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IT小僧の時事放談

カセットテープの復活の兆し 暖かいアナログの音に注目

2023年7月24日

ソニー CDラジカセ レコーダー CFD-S70 : FM/AM/ワイドFM対応 録音可能 ホワイト CFD-S70 W

カセットテープと音楽 いえば、ウォークマン
未だに中東に旅行で私達日本人を見つけると
「SONY」「WALKMAN」という文字や言葉が出てきているのも事実

そんなブランドなのに今やブランドも消えかかっているような気もする。

今回のIT小僧の時事放談は、
カセットテープの復活の兆し 暖かいアナログの音に注目
と題して、カセットテープが、海外でブームになろうとしているのに日本メーカーは、動こうとしていない。

どうせブームなんだから と言っているうちに気がつくと中国に先を越されている。
そんな繰り返しが続くのであろうか?

カセットテープについて考えてみよう。

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20年の沈黙

カセットテープが全盛時代だったのは、昭和の時代
1970年代から普及しはじめ、それまでレコードしかなかった音楽媒体として爆発的に増えていった。

全盛期は、ラジカセというラジオとカセットテープが一緒になった音楽デバイス?が普及、CDが登場してからも音源を手軽に録音することができる便利な媒体として使われていた。

また、英会話などを録音して発音を確かめたり、ビデオデッキが普及する前は、テレビの音を録音したりと大活躍していた。

そんなカセットテープもCD、DVD、ハードディスク、メモリーなどに媒体が変わり、ついには、ストリーミングという音源を保管しないものが主流となっていった。

こうなるとカセットテープのアナログ的でテープが伸びるなどのように決して長期保管に適していない媒体は消え去る運命となった。

WALKMAN

カセットテープにCDから音楽を録音、編集、セットリストを作る。

TUBEの楽曲にも
「カセットに詰め込んで♪」
なんて歌われたり、生活の中に密着していたカセットテープ

その頂点を極めたのが、SONY WALKMAN 

カセットテープをヘッドフォンで聴くというスタイルを定着させ、ファッションの一部、文化となって世界に広まっていった。
伝説的なCMを見てみよう

そのWALKMANもApple社のiPodの登場で影が薄くなってしまいました。

いまでも、WALKMANのブランド名を冠したハイクオリティメモリーオーディオ機器として販売していますが、スマートフォンで音楽を聴く時代では、一部の音楽ファン以上の需要はないだろう。

そのWALKMANは、
2019年7月1日にウォークマン発売40周年を迎え、銀座ソニーパークで9月1日まで記念イヴェントを開催していた。
懐かしのWALKMAN第一号などが展示されていたが、リバイバルとして販売はされなかった。

カセットテープなんて古臭く時代遅れなものは、SONYの気を引かないらしい。

カセットテープ ブーム

カセットテープは、20年ほど、無視されてきました。
CDでさえ主流から降りようとしている時代、カセットテープが、本格的なブーム再来となろうとしています。

「そんなの聞いたことなないし、テレビでもやっていない」

ま、日本ではまだですが、例えば

英国でのカセット販売数は過去10年で最高水準

英国レコード産業協会(BPI)によると、英国では19年1月から7月にかけて35,000本の音楽アルバム カセットテープが売れ2018年にくらべてほぼ2倍の伸びを見せている。

「2019年末までには75,000本くらい売れるだろう」
アルバムセールスを集計する「オフィシャル・チャート・カンパニー」ロブ・コプシー氏

参考までの「オフィシャル・チャート・カンパニー」集計によると
2019年1月から7月までで最大のヒットとなったカセットテープは、

1位 ビリー・アイリッシュ『When We Fall Asleep, Where Do We Go?』「デビューアルバム限定版ブラックカセット」で、4,000本
2位 キャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメンの『The Balance』で3,000本
3位 マドンナの『Madame X』
4位 ルイス・キャパルディの『Divinely Uninspired To A Hellish Extent』
5位 ホージアの『Wasteland Baby!』

たがが、数千本でブームというのは大げさだと言う人もいますが、まったく市場に出てこなかったここ20年を考えると年ごとに加速して売れるということは、無視できないであろう。

ストリーミングというサービスがあるのに?

現在の音楽の殆どは、スマートフォンなどを介したストリーミングというサービスである。
そこには、ジャケットも歌詞カードもすべてデジタル

実際に物があるわけではありません。

しかし、人間というものは、贅沢で「やはり目に見えるものが欲しくなる」傾向がありそうです。
デジタル世代にとって「カセットテープ」という物体は、未知のものであり、不思議な媒体に映るらしい。

そこには、綺麗に印刷されたラベルが貼ってある。
いまのところは、コレクションアイテムとして実際にテープを聞く人はあまりないかも知れない。

日本で盛りあがるか?

東京・中目黒にあり、カルト的な人気をもつカセットテープとレコードの専門店「Waltz」は、有名でテレビなどで紹介されたこともあります。
カセットが所狭しと並び、新しいアルバムも入荷している。

この「Waltz」では、製造中止したカセットプレイヤーも販売していて「ラジカセやWALKMAN」も売れていいると言います。

アナログな世界が求められる

中古レコードも販売しているところがあり、レコードプレーヤーも製造しているところがあります。
同じ用にカセットレコーダーを製造しているところもあります。

すべてがデジタルの社会になると、揺り戻しがあると思われます。
そもそもアナログな生き物がデジタル社会に適合するには、必ずストレスが溜まるハズ
人間だって、同じことで どこかでアナログな世界でバランスを取る必要があると思っています。

だから、デジタルデトックスとかデジタルウェルビーイングというものが唱えられてくるのです。

同じ用に音楽もデジタルだけではなく、アナログな世界は、いつになっても求められます。
だからクラシック音楽は、いつまでも愛されると考えられます。

CDからはじまったデジタル音楽もアナログなカセットテープを求める人が増えるのは、デジタルとアナログのバアランスに起因するものなのでしょう。

WALKMAN

WALKMAN発売40周年のときに
「WALKMANの記念モデルを発売する予定はいまのところない」
SONY広報担当者は、はっきりと言っています。

国内でカセットテープの入手が困難なことで取りやめたと思いますが、古いカセットテープを大事に持っている人も多いはず。
限定生産でよいので販売すれば 結構話題になったと思います。

WALKMANの記念モデルを限定販売したら
「世界中に 初代WALKMAN発売」
というニュースが飛び交ったはず。

それは、どんな広告費より大きな宣伝になるはずです。

ちょっと もったいない気もします。

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でもソニーさん、 40周年記念モデルで音源に合わせたカセットテープのスクリーンセーバーを再現
音源が最高レベルだと メタルカセットになります。

なかなか やりますね

まとめ

日本でカセットテープの復権が起こるかどうかわかりません。
世界的にもまだ一部の地域だけのブームでしょう。

しかし、現存する多くのカセットテープたちが「ただのゴミ」になる前に再び光が当たる世界が来れば
なんでもデジタル一色な今の時代に「おだやかな世界」を取り戻せるようになるかも知れません。

デジタル一辺倒な仕事をしてきたから 余計そう思うのかなと最近考えています。

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