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IT小僧の時事放談

携帯電話料金は、4割安くなるんだろうか? 分離プランにしたらどうなる!

2018年9月9日

総務省や政府筋が、携帯電話会社に対して強気です。

「Appleに対して 端末購入補助に関して独占禁止法違反だぞ!」
公正取引委員会

「携帯電話料金は、4割安くなるんじゃないの?」
菅官房長官

中古スマホのSIMロック解除義務化
総務省

格安スマホ「速度差別」禁止
総務省

最近やる気をみせている、総務省、公正取引委員会
(菅官房長官は、いつもやる気ですが・・・)

そのため、キャリアと呼ばれるdocomo,au,SoftBankの携帯電話料金に対する姿勢が変わってきました。
今回のIT小僧の時事放談では
携帯電話料金は、4割安くなるんだろうか? 分離プランにしたらどうなる!
と題して
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにしました。

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最後まで読んでいただけたら幸いです。

携帯電話料金の複雑怪奇

携帯電話料金って複雑だと思いませんか?
よく比較サイトで見かけるけど、比較サイトですらあのややこしさですから、お店などで相待しながら購入すると
さらに専門用語や「月月割」などという奇妙な言葉が登場します。

「わけわからん」
「気がついたら値段が決まっていた・・・」
「なんとか割ってなんだ?」

スマートフォンを契約するまでに面倒な説明が延々と続きます。

「そんな面倒な話は、いいから 結局、月の支払いは、いくらなの?」

と言いたくなるのを堪えた経験ありませんか?

とにかく携帯電話料金は、複雑すぎる。

その理由は、スマホの価格を通信料金に潜り込ませて 見かけ上安く見せかけたり
系列会社の契約がされていれば割引するという
見かけ上安くみせるテクニックなのです。

ですから、端末の料金は実際にはいくらなのか?
電話代はいくらなのかよくわからない状態になっています。

料金シミュレーションのススメ

一番手っ取り早いのが、携帯電話会社の料金シミュレーションを使うことです。
この料金シミュレーションは、お店でも使っていたりするすぐれものです。

次の更新時までに、料金シミュレーションを実行してください。

docomo
https://www.nttdocomo.co.jp/charge/simulation/structure/

au
https://www.au.com/mobile/simulation/

SoftBank
https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/products/#/

新規、MNP(携帯電話会社変更)、更新と3つあります。
※店員さんでも料金のすべてを把握しているかどうか疑問なところもあります。

このシミュレーションである程度の料金が分かったら、そのままオンラインで申し込むか、
この情報をスクリーンショットなどで撮影してお店に出向きましょう。

欧米のスマートフォン事情

欧米の携帯電話事情は、キャリアと呼ばれる電話会社とスマートフォンを製造販売している会社が分離しています。
・携帯電話製造販売会社(Huawei、Apple、Samsung、Motorola他)
電話機を販売する。通信業者との契約などは、原則なし

・携帯電話接続会社
通信や通話のサービスだけ提供し、携帯電あの販売は、原則していない。

消費者は、携帯電話会社からスマートフォンを購入しキャリアと契約してSIMカードと呼ばれるものを受け取り
購入したスマートフォンに自分でSIMカードをセットして使う。
というのが基本です。

スマートフォンは、家電、通販、空港、駅などでも売っています。
SIMカードも同じように街のいたるところで販売していてクレジットカードで購入するなどで簡単に契約できます。
通信の契約は、月々の契約やプリペイド形式など多種多様なものが販売されています。

例えば、旅行者は、一定額の通信料金が設定されたSIMカードを購入して自分のスマートフォンにSIMカードをセットして使うというのが一般的です。

フランスに行ったら Free のSIMを買え

フランスのFreeという通信会社は、以下のプランを販売しています。

通話とSMSが無制限+4Gのデータ通信が100GB(その後は速度制限)
1か月で
19.9€ (2500円程度?)
しかも日本には固定電話であれば無料!

どうですか?
めちゃくちゃ安くないですか!

これが、世界の通信事情なのです。

これだけの恩恵を受けられるからこそ、自分でSIMカードを交換もしますよね。
iPhoneを購入すると虫ピンのようなものが入っていますが、あのピンは、SIMカードを交換するためのものなのです。

Freeのホームページ
https://www.free.fr/freebox/index.html

分離プラン

分離プランとは、携帯電話の端末価格と通話や通信などの使用料を分離した料金プランのことである。
海外では、端末を端末製造メーカーが販売し、通信キャリアが通話や通信のサービスを提供しており、利用者はあらゆる端末から選んで購入し、複数のキャリアから選んで契約できる、完全な分離プランの形態をとっているところも多い。日本における分離プランとは、端末代金と通話・通信サービス料を分離して請求することとなっている。これは、通信キャリア側が端末販売店に対し、端末が売れたり契約が取れたりした場合に支払っていた販売奨励金を、利用者の通信料金から回収するなどして端末価格と通信料金の内訳が不透明だったことから、総務省が導入を提言したシステムである。
分離プランにおける端末代金は割賦による支払いが一般的であり、これにより利用者の携帯電話の買い替えサイクルが長くなってしまう、というデメリットも指摘されている。
KDDI 分離プランの説明

基本は、

電話代は、値引きがないけど、通信量を下げますよ

ということです。

総務省に言われてかどうか知りませんが、docomo,au,SoftBankも分離プランを出しました。

docomo with

https://www.nttdocomo.co.jp/charge/docomo_with/

条件:指定された機種の購入が条件
割引:基本料金から1500円を割引

例えば
シンプルプラン+SPモード+ベーシックプランの場合
980円+300円+2900円=4180円
ここから 1500円を引くと
4180円-1500円で月々 2680円

これに端末代金が加算されます。

auピタットプラン/フラットプラン

https://www.au.com/mobile/charge/pr/newplan/

条件:指定された機種の購入が条件
割引:月額使用料 1980円 2年目から2138円

例えば
auピタットプラン1G+LTE NET
3480円

これに端末代金が加算されます。

Softbank ウルトラギガモンスター

割引:50G+SNSフリー+動画(指定サービス YouTubeあり)で最低 3480円
ただし、系列会社の光ネット、家族4人が条件

これに端末代金が加算されます。

お得のように見えて・それほどでもないよ

例えば
docomo withの場合
月々 2680円の場合、通信料金が1Gの場合で計算しています。
でも1Gなんて、動画一本見たら吹っ飛びます。

auピタットプラン/フラットプラン
通信料金が1Gの場合で計算しています。
でも1Gなんて、動画一本見たら吹っ飛びます。
さらに2年目以降は、プラス1000円

Softbank ウルトラギガモンスター
光ネットと家族4人じゃない場合、6480円 しかも2年目以降は、プラス1000円
条件付きすぎます。

一見、通常の料金より安く使えるように見えますが、諸条件が揃っていなかったり、通信量が極端に少なかったり、これまでとあまり変わっていないと個人的に思います。

いろいろなサイトで条件を弄り回して安いとか安くないとか言っていますが、分離プランという名目を保つために作ったとしか思えないのです。

フランスのFreeの料金体系と比べたらわかりますよね。
あちらは、

通話とSMSが無制限+4Gのデータ通信が100GB(その後は速度制限)
1か月で
19.9€ (2600円程度?)
しかも日本には固定電話であれば無料!

そしてもっとも大きな違いは、キャリアの指定された端末の購入が条件になっています。

スマートフォンを別に購入してSIMカードを契約するという形式ではありません。
必ず、スマートフォンを購入しないとダメなのです。

これで分離プランと言えるのでしょうか?

本当の分離プランは、MVNOでしかありえない

MVNO 格安携帯とか格安SIMとか言われていますが、低価格のスマートフォン通信業者です。
MVNOは、docomoやauやSoftBankから通信回線を借りてそれを販売しています。
そのため、接続エリアは、docomoやauやSoftBankと変わりありません。
違うのは、スピードです。

docomo,au,SoftBankから借りている回線を契約者が使うため回線の太さに限りがあります。
基本、docomo,au,SoftBankよりスピードが遅いです。

しかし、ニュースや天気予報、ブラウザなどを使う程度では、あまり影響はありません.
YouTubeなら問題ありません。

IIJmio 音声通話機能付きSIM「みおふぉん」 1,600円~

IIJmio

MVNOで信頼できるといえば、IIJmioです。

IIJmioは、フルMVNOと言って回線を借りているだけのMVNOと違って、自社でいろいろなプランを構築したりSIMカードの発行をすることもできます。
これは、技術力だけではなく、資金力、信頼性も認められた企業という指標になります。
取り扱っているスマートフォンの種類も多く、はじめてMVNOを契約する時に一緒に端末購入もできます。

MVNOで信頼を重んじるとしたら、IIJmioを積極的に選ぶ理由となります。

サブブランド

MVNOで、au,SoftBankの系列でサブブランドと呼ばれている会社があります。
このサブブランドは、他のMVNOに比べて回線スピードが速く、その分 通信料金も若干高く設定されています。
といっても、docomo,au,SoftBankと比べれば、低価格です。
サブブランドは、現在のところ2社あります。

  1. UQモバイル(au系列)
  2. Yモバイル(Softbank系列)

これらのサブブランでoでもスマートフォンは、販売していますが、回線の契約だけでもできるのでお手持ちのスマートフォンでも使用できます。
つまりAmazonで購入したSIMフリーと呼ばれるスマートフォンや中古販売で購入したスマートフォンでも使うことができます。

では、実際にどのぐらい節約できるかUQモバイルで調べてみよう。

UQモバイル

代表的な料金プランをご紹介します。
おしゃべりプランS 1,980円/月 データ通信月3G
おしゃべりプランM 2,980円/月 データ通信月9G
おしゃべりプランL 4,980円/月 データ通信月21G
すべて、国内通話5分以内なら何度かけても無料という特典があります。

これは、わかりやすい。
そして、docomo,au,SoftBankより確実に安い!

フランスのFreeまでとはいきませんが、かなり頑張っていると思っています。
スマートフォンを賢く使うならどちらを選ぶかわかりますよね。

UQモバイルのページで確認しよう




これが,ほんとうの意味での分離プランと呼べるものです。

UQモバイル 運用例

使っていないiPhone6におしゃべりプランSを契約して子供に持たせる。

会社用の連絡専用としてiPhone SEとおしゃべりプランSを契約

カーナビ兼用として低価格のAndroidを購入してデータ専用プランで運用

docomo,au,SoftBankより料金が安く、比較的スピードが速いUQモバイルだからこそ
iPhoneだけではなくAndroidのスマートフォンと組み合わせが自由にできます。

最初から販売されているスマートフォンを選ぶのではなく、用途と予算で自由に組み合わせをすることができます。

自分は、iPhone SEとの組み合わせで仕事用とプライベートのスマートフォンを分けて運営していました。

総務省の思惑でiPhoneの値上げもあり得る。

今年に入ってから総務省や政府筋が、携帯電話会社に対して強気な発言や指導が続いています。

中古スマホのSIMロック解除義務化
総務省

格安スマホ「速度差別」禁止
総務省

「携帯電話料金は、4割安くなるんじゃないの?」
この発言で総務省が一気に動きだしました。

今回の分離プランもその動きの一つです。
要は、スマートフォンを正規の値段で売りなさい、そのかわり、通信料金を下げなさい。
ということです。

正規の値段の半額程度でiPhoneを使えるのは、日本だけです。
これは、世界的に見れば異常なことなのは、間違いありません。

この総務省の方針が続くとこのようなことが予想されます。

  • 携帯電話会社が、実質価格と称して半額程度で売ってはいけない。
    となると
  • iPhoneの実質値段が上昇するために 2年毎にiPhoneの買い替えが減ります。
  • Androidも同じように高価なスマートフォンが売れなくなる。
  • 中古市場でスマートフォンを求める人が増える。
    ※中古スマホのSIMロック解除義務化は、この伏線かも知れません。

このようなことが起こるような気がします。

まとめ

猫の目のような契約プランがコロコロと変わるdocomo,au,SoftBank3社の料金体系
先月契約した人は、得で今月は、損したとか、もう混乱の極みです。

スマートフォンと通信料を分けることでスマートフォンの割引をしないという分離プランが、3社から出てきました。

docomo,au,SoftBankの分離プランを検証してみたのですが、全員がお得になるということではありません。
もちろん、条件が揃えば、お得になるのですが、その条件のハードルが高いので正直、今までのプランのほうが安いということもありえます。

ならば
好きなスマートフォンを調達してUQモバイルで契約したほうが、
お財布に優しい本当の意味での分離プランになるはずです。

例えば、iPhone SEを購入して UQモバイルで運用する。
など色々な組み合わせを考えることができます。

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