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IT小僧の時事放談

「総務省 vs 携帯電話会社 2018年秋の陣」決着 携帯電話料金「分離プラン」提供を義務化「電気通信事業法の改正案を閣議決定」

2019年3月6日

ついに昨年夏からの総務省 vs 携帯電話会社の戦いが決着が見えてきました。

政府は5日、携帯電話料金の引き下げに向けた電気通信事業法の改正案を閣議決定した。回線契約とセットにした端末値引きを禁止し、端末代金と月々の通信料を切り離した「分離プラン」の提供を義務化することが柱。販売代理店の不適切な営業を規制し、消費者保護も充実させる。今国会での成立を目指す。
日本の携帯料金は諸外国と比べ高額だと指摘される。総務省はNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの大手3社による寡占で競争が働いていないと判断。料金プランの複雑さを解消し、通信料を比較しやすくすることで格安スマートフォン事業者を含めた競争を促す狙いだ。
共同通信
https://this.kiji.is/475455415050519649

今回のIT小僧の時事放談は、
「総務省 vs 携帯電話会社 2018年秋の陣」決着 携帯電話料金「分離プラン」提供を義務化「電気通信事業法の改正案を閣議決定」
と題して、
総務省による携帯電話会社に関する圧力?の決着による携帯電話料金、スマートフォンの購入が今後どうなるか
について考えてみよう。

小難しい話を解りやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

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「総務省 vs 携帯電話会社 2018年夏の陣]

もともと、菅官房長官からの「ひとこと」ではじまりました。
内容は、

「日本の携帯電話代金は、諸外国に比べて高い」
「4割安くなるはずだ etc」

からはじまり、準備していたかのようなw「総務省」の携帯電話会社(docomomau,SoftBank)に対して圧力がかかりました。
詳しくは、以前、当ブログで書いたので経緯などについては、そちらを読んでいただくとして
今回は、今後どうなるのか?

について考えてみます。

総務省 vs 3キャリア(docomo,au.SoftBank) 秋の陣が開始されました。

「今よりも4割程度下げる ...

スマートフォンを安く使うためにできた支払い方法

キャリア(docomo,au,SoftBank)からスマートフォンを購入する場合いくつか方法があります。
おさらいをこめて見てゆきましょう。

スマートフォンと通信費用を組み合わせ

月々の通信料金を値引き(1500円程度)
そのかわり、条件付き

スマートフォンを24回、48回払いにして、48回の場合、2年後に残金を無料にする代わりに
新端末を購入、旧端末を下取りに出す。

ということで見かけ上、実質半額程度でスマートフォンを使えることになります。

この場合、高価なスマートフォン(例えばiPhoneなど)も入手しやすくなります。

分離プラン

今回、閣議決定された分離プランは、すでに各社がはじめています。

スマートフォンの値引きなし、分割はあるけど、最後まで払え!
そのかわり月々の料金が多少安い。

すでに各社で対応しています。
docomo with
SoftBankは、系列のY!mobileで実施中

auは、分離プランはありません。
携帯電話料金を安くする auピタッとプランがありますが、スマートフォン代金と分離はしていないのです。

詳しくは、それぞれのページで確認するとして、条件があるのが特徴です。

docomo with

docomo withは、docomoが指定した端末を購入した場合が条件です。
指定されている端末の主力は、ミドルからローエンドモデルです。

  • 型落ちのハイエンドスマートフォン
  • 低価格スマートフォン
  • 高年齢者向けのスマートフォン
    そして
  • 在庫整理っぽいバーゲンセール商品

と限定されています。
ただし、このdocomo withは、これら指定のスマートフォンを購入したからと言って必ずそれを使わなくてもよいのです。
手持ちのスマートフォンが、docomoの回線が使えれば「差し替えて使っても問題なし」

中古端末や、Amazonんどで購入したSIMフリーのスマートフォンでも使えるのです。
これは、ある意味、docomoの良心

初期にインストールされている、docomo製のアプリを消す手間もありません。
そうです「画面を動き回る、あの羊さんともオサラバ」です。

キャリアメール?
そんなの使わなければいいのです。
どうしても使いたい人は、docomoの端末を使いましょう。

docomo with
https://www.nttdocomo.co.jp/charge/docomo_with/

auピタットプラン

分離プラントしてauピタットプランというプランがあります。

通信料金を押さえるために、データ利用量に応じ料金が段階的に変わるプランです。
「1,980円~」なんて広告が出ていますが、これは、最低料金と諸条件をクリアした場合のはなしで
例えばこのようになっています(2019年3月5日現在)

~1GB
1980円だけど2年めから 2980円

1GB超~2GB
2980円だけど2年めから 3980円

2GB超~3GB
3480円だけど2年めから 4480円

3GB超~5GB
4480円だけど2年めから 5480円

5GB超~20GB
5480円だけど2年めから 6480円

この金額は、以下の3つが含まれています。

  • 基本料金(通話にかかる料金)
  • ウェブ使用料(ウェブを使用するための料金)
  • データ通信料(通信にかかる料金)
    ※通話プランは別です。

月の通信量が、1G未満なら安くなりますが、最低価格の1980円にするのは、以下の条件があります。

  1. 通話プランは1回5分以内の国内通話が無料になる「スーパーカケホ」を選択。
    (1回5分以上の通話やSMS送信は一切しない)
  2. 最初の1年間だけ(「スマホ応援割」を適用)
  3. auのブローバンド回線も契約し、「auスマートバリュー」を適用
  4. 「2年契約」必須
  5. 月間で使用するデータ容量は1GB以下に抑える

もう一度よくみていただくとわかりますが、安いのは、1年目だけで2年目以降は、+1000円という仕組みです。
結局。月の支払いは、4000円以上になり、ここにスマートフォンの支払いが生じます。

見かけ上だけであんまりお得ではないですね。

IT小僧は、ポケットWi-Fiを持っているので月の通信量を1Gで契約しています。

auピタットプラン
https://www.au.com/mobile/charge/smartphone/plan/pitatto/

SoftBankは、Y!mobileもあるよ

SoftBank

SoftBankは、ウルトラギガモンスタープラスが、分離プランとなっています。

ウルトラギガモンスタープラス
https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/data/ultragiga-monster-plus/

これは、大容量のデータ契約です。

Y!mobile

そしてサブブランドのY!モバイルは、スマホプランという定額プランを用意していて、
これは、「分離プラン」になります。

通信容量別にS/M/Lの3つのタイプが、通信量でそれぞれ、2G、6G、14Gとなっています。

また、特典としては、以下のものがあります。

  1. 1回につき10分間の国内通話かけ放題付き
  2. 1年間は基本料金が1,000円引き(ワンキュッパ割)
  3. 2年間は通信容量が50%増量(データ増量オプション)
  4. 「Yahoo!プレミアム」会員の月会費462円(税抜)が永年無料

条件は、

  1. 契約期間は2年間の自動更新
  2. 高速通信容量を使い切ると最大128kbpsの低速に
  3. 1回10分を超える国内通話は20円/30秒の通話料が発生

通常料金は、以下のようですが、2年間の特典があります。

S(2GB) 2,980円
契約後2年間は、1,980円 通信量 3GB

M(6GB) 3,980円 
契約後2年間は、2,980円 通信量 9GB

L(16GB) 5,980円
契約後2年間は、4,980円 通信量 21GB

スマートフォン代は、完全分離で別で支払いです。

スマホプラン
https://www.ymobile.jp/plan/smartphone/?ref=toprecoshinki

完全分離に向けて

docomo

現在 docomo withという分離プランを展開していますが、これが、続くかは不明
さらに完全分離プランを出してくる可能性があります。

その場合、スマートフォンの割引がないため、高価なスマートフォンは売れなくなるでしょう。
ハイエンドのスマートフォンしかない、iPhoneとXperiaは、大打撃必須、Huaweiは、20 liteなどのミドルクラス(3万円以下)があるので問題なし

というようにメーカーによって廉価版がないとシェアを落とす可能性が大きいです。
「スマートフォン代金の補填がなくなるわけではない」
という含みのあるコメントが出ていますが、どうなるかは、不明です。

au

auピタットプランという分離プランがありますが、今の所
コメントは、出ていないので不明です。

auは、金融業界に進出したいので目がそっちに向いている状態なのだろうか?

SoftBank

分離プランのウルトラギガモンスタープラスがあるよ!

そして
子会社のY!mobileの分離プランもあるで、突っぱねる可能性あり。
SoftBankのギガ放題は、多くの通信を使う人にとって魅力ありです。

事実上、使い放題のPocket WiFiも月に3000円~4000円程度料金がかかるので
1台のスマートフォンでたくさん使いたい人は、SoftBankのギガ放題は、魅力です。

業界は、変わるのか?

ここからは、IT小僧の予想です。

  1. 高額スマートフォンは、売れなくなる。
  2. iPhone、Xperiaは、シェアを落とし、ミドルレンジのスマートフォンが売れる。
  3. iPhoneは、ミドルのスマートフォンに移るか、型落ち、中古市場から調達する人が増える
  4. Xperiaは、ミドル端末をキャリア販売しないと、かなり厳しくなり、撤退もあり得るかも
    5Gまで頑張るとIT小僧は、思っているけど、今のままだと売れない。
  5. 格安SIM(MVNO)は、キャリアの値下げで経営圧迫、大手しか生き残れない。
    IIJmio,UQmobile,Y!mobile,LINEモバイルなど独立系大手とキャリアの関連会社は、生き残れるでしょう。
  6. 楽天モバイルは、楽天が、第四のキャリアとなったときどうなるか不明
    もしかしたら、現 楽天モバイルのユーザーを楽天キャリアに強制移動があるかも知れない?
  7. SIMフリー端末が売れるでしょう。
    特にSHARPは、キャリア版、SIMフリー版の両方で展開しているのが強み
    HuaweiとともにSHARPは大躍進する。

まとめ

携帯電話料金「分離プラン」提供を義務化「電気通信事業法の改正案を閣議決定」

現在、キャリアは、スマートフォンの大安売りを展開しています。
docomo,Softbankは、iPhone、Google Pixel3を目玉商品として値下げ構成をかけています。
auは、沈黙しているのですが、どうしたんでしょうか?

auは、この春、QRコード決済を登場させるのでその準備が忙しいのでしょうか?
それとも
auフィナンシャル・グループとして携帯電話より金融に力を入れているから?
どちらにしろ auは、他の2社に比べて静かな3月のような気がします。

「総務省 vs 携帯電話会社 2018年秋の陣」は、決着
総務省の優勢となっていますが、ただものじゃない携帯電話会社ですから「新しいプラン」を策定中と思われます。

そもそも、菅官房長官が、
「民間企業の対して4割下げる余地がある」
というのは、言い過ぎです。

「分離プランの義務化」が決定したわけなので
これを受けて携帯電話会社が、どのような対応をしてくるか注意深く見守りましょう。
新しい情報がはいったらまたブログにまとめます。

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