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IT小僧のブラック時事放談

予算都合でプロジェクトのスケジュールを決めるな! こんな会社には近づいてはならない。

2020年12月22日

紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本

先日、現役エンジニアの友人からある話を聞きました。

「それ 俺ののブログで記事にしていい」
「ああ イイよ 実名にしなければ」
「ありがとう 年末でネタに困ってたから助かるわ」
「そんな事例 腐るほどあるぜ 特に年末になると増える」

今回のIT小僧のブラック時事放談
予算都合でプロジェクトのスケジュールを決めるな! こんな会社には近づいてはならない。
というお話です。

今回も自ら刃を受けながらブログにまとめました。

最後まで読んでいたけたら幸いです。

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個人と企業のネットサービスの違い

個人が、アプリなどを作るのならば、個人の思いつきでも問題ありません。
しかし、企業がネットサービスを立ち上げるとなると開発費にかかる費用も個人とは比べものになりません。

また、ライバルになりそうなサービス状況を調査したり、市場調査したり、広告戦略などある程度時間がかかるわけです。

というわけで、企業がネットサービスを始めるには、それなりの手続きとコストが発生します。

しかし、今回はちょっと様子が違うようです。

突然発生した案件

友人のITエンジニアは、12月のある日、かなり前にお付き合いしたことのある企業に新規案件があるからという話で訪問しました。

そこで話が出てきたのが、来年、新サービスを計画しているので見積をしてくれないか?

ということで 営業担当が説明をはじめました。

その内容は、
音声ストリーミングという「ありきたりの内容」だった。

内容の説明が続くのですが、友人曰く

「まだ内容が、はっきりしていない」
「なにより サービス名も決まっていないし、ターゲットも決まっていない」

と感じながら、話を聞いていたところ

「納品は、来年の2月末でサービスインは、遅くても3月中旬にオープンしたい」

友人は、耳を疑いました。

手元にある資料は、「ボヤッ」とした概念図だけ

サービス名どころか、規模も決まっていない。
デザインも荒削りで素人のお絵かき程度

決まっているのは、クラウド会社と「来年の2月末納品、3月」というスケジュールだけでした。

「これで見積をだしてくれ」

と営業担当

「このスケジュールでは、無理ですね」

と友人
「いやぁ そいう言わずに少し高くてもいいから 見積がほしい」

友人もIT業界が長く、

「ヤバい仕事に鼻が利きます」
また会社で決済権を持っているので、彼の決定で売上が大きく変わるので慎重です。

「これだけの情報で見積をだすのは、難しい」
「せっかく お声をかけていただいたのに申し訳ない」
彼は、はっきり先方に伝えたらしい。

「なかなか受けてくれないところが多くて困っている」
と担当者がポツリと言った。

そりゃそうだろ!

そんなヤバい案件受けるのは、頭の悪いIT屋しかいないだろ

決算期に合わせてスケジュールを組んだらしい

顧客は、自社の決算期に合わせてプロジェクトを立ち上げたことがわかってきました。
つまり、2月納品が必須で支払いは、決算締切の3月オープンが最優先だったらしい。

適当に概要を作っておけば、開発会社が「良きに計らえ」とやってくれるものと思っているらしいし、これまでもそうやってやってきたらしい。

こういう会社は、絶対に近づいてはいけません。

結局、急いで作ったものに対して

「2月の納品には、ここまででいい」
といいつつ

「なんで中途半端なんだ この機能もあの機能もない」
と言い出すに違いない。

また、仕様が曖昧なので

「この機能は追加してえもらわないと困る」
「こんな機能もないのか・・・」

と契約時の話を反古にすることは間違いない。

そもそも、発注側の頭の中にないものをどうやって開発するのだろうか?
そこのところを知りたい。

断るわ こんな案件

友人は、きっぱり、お断りしたそうです。
見積りをつくるにも工数が発生するし、こんな危険な仕事をすることもない。

それでも彼は、丸くなった。以前なら

「あんた バカか? 発注側で完成形のイメージもないどころか骨格もない そんなんでよく 見積もりくれ なんていえるんだ」
「そんな案件 バカしか受けねぇよ」

と言って出ていったとか行かないとか・・・

結局その案件は、どこかのWebデザイン会社が受けたらしいことをあとから聞いたそうです。
そこが、どれぐらいのスキルを持っているかは、わかりませんが、ご愁傷様です。

まとめ

日本の経営者の中には、システムは、限りなく無料(ただ)と思っている人たちがいます。

システムは、魔法の壷からでてくるわけでもないし、魔法の杖を振ったらできるものではない。
人が、命を削って?(はちょっとオーバー化)造りあげることは今も昔も同じこと
(数年先はAIが勝手にやっているかどうかわかりませんが・・・)

見積りを1円でも安くするのは、経営者としては当たり前の行為ですが、できないこものはできないと契約しないと必ず事故になります。
しかし、そんなクズ案件を安請け合いする会社もあることは事実

友人は、おそらく影で

「あの会社は、金額が高くてダメだな」
「それにくらべて こっちは、安いし文句を言わない」

と言われていることでしょう。

だから、こんな案件が続くのです。

「システムは、カネがかかるということを昭和の時代で止まっている経営者は、絶対に理解できない。」
これまでの経験で嫌というほど経験してきました。

そういう、経営者に
「カネをケチれば、それなりのものしかできないし、カネを生み出すネットサービスなど絶対にできない」
ということを教えても無駄である。

こういう会社には、絶対に近づかないようにしてください。

もしIT小僧がその現場にいたとしたら

「仕様も決まっていないこととスケジュールがタイトというより無理で他でも受けつところはないですよ
7月サービスインで4千万円なら受けまっせ・・・」

なんて言うかも知れません。

絶対に断られるだろうな・・・

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