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IT小僧の時事放談

米国テック企業の明と暗 株式市場から垣間見える栄枯盛衰


日本ではあまり報道されておりませんが、Tesla(テスラ)社のCEO薬物疑惑が起きている。

Apple(アップル)は、Vision PROでYouTubeなどでは大騒ぎをしていますが、2023年第1四半期(10~12月)決算の売上高と利益の伸びが落ちてきています。

Microsoft(マイクロソフト)、meta(メタ)は、2023年第4四半期決算で大幅に上昇中
Microsoft(マイクロソフト)は、時価総額でApple(アップル)を追い抜き「世界で最も価値のある企業」となっている。

今回のIT小僧の時事放談は
米国テック企業の明と暗 株式市場から垣間見える栄枯盛衰
と題して株式からみた米国テック企業について考えてみよう。

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2023年第4四半期決算

2023年第4四半期決算で米国テック企業で明暗が分かれた。

成長が止まってきた? Apple(アップル)

Appleにとって好ましくないニュースがながれている。

米国の投資銀行大手パイパー・サンドラーは1月4日、英金融大手バークレイズに続いてアップルの投資判断を引き下げ、アップルに弱気な見方を示す企業に加わった。これを受け、アップルの株価はさらに下落した。

ハーシュ・クマール率いるパイパー・サンドラーのアナリストは、アップル株の評価をオーバーウエイトから「ニュートラル」に引き下げ、アップルが競合をアウトパフォームするとはもはや考えていないことを示唆した。

バークレイズも2日にアップルの評価を中立からアンダーウエイトに引き下げ、目標株価を160ドルに設定していた。パイパー・サンドラーの目標株価は205ドルと、バークレイズよりもはるかに楽観的だが、それでもアップル株は、この報告を受けて4日午前の取引で1%以上下落し、約182ドルに沈んだ。

アップルの株価は4日連続で下落しており、年初からの下落幅は約5%に達している。

記事:Forbes
アップルに相次ぐ「格下げ」、株価下落で時価総額23兆円が消失
https://forbesjapan.com/articles/detail/68368
2024.01.05

2023年第4四半期決算で投資家の売上高が市場予想を上回る

アップルが2月1日に発表した2023年第1四半期(10~12月)決算は、売上高が市場予想を上回り、iPhoneの販売不振に対する投資家の懸念を和らげたが、売上高と利益の伸びは競合のマイクロソフトらを大きく下回った。

同社の2023年最後の3カ月間の売上高は1196億ドル(約17兆5000億円)、一株当たり利益は2.18ドル(純利益合計339億ドル)を記録し、ファクトセットがまとめた市場予測の売上高1180億ドル、一株当たり利益2.10ドル(利益合計327億ドル)をともに上回った。

記事:Forbes
アップルが決算で減速鮮明、マイクロソフトやグーグルと大差
https://forbesjapan.com/articles/detail/68917
2024.02.02

一息ついたけど Microsoft(マイクロソフト)やGoogleに比べると低い。

原因は、主力 iPhoneの売上が落ちていることで 年間では6%増に落ち込んでいる。
また、折りたたみ式スマホの人気、中国メーカーのファーウェイが市場に復帰

それに加えて
iPhoneの新型モデルで大幅な刷新が行われない
年間では6%増にとどまっており、昨年度のアップルの売上高の約5分の1を占めた中国での売上高は年間で15%減少

iPhone 15の発売時の売れ行きは好調で、予約注文分は完売した。しかし、アップルの他のハードウェア部門は、ここ最近顕著な売上の低下に直面しており、Macの売上高は前四半期に34%減少

記事:Forbes
アップル株が2%下落、iPhone出荷台数「15%減少」予測で
https://forbesjapan.com/articles/detail/68874
2024.01.31

アップル(Apple)は、iPhone依存から抜けきることができす、他のハードウェアが落ち込んでいる。

と投資家はみているようだ。

アップルの2022年12月期からの売上高と利益の伸びは、それぞれ2%と16%で、同期間のマイクロソフト(売上高18%増、純利益33%増)やグーグル(売上高13%増、純利益52%増)をはるかに下回っている。

記事:Forbes
アップルが決算で減速鮮明、マイクロソフトやグーグルと大差
https://forbesjapan.com/articles/detail/68917
2024.02.02

と言っても 1196億ドル(約17兆5000億円)という数字は半端ない
新デバイス Apple Vision Proが、売上が落ちてきたiPhone二変わることがあるかどうか注目です。

iPhoneの売り上げが伸び悩む一方、サービス部門の売上高が過去最高の231億2000万ドル(約3.4兆円)を記録するなど好調を維持している。
サービス部門は、粗利率がハードウェアより高いため力を入れている。

V字回復? Meta(メタ)

一方、低迷が予想された Meta(メタ)ですが急激に上昇モードに入り始めた。

フェイスブックの親会社メタが2月1日発表した2023年第4四半期決算は、純利益が前年同期の約3倍の140億1700万ドル(約2兆500億円)となり、四半期ベースで過去最高を記録した。

メタの第4四半期の1株当たり利益は5.33ドル、通期の1株当たり利益は14.87ドルと、アナリスト予想の4.82ドルと14.81ドルを上回りともに過去最高を記録した。

記事:Forbes
メタが好決算で株価急騰、時間外で過去最高の「時価総額1.1兆ドル」
https://forbesjapan.com/articles/detail/68922
2024.02.02

メタの株価は2022年11月につけた底値から300%以上急騰

という驚異的な回復を見せている。

メタの時価総額は史上初の1兆ドル達成まであと2%に迫っており、アップルやマイクロソフト、サウジアラムコ、アルファベット、アマゾン、エヌビディアに続く、1兆ドル超えの企業になろうとしている。時価総額が約9850億ドルのメタは、世界で7番目に価値のある企業

記事:Forbes
メタの株価が劇的回復、「時価総額1兆ドル」まであとわずか
https://forbesjapan.com/articles/detail/68680
2024.01.22

主な要因として
損失の大きいモノを切り、次の引き出しを増やそうとしている

2万人以上の人員削減、不採算部門のカットし人工知能(AI)に重点を置くことが評価されている。

世界一へ マイクロソフト(Microsoft)

マイクロソフト(Microsoft)は、好調で時価総額でアップル(Apple)を抜こうとしている。

マイクロソフトの時価総額は、11日の市場でアップルを抜き、2年強ぶりに首位を奪還した。アップルの時価総額は現状で約2兆9000億ドルで、マイクロソフトはそれよりも高い3兆ドル台を維持し続けている

記事:Forbes
アップル株が2%下落、iPhone出荷台数「15%減少」予測で
https://forbesjapan.com/articles/detail/68874
2024.01.31

こちらは、Office、Crowdが好調の上AIを前面に出してOfficeに組み込んでいる。

ビジネス現場で圧倒的なシェアを取っているので今後も成長することは予想される。

苦悩する テスラ(Tesla)

一方 テスラ(Tesla)は厳しい局面に入り始めた

テスラの株価は米国時間2月5日に昨年5月以来の最低水準に下落した。イーロン・マスクの電気自動車メーカーに対する2024年の厳しい売りが続いている。他の大手技術株と比べて、テスラの勢いは失速している。

テスラの株価は一時6%安の175ドルまで下落したが、市場終値では3.7%安とわずかに回復した。このため低迷する自動車業界の巨人の年初来の損失は27%に達した。

記事:Forbes
テスラの株、9カ月ぶりの安値に マスクの言動がまたも「暗雲」に
https://forbesjapan.com/articles/detail/68981
2024.02.06

欧州や米国でも電気自動車の勢いは失われつつある。
環境に良い、CO2削減 というアピールもメッキがはげてきたようで頼みの中国の経済悪化も悪いニュースとなっている。

さらに

イーロン・マスク氏、テスラの一部取締役と共に違法薬物使用-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-04/S8BIUYDWRGG000

なんてニュースも流れ始め 逆風状態

これは、会社と言うよりイーロン・マスク氏の言動に問題ありと指摘しているところもある。

まとめ AIバブルの懸念

今回は、米国テック産業の現状を株式市場からみてきました。

アップル(Apple)、マイクロソフト(Microsoft)、メタ(Meta)、アマゾン(Amazon)、グーグル(Google)と世界中のテック産業のトップを抱えている米国が圧倒的な支配力をもつのはあたりまえで、日本のIT産業は、彼らのプラットフォーム上で戦うしかない。

現在、AIバブルとも言えるスタートアップ企業が続々と誕生し一気にのし上がる状況で まさに アメリカンドリームそのものである。

ただ、市場関係者では、AI市場が一気に加速しているので

AIバブルの懸念

という声も聞こえ始めている。

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