※本ページはプロモーションが含まれています

IT小僧の時事放談

ファーウェイ(Huawei)のバックドアを仕掛けたと告発した米企業

2021年8月17日

ファーウェイと米中5G戦争 (講談社+α新書)

アメリカ・カリフォルニア州に本拠を置くソフトウェア会社・Business Efficiency Solutions(BES)が2016年にパキスタンの警察が主導するプロジェクトにおいてHuaweiと提携したところ、企業秘密を盗まれたとして、2021年8月11日(水)に訴訟を起こしました。申し立ての中でBESは、Huaweiがソフトウェアシステムにバックドアを作成したことも主張しています。

今回のIT小僧の時事放談は、
ファーウェイ(Huawei)のバックドアを仕掛けたと告発した米企業
と題して THE WALL STREET JOURNAL(US)に掲載された記事からピックアップしてみました。

スポンサーリンク

米国でメジャー系メディアが報道しています。

2021年08月16日
Huaweiが政府のソフトウェアシステムにバックドアを作成したという告発

アメリカ・カリフォルニア州に本拠を置くソフトウェア会社・Business Efficiency Solutions(BES)が2016年にパキスタンの警察が主導するプロジェクトにおいてHuaweiと提携したところ、企業秘密を盗まれたとして、2021年8月11日(水)に訴訟を起こしました。申し立ての中でBESは、Huaweiがソフトウェアシステムにバックドアを作成したことも主張しています。

UNITED STATES DISTRICT COURT CENTRAL DISTRICT OF CALIFORNIA(PDFファイル)

またこのニュースは、THE WALL STREET JOURNAL(US)にも掲載されています。

Huawei Accused in Suit of Installing Data ‘Back Door’ in Pakistan Project

パキスタンのプロジェクトでデータ「バックドア」をインストールしたとしてHuaweiが告発

Huawei Technologies Co.と米国を拠点とする小規模な請負業者との間の長期にわたる論争が米国連邦裁判所にエスカレートし、請負業者はHuaweiがその技術を盗み、機密性の高い法執行プロジェクトに「裏口」を構築するよう圧力をかけました。

請負業者であるカリフォルニア州ブエナパークに本拠を置くBusinessEfficiency Solutions LLC(BES)は、カリフォルニア州地方裁判所で水曜日に提起された訴訟で、Huaweiが市民と政府に関する機密情報にアクセスできるようにするシステムを中国に設置することを要求したと述べています。

この事件は、Reutersや他のメディアでも取り上げられています。
Huawei accused of stealing trade secrets, spying in Pakistan | Reuters

Huawei stole our tech and created a 'backdoor' to spy on Pakistan, claims IT biz • The Register

どんなバックドアだったのか

カリフォルニア州サンタナの地方裁判所に提出された申し立てによると、2016年にパキスタン・ラホールの警察と法執行機関に新しいテクノロジーを導入するために立ち上げられた政府のプロジェクトで、BESはHuaweiと提携してソフトウェア開発を行いました。「PPIC3」と呼ばれるこのプロジェクトは、もともとHuaweiがパキスタン政府から請け負ったものでしたが、「技術的な能力」が足りないとして、BESの提携が決まったとのこと。プロジェクトでHuaweiに支払われた金額は1億5000万ドル(約160億円)だといわれています。

パキスタン政府から依頼された開発は以下の8項目

  1. 国民のIDカード・税関・携帯電話会社・地価税・移民・パスポートなどの情報を保存する「データ交換システム(DES)」
  2. 建物のセキュリティやアクセスを管理する「建物管理システム(BMS)」
  3. 警察が使う車や道具などを管理する「リソース管理システム(RMS)」
  4. 警察のネットワークからの静止画や動画を管理する「デジタルメディア・フォレンジック・センター(DFC)」
  5. 職業訓練や支援に利用する「学習管理システム(LMS)」
  6. インターネット(ソーシャルメディア)や出版、放送を監視するための「メディア監視センター(MMC)」
  7. 警察が現場で使う車やPC・ボディカメラなどを追跡するための「緊急指令・車両監視(ECV)」
  8. リアルタイム監視が可能な産業レベルのドローンを管理する「無人航空機(UAV)」

Huaweiが受注しBESがその下で開発を進めていました。

Huawei ⇒ BSEに対して
「テストのためにソフトウェアの情報を送って欲しい」

BSE ⇒ Huawei
「試験が終わった後に情報削除という取り決めで情報を送信」

Huawei 
「テストが終わった後にBESの技術の使用権限を停止」
「BESの企業秘密や他の知的財産を入手」

その後

Huawei
「BESのソフトウェアシステムを利用、パキスタンの国家安全保障にとって重要なデータ、パキスタン市民に関する個人データを収集・閲覧する『バックドア』を確立」
※BSE側の主張

パキスタン当局
「BESの主張について調査を開始」

BSE
「私たちのチームはこの告発を調査、Huaweiに説明を求めています」

BESのシステムをHuaweiが悪用しパキスタン政府の情報を盗む仕組みを構築したのではないか?

BESのCEOであるJaved Nawaz氏のインタビュー
「Huaweiはパキスタンの承認を得たという証拠を示しませんでした。そしてBESは強制的にバックドアをインストールさせられました」
と語っている。

裁判中

裁判中なのでこの先は、不明?です。

米国企業がHuaweiの下請けをしていたという事実も驚くべきことですが、自社のツールなどのノウハウを渡してしまうのも疑問
Huaweiが実際にバックドアを仕掛けていたかどうかは、今後明らかになると思いますが、

そもそも 米国とHuaweiの状況でいっしょに仕事するか?

と思えるのだが、日本もやらかしているんだろうね
LINEをはじめ カネにしか興味のない企業は、相手がどこでも構わない。

あの楽天だって中国のネット企業テンセント(騰訊控股)と資本提携したためにこんなことになっている。

2021年4月22日
日米両政府が、経済安全保障の観点から楽天グループ(以下、「楽天」という)を共同で監視する方針を固めたと報じられた。
中国共産党人民解放軍と近い関係といわれるテンセント(騰訊控股)が、その子会社を通じて、3月31日に楽天の3.65%の株式を保有する主要株主となったことが原因

まじで カネのためなら国のことなどどうでもいい連中

失礼

ビジネスを進めている企業が多いわけです。

参考+引用:Gigazine

独自ドメインがずっと無料!国内シェアNo.1

-IT小僧の時事放談
-,

Copyright© IT小僧の時事放談 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.