世界中の通信メーカーが最先端のデバイスを発表することで注目のMWC Barcelona 2023 が開催さえrています。
世界中の通信機器メーカー、キャリア、周辺機器メーカーなどが集まって展示会やカンファレンスを行うイベントである 今年は、2月27日~3月2日に開催されました。
今回は、数多くの発表の中で NOKIAに注目
今回のIT小僧の時事放談は
NOKIA 修理可能な低価格スマートフォンに注目 MWC Barcelona 2023
と題して ハイスペックだけではない 次の世代のスマートフォンを模索しているNOKIAについて語ります。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
MWC Barcelona 2023
ガジェット好き、モバイル好きには、今さら説明することもありませんが、
モバイル業界最大級のイベントMWC Barcelona 2023 が開催されました。
今年は、3年ぶりに現地開催で多くの人が集まりました。
この人も登場したりして注目すべきイベントとなりました。
スペイン・バルセロナで開催中の「MWC Barcelona 2023」の2日目に当たる2023年2月28日(現地時間)、楽天シンフォニーがイベントを開催し、楽天グループ会長兼社長の三木谷浩史氏がサプライズ登壇した。
さて IT小僧が注目したデバイスの話をします。
丸められるスマートフォン
Motorola Rizr
水冷式スマートフォン
OnePlus
ARメガネ
Xiaomi Wireless AR Glass Discovery Edition
など興味深いデバイスの中で気になったのは、NOKIA でした。
NOKIA
NOKIAは、携帯電話時代の王者と言っていいぐらい 世界中の携帯電話市場で大きなシェアを持っていました。
※日本は、なぜか? シェアを取れなかったけど
IT小僧もNOKIA端末を3台使用していて その小さく、美しく機能的なデザインが大好きでした。
さて、NOKIAは、その後 スマートフォンの時代に乗り遅れ モバイル部門をHMD Globalという企業が引き継ぎました。(要は、売却というわけですね・・・)
HMD Globalは、NOKIAのブランドを大切にしながら スマートフォンを発表していますが、今回発表したのは、これまでの路線とは違い
169ポンド(約28,000円)という低価格デバイスでした。
IT小僧のNOKIA愛については、3年前に記事にしてあるので 興味がありましたら呼んでやってください。
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Nokia G22
2023年 NOKIAが発表したスマートフォンは、
Nokia G22
価格は、169ポンド(約28,000円)という低価格デバイスでした。
プラスチック製のボディ
解像度720x1600ピクセル(HD+)
アスペクト比20:9
ピクセル密度270ピクセル/インチ(ppi)
6.5インチタッチスクリーンディスプレイ
オクタコアUnisoc T606プロセッサ
4GBのRAM
64GB/128GBの内蔵ストレージ
カメラ性能は、
5000万画素(F1.8)のメインカメラ
200万画素(マクロ)
200万画素(深度)のトリプルカメラ
フロントカメラは800万画素(F2.0)。
控えめといえば控えめスペックですが、日常生活に必要十分です。
しかし、このNokia G22 は、修理可能な低価格スマートフォンとしての機能が組み込まれていました。
修理可能なスマートフォン
ハードウェア修理支援会社 iFixit との連携でユーザー自身の手で
背面カバー、バッテリー、画面、充電ポートを取り外して交換できるようになっています。
つまり、壊れたらパーツを取り寄せて修理する バッテリーが劣化したら バッテリーを取る寄せて入れ替える
という作業が自分でできるようになっています。
以前、当ブログで
持続可能なスマートフォン(Sustainable Smartphone)としてFairphoneを紹介したことがあります。
Nokia G22は、Fairphoneと同じ思想をもったスマートフォンなのです。
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Nokia G22については、米国 CBCが特集を組んでいました。
https://www.cnbc.com/2023/02/25/hmd-global-launches-nokia-g22-repairable-smartphone.html
修理する時代
スマートフォンの価格が高騰しています。
iPhoneも10万円を超える価格になってしましました。
こうなると 簡単に買い換えるわけにもお財布事情から厳しくなってきました。
ミドルレンジのスマートフォンでもよいのですが、それでも数年でバッテリーの劣化がはじまります。
そうなると 昔のガラ携のようにバッテリー交換ができればと思うのですが、スマートフォンの場合、スペースの問題で簡単には交換できなそうです。
そこで Fairphoneと同じように Nokia G22は、ハードウェア修理支援会社 iFixitの修理道具、解説書などが提供され、壊れたパーツを購入し修理して長く使う というスマートフォンになります。
日本の場合、修理屋さんに持って行ってバッテリー交換などをしてもらうわけですが、修理屋さんが、遠くまで行かないとないような場所では、自分で修理した方が早いというわけです。
HMD Global の製品マーケティングの責任者である Adam Ferguson 氏は、このプロセスは、古い電話を新しいものに交換するよりも平均で 30% もコストがかからない
さらに
スマートフォン企業は、電子機器をより持続可能にするよう規制当局から圧力を受ける中、携帯電話の寿命を延ばすための取り組みを強化
という欧州の意向に答える形で生み出されました。
あのAppleでさえ 欧州では、2021 年 11 月に、顧客が部品を購入して自分のデバイスを修理できるようにするセルフサービス修理プログラムを開始することを決定しています。
日本でもiPhoneの修理をする会社が出てきたのは、この流れに沿ったことだと思います。
修理できる者は修理して使おう
このごく当たり前のことが、やっとスマートフォンに該当してきたわけです。
使い捨ての時代は終わり
スマートフォンもある程度成熟してテレビやラジオのように一定の基準を満たしたものが、安価で売られています。
ハイスペックを要求するようなゲーム、ハイスペックなカメラが必要でなければ 日常塚院スマートフォンは、数万円で十分の性能を持っています。
SHARP AQUOSシリーズが売れているのも みんながみんな ハイスペックなスマートフォンを必要としていないということの証拠です。
また、これまで Androidデバイスのアップデートが、数年で終わってしまうというのもGalaxyシリーズ、Pixel氏リースのように5年以上セキュリティアップデートを行うメーカーが出てきました。
まとめ
Nokia G22が日本販売されることはないだろう。
iPhoneが少なくなったとは言え、半数近い人が使っている。
では、そのiPhoneの性能を使い切っているのかというとそんなことはなく、大抵のことは、Nokia G22で事足りるでしょう。
スマートフォンも飽和状態になっている今の時代、ひとつの方向性を示してくれているのが、Nokia G22であり、以前紹介したFairphoneなのです。
残念ながら この2つのスマートフォンは、日本では正式販売は、されておりません。
修理して長く使う という文化は、日本でも長い間伝えられてきた文化でした。
しかし、環境問題が叫ばれている中この2つのスマートフォンが日本でなぜ販売されていないか?
このあたりでスマートフォンとの付き合い方を再考する時期になっているのかも知れません。