収益絶好調のAppleです。
凄い売上ですね。
でも「昨年から何か変だ」とお気づきの方いらっしゃると思います。
収益の7割近いiPhoneで
「あり得ないバグ」
が連発しています。
今回の「IT小僧の時事放談」は、「林檎の木の下で♪ Appleに何がおきているのでしょうか?」と題して「最近のアップル製品の問題点」について考えてみました。
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目次
トラブル続きのiPhone
昨年から今年にかけてiPhoneのトラブルが続いています。
- iPhone 7の“圏外の問題”で無償修理プログラム開始
- iPhone Xの着信時にディスプレイ表示が遅延、「電話が取れない」との報告が多数。Appleは調査中
- iPhoneが再起動を繰り返す不具合
- iPhone Xの画面に緑色の縦線が表示される問題が発生
- iPhone X、頻繁にフリーズが起きる不具合が多発している模様
- iPhone Xに電話がかかってきた着信音のあと、ディスプレイ表示が最大10秒遅延して応答できない
- iPhone 計算機で1+2+3=24になる。
書ききれないのでリンクを張ります。
iPhone Mania 不具合
昨年後半から急に増えてきました。
iPhone X絡みの問題が多いのは、新機種の影響もあると思いますが、問題なのは、障害のレベルです。
・電話が受け取れない。
・再起動を繰り返す。
・圏外になる。
これらは、電話としての機能に問題が出ているということでスマートフォンとして致命的な現象です。
まるでAndroidの2.3前後に発生した事象のような状況です。
Androidは、バージョンアップ毎に安定度を増してきて6.0以降は、機種によりますがOSの安定を保っています。
自分も3年ほど前は、毎日、再起動していたAndroid端末も最近は、OSのバージョンアップ以外は、再起動しなくなりました。
Macintoshお前か・・・
iPhoneだけかと思っていたのですが、Macintoshも致命的なトラブルが続いています。
- macOS High Sierraサプリメンタルアップデート〜脆弱性に対処
- 最新版macOS High Sierraに脆弱性、パスワードなしで管理者以上の権限
- 最新版のmacOS 10.13.2にバグ、パスワードなしで一部の設定変更が可能
セキュリティ問題、しかも基本的で致命的な問題が続けて発生してしまいました。
root(特権ユーザー)のセキュリティで技を仕掛けなくても「簡単に突破できる」なんて
世にだしてはいけないレベル
直せばいいという問題ではありません。
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Appleで何がおこっているのか?
資金は潤沢、内部保留も十分、事業も順調
「人材不足で後まわし」なんて、どっかの「仮想コイン屋さん」では、ないのですから
このミスの連続は、ダメです。
特にMacintoshのセキュリティ問題は、最初のバグもダメなんですが、そこで問題が提示されたわけですから、他の問題点に気が付かなかったのでしょうか?
Appleは、ハードからソフトウェアまで自家製なので「寄せ集めた部品で組み上げる PC」よりトラブルが少ないはずです。
iPhoneも同様に自社専用の製品で構成されているものがおおいので、トラブルが少なくなるはずです。
ですから通常ならば、Apple製品は、他社より安定するはずです。
このような問題が多発する要因は、組織がうまくまわっていないとしか思えません。
縦割り組織
横の連携なし
部署の秘密主義
通常考えられる理由は、このあたりだと思います。
しかし?
それだけでしょうか?
あまりにも初歩的なミスの連続は、かなりの危険信号です。
iPhoneで言えば、まだ「一部の機種」「一部の端末」で済んでいますが、これが「すべての機種」に影響がでないとは言えません。
Androidの場合は、最初が酷かったため、安定するだけで評判が上がりますが、iPhoneの場合、最初が安定していたため逆に問題が多発するのが目立ちます。
今、Appleは、「危険な兆候」が出ているのかも知れません。
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コストカットばかりが目立つけど
儲かっているから、株主は何も言わないと思いますが、そういうところから崩壊が始まることはよくあります。
携帯電話の王者 NOKIAもたった10年足らずで 落ちぶれてしまいました。
BlackBerryもオバマ大統領の頃は、絶好調だったのに今は、見る影もありません。
CEOの実績は、凄いと思います。
瀕死の状態のAppleを救ったジョブズというカリスマの後をうけて、これだけの規模にしたわけですから何も文句はありません。
テクノロジーで売っているAppleの製品レベルが落ちてきているのは、明らかです。
イヤホン端子を外したのは、薄型にすると発表していますが、あまり厚さが変わっていません。
自分は、単にコストカットだと思っています。
数千万台売れる商品で数円のコストを削ることでどれだけの利益が生まれるか考えてみてください。
在庫管理のプロであった今のCEOならば、十分やることでしょう。
イヤホン端子を無くして、自社のAirPodsが売れれば相乗効果で儲かります。
Appleが儲かるのは、コストを安く押さえて高く売る。
という商売の鉄則を守っているからです。
最近は、新しい技術の発表も少なくなりました。
他でやっていたことをブラッシュアップして付加価値で売るものばかりです。
これは日本がこれまでやってきた経済成長モデルそのままです。
日本は、経済成長とともに「お金儲けが正義」となり その先にバブル崩壊で致命的なダメージを受けました。
未だに這い上がれない状態です。
※バブルと一緒に男たちも落ちぶれています。
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まとめ
「今、Appleで何がおきているのでしょうか?」
バブル崩壊を防ぐため「一度立ち止まって原点に帰る」ことをしてもいいんじゃないでしょうか?
アップル製品から完全に離れた
「自分を再び引き寄せるような製品」
を生み出してほしいと願っています。
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