世界中からは、ガラパゴスと言われても仕方がないと思います。

しかし、ガラパゴス諸島と違い、外国から 土足で文化や商品などが大量にやってきます。

その商品たちは、最初、自国の標準のまま持ってきたわけですが、最近は、日本の状況に合わせてくるようになってきました。
そこで成功したものが、日本市場を握るわけです。
iPhoneしかりPixelしかり、中国のスマートフォンさえも日本に合わせてきました。

一方、日本は、外国に合わせようとしてもがき続けています。

日本市場のモバイル決済の戦いも同じような様相になってきましたが、、日本で発達したFeliCa(おサイフケータイ)ではなく QRコード決済という古い技術で対応しようとしています。

さてさて、この「QRコード決済」来年の今頃、どうなっているでしょうか?
こんなに種類を増やして大丈夫?
しばらく様子見かなと個人的に考えています。

スポンサーリンク

独自ドメインがずっと無料!国内シェアNo.1

-IT小僧の時事放談
-, ,

Copyright© IT小僧の時事放談 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.