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IT小僧のブラック時事放談

化石のような自社開発システムをゴミ箱に捨てよう

2023年6月21日

システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ (日本経済新聞出版)

あなたの会社には、会社独自で開発したシステムってありますか?

例えば、サービスの決済システム、社内業務、給与管理などなど
自社で構築したシステムのことを指します。

社員管理とか、給与管理なんてすでにサイボウズとか、ミロク情報サービスの製品を使えば、なんの苦労もせずにすぐに稼働できるのですでに多くの企業が使っていることと思います。

しかし、ある企業の話ですが、10年前に構築したネットサービスの決済システムを未だにつかっているところがあるんです。

今回のIT小僧のブラック時事放談は。
化石のような自社開発システムをゴミ箱に捨てよう
と題して、自社開発したゴミのようなシステムをすべて削除しようというお話です。

どこからもおカネをもらっていないので ずばり ぶった切ります。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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化石のようなシステム

みずほ銀行に関する話題を当ブログで何度か取り上げました。

みずほ銀行システム統合 16年目の春を迎えられるか?

みずほ銀行が誕生したのは ...

続きを見る

また、何十年も使っている京都市のシステムについても同じように取り上げました。

京都市が117億円投じた30年もの基幹システム刷新を中断

京都市が、NEC製メインフレー& ...

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どちらも予算の都合などでシステムの更新、刷新を行わず「ほったらかしておいたら 同仕様もなくなった」という実例です。

みずほ銀行は、それでも10年以上かけてシステムを再構築した結果、トラブルを起こしていましたが、京都市は、手つかずのままらしいです。

このまま、未来永劫、何十年前のものを使い続けるのでしょうか?

JALは、思い切って、スペインの航空業務のパッケージに切り替えて 表立ったトラブルはなさそうです。

航空産業も基幹系のクラウドの時代「JALCOM」&「JALPAS/I」を「Altea」に完全移行

「沈まぬ太陽」という映画 ...

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こういうように古くなったシステムを使い続けて 立ちいかなくなった企業とパッケージを使って一新した企業が目立ってきました。

ある事例 誰も引き受けてくれなくなった

先日、当ブログで記事にしました。

開発会社に逃げられて誰も面倒をみてくれなくなったシステムの話

ある 友人からこんな話を ...

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プラットホームの更新を怠り、すでに保証の亡くなったデータベース、ミドルウェア、開発環境となってしまったシステムのことです。

すでに開発、保守業者も数度入れ替わり、ついに引受先がみつからないまま宙に浮いています。
入れ替わりの原因は発注側の訴訟問題が要因なので そこを知っている開発会社は、受けないでしょう。
まさに身から出たサビというやつです。

最大の問題は、プラットホームの更新を怠りというところで

アップデートしたらトラブルが出るので バグやセキュリティに問題のあるプラットフォームをアップデートしなかった。

ということが原因です。

そのため、新しい環境(例えばAWS)に移行しようとした時

「そんな 古いOS ないよ」
「そんな 古いDB ないよ」
「そんな 古いJava ないよ」
「そんな 古いミドルウェア ないよ」

とサポート切れのプラットフォームを対応していくれるところがありません。

開発・保守会社の候補に連絡しても「お断り」「莫大な見積り(意図的お断り)」でどこも引き受けてくれない。
と担当者が嘆いていました。

そりゃ、開発会社も下手に引き受けて責任を取らされ、訴訟騒ぎになりたくないわけで
かつて金融システムのエンジニアであったIT小僧からみても

そんな ヤバい 会社にに近寄るな
と言うことでしょう。

契約するまで天使の顔 契約後は悪魔に変異する ブラック企業にご用心

会社で仕事をするというこ ...

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でも 解決方法ってあるんですよ

ごみ(古いシステム)は、ゴミ箱に捨てれbいいだけです。

自社で開発するメリットなし

ネットサービスをする会社ならば、サービスの充実と拡大に力を入れるべきで決済システムなど接続業者のサービスに任せればいいだけのことです。

例えば、
ネットショップだったら

Shopify 
https://www.shopify.com/jp

オンライン総合決済サービスだったら

GMOペイメントゲートウェイ株式会社
https://www.gmo-pg.com/

など いくらでも専門サービスが見つかります。
自社で開発費用、保守費用を出してまで独自システムなど持つメリットはどこにもありません。

例に上げた、化石のような決済システムでは、広告計測の取得が入っているようですが、今や素人が考えたそんな時代遅れなものより、GoogleのAnalyzeを使ったほうが、100倍もまともな数値が出てくるでしょう。

そもそも、10年前広告分析など今やなんの役に立たない

ことは確実でそんなものを維持するために自社独自のシステムなど保持意味がわからない。

ネットサービスに全パワー

10年前の決済システムを後生大事に使うよりも

本業のネットサービスの拡充とレベルアップを目指すべきです。

あるものを使いコストとリスクを下げるために旧態依然としたサービスも含めてゴミ箱に捨てるべきである。

そこを理解していない経営層、システム担当責任者は、すぐに職を辞するべきである。

きついことを言いますが、会社の存亡にまでかかわることだと思っています。

チャンスを逃す経営判断

余談ではありますが、あるネットサービス企業では、最近までiPhoneのアプリを提供しませんでした。

理由は、

Appleに手数料を払いたくなかったから・・・
ということでチャンスを逃していました。

また

Google Playに手数料を払いたくなかったから・・・
ということで野良アプリを未だに提供しています。

こんなことができるのは、Appleに喧嘩を売っても儲かっている
Fortniteで有名なEpicGames社ぐらいということを覚えておいてください。

そして、今頃になって AppStoreとかGoogle Playとか騒いでもすでに手遅れです。

もうみなさんおわかりですよね この会社の運命が・・・

まとめ

ネット社会は、異常なスピードで進んでいます。

日々新しいサービスが登場する中でネットサービス会社が生き残るためには、すでに存在しているサービスを利用して余計なコストとリスクを削減して本業に力を入れるべきです。

自社で開発するということが、大企業がエンジニアを抱え込んで進んでいますが、それは「本業」のことであって、決済システムを構築しているわけではないのです。

そこんとこをきちんと考えないと

化石のようなシステムに引きずられたまま、沈んでしまうことが確実です。

みなさんの会社では、いかがですか?
化石のようなシステムが存在していないでしょうか?

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