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IT小僧の時事放談

「Google I/O 2019」開催 Pixel 3aの発表ばかり注目されるけど「Building a more helpful Google for everyone」ここが一番大事なこと

2019年5月8日

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Googleが開発者カンファレンス「Google I/O 2019」がはじまった。
https://events.google.com/io/

2019年5月7日(米国時間)から5月9日までの3日間にかけて
カリフォルニア州マウンテンヴューにあるGoogle本社で開催される開発者会議は、Googleの最先端技術が披露される重要な会議です。

マスコミでは、 Pixel 3aという4万円代のスマートフォンが注目されていますが、実は、そんなことは大した事ではない。

今回のテーマは、
「Building a more helpful Google for everyone」
日本語に訳すと
「すべての人々のためにより役立つGoogleを構築する」

今回のIT小僧の時事放談は、
「Google I/O 2019」開催 Pixel 3aの発表ばかり注目されるけど「Building a more helpful Google for everyone」ここが一番大事なこと
と題して、2019年5月7日(米国時間)のオープニングキーノートで発表されたテクノロジーについて小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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Googleは、何をやろうとしているのか?

Googleは、Webの検索エンジンからはじまり、地図などの世界中の情報をユーザーが簡単に手に入れられるようにすることを目指してきたと思われます。

Googleは、広告事業が、最大の収益です。
その広告事業で得た資金でAIやテクノロジーの研究開発につぎ込み、日常生活が快適になるようなサービスを生み出しています。
Chrome,Gmail,カレンダー,ニュース,Google Photo/Driveなどのクラウドサービスなど数えたらキリがありません。

今回のキーノートを見ていて気がついたことは、世界中にGoogleのサービスを等しく提供しようとしているのではないか?と感じました。

「Building a more helpful Google for everyone」

世界中というのは、地域はもちろんですが、例えば視覚障害者の人たち向けのサービスなども含みます。
これから。いろいろと取り混ぜて解説します。
その中でGoogleが目指しているものはなにか?

一緒に考えてましょう。

個人情報の取扱強化

2019年1月21日にフランスのデータ保護機関であるCNILが、米IT大手グーグルに対して、GDPR違反として5千万ユーロ(約62億円)の制裁金を課すことを発表

2018年5月に施行されたGDPRに言いがかり?をつけられ 巨額の制裁金を命じられたGoogleは、個人情報についてかなり詳細な発表がありました。

例えば、
「Google マップ」で「シークレット モード(英語では、Incognito Mode)」を搭載
地図で検索した場所や経路がアカウントにひも付けられない。

「YouTube」にも「シークレット モード」を搭載
これで「エロい動画」を見ていてもアカウントにひも付けられない。

「個人情報データが自動的に削除される設定追加」

「個人情報絡みの設定がわかりやすく」
他にも多くの個人情報についての説明がされました。

GDPRの制裁が、強まっていることは事実、一方、GDPRは、やりすぎな感じもしています。
あまりやり過ぎると 不便なことも増えてくるわけです。

GDPRについては、以前何度かブログにしたので参考までに読んでいただけたら幸いです。

欧州連合(EU)の欧州委員会は、制裁金ビジネスをしているのではないか?

ITは、立ち遅れ 自動運転も米中に遠く及ばず ドイツ銀行は、破綻寸前 エアバス社は、大型ジェットが売れずに生産中止 自動車は、ルノーは、日産の技術がなければ立ち行かない もはやEUには、 サッカーとツ ...

Pixel 3aシリーズ

マスコミでは、これが一番に取り上げられています。

スマートフォン「Pixel」のお手頃価格版発表

「Pixel 3a」(399ドル、日本では48,600円

「Pixel 3a XL」(479ドル、日本では60,000円

そして予約受付中です。
https://store.google.com/jp/product/pixel_3a?hl=ja-JP

上位モデルである「Pixel 3」の機能を、 ほぼ半額のデバイスに仕立てています。
驚異的なカメラ機能(特に夜景モード)も搭載されています。

削られたものは、主に4つ

  1. インカメラの広角レンズ
  2. ワイヤレス充電
  3. 防水(IPX8)ではなく耐水(IP52)
  4. 背面がガラスではなくポリカーボネート

追加されたもの

  1. ヘッドフォン端子

なんと!
「おサイフケータイ搭載」
さらに
「有機ELディスプレイ」
(若干解像度は落ちています)
そして
ヘッドフォン端子

Googleさん、まじで売り込みに来ていますね。
5万円を切って、「ミラクルなカメラ」おサイフケータイ付きだとかなり魅力的
しかも SIMフリー(ここが重要)で販売!

Pixel 3とPixel 3aの比較サイトは、Google Storeに掲載されているので、確認してください。
一番正しい比較サイトのはずです。

https://store.google.com/jp/magazine/compare_pixel?hl=ja-JP

すでに予約が開始されているので、欲しい人は急ぎましょう。
IT小僧は、Pixel 3を買ったばかりなので見送りです。
※早まったか・・・・

この機能で5万円以下だとこの後に出てくるキャリア版の新製品は、影響がありそうな気がします。
Pixelに関しては、キャリア版ではなくSIMフリー版をオススメします。

ピュアなGoogle端末として使いたいと思いませんか?

Pixel 3の話は、ここまでにして 次に進みます。

Android 10(次期 OS)情報

Android 10については、プレビュー版も出ているので試すこともできますが、今回公式には

Smart Reply

あらゆるメッセージアプリで簡単に返信ができる機能

Live Caption

サウンドがオフの状態で自動的に字幕を入れる機能

個人情報の認証状況を簡単に確認

アプリケーション毎に個人情報の許可状況を確認

ペアレンタルコントロール機能強化

親が、子どものスマートフォン利用時間を管理

Focus Mode

メール、メッセージ、ニュースなどを全オフして、スマートフォンを静かにする。
※Pixel 3シリーズでは、画面をしたにするとあらゆる通知がオフにされます。

折りたたみ対応

折りたたみ式のスマートフォンにOS側で対応

5G対応

第5世代移動通信(5G)OS対応

正式公開は、秋

まだまだ、たくさんあるのですが、続きは、Androidのカンファレンスが行われた後にYouTubeでアップされるはずなので待ちましょう。

プレビュー版が発表されました。

以前から発表されていたのですが、β版が発表されました。

β版は、多くの端末で動作するようになりました。

 ソニーの端末でも

IT小僧は、Essential Phoneも持っているので、β版を入れて試したいと思っています。

もっとも、秋には、正式版が公開されるのでいち早く使いたい方は、Pixel 3/3aシリーズを購入しておくとよいと思います。

秋には、Pixel 4が、登場とも言われているので悩みどころです。

Google Assistant

Google Assistant(アシスタント)が、強化されました。

主な発表は、5つ

  1. 反応速度が、10速くなる。
  2. 「OK Google」(ねぇ グーグル)なんて言わなくてもタスクやアプリの切り替えができる。
  3. 言葉のニュアンスの理解度がアップする。
  4. Personal Referencesモード
    「お母さんの家のあたりの天気はどうなっている?」
    「うちの子の写真をみせて?」
    などのように ユーザー個人に対しての関係性に対応
    ※スマートフォンのみ
  5. Driving Mode
    運転に最適化されたモードに「OK Google ドラうブしようぜ!」で切り替え可能?
    ※スマートフォンのみ

これらの機能は、夏以降に順次リリースされるらしい。
日本語の問題もあるので、日本では遅れる可能性大

Google Duplex

昨年のGoogle I/Oで話題になった

人間のように電話で話し、レストランを予約してスケジュールに入れてくれた
「AIによる音声お店予約」をした あれです。

この機能が「Webで可能」になる。
ということです。

米国では、いくつかの地域で開始されましたが、残念ながら日本では、まだまだ 先の話のような気がします。

Live Relay

世界に4億6,600万人いるとされる聴覚障害者のための機能
「通話する際に音声ではなく文字で入力できる」というものです。

2018年に聴覚障害者のために2つのアプリを登場させました。

  1. Live Transcribe
    音声をテキスト化
  2. Sound Amplifier
    音声信号ノイズ除去

今回登場したLive Relayは、声を出せない人が電話でテキストを音声に変換する機能です。

Live Caption

ライブで音声にキャプション(字幕)を付ける機能を発表しました。

日本語化は、先に話になりそうです。

Nest Hub Max

スマートスピーカーのGoogle Homeからの進化系

今度は、スマートディスプレイ
Amazonの Echo Showのようなものかも知れない。
音声で家電などをコントロールすることが主目的です。

カメラとマイクを内蔵していますが、カメラの停止もできるそうです。

残念ながら日本では、スマートディスプレイ自体が販売されていませんでした。

今回、「Google Home Hub」という旧モデルが販売になりそうです。
値段は、129ドル(約14,200円)となっています。

Building a more helpful Google for everyone

今回のテーマです。
日本語に訳すと
「すべての人々のためにより役立つGoogleを構築する」

ここまで紹介してきたもので何点か該当するものがありました。

Live Relayなどは、その典型的なものだっと思います。
Google Assistantも人の役に立つシステムに成熟してきました。

Googleの凄いところは、最先端のAIを研究室や警察などの機関だけではなく

「日常生活の中で役に立つAI」

として 多くの人が、ごく自然に使えるようになっていることです。

これは、簡単のようで非常に難しい技術です。

キーノート

Googleのプレゼンは、とても面白く 飽きさせない。
開発者会議とうのにわかりやすく、特にCEOのサンダー・ピチャイ氏のスピーチは、わかりやすい。
英語に堪能な人でなくてもある程度理解できると思います。

少し長いので時間のあるときに見てください。

しばらくしたら、翻訳してくれる優しい人も出てくるかも知れませんので「YouTube」で見つけたら再度掲載予定です。

「Google I/O」の楽しい雰囲気が、伝わってくると思います。

まとめ

今回、ブログにまとめたものは、発表されたものの「ほんの一部」です。
Google I/Oは、このあとも続きますので、YouTubeで掲載されるのを楽しみに待っています。

「Google I/O」は、開発者カンファレンスという名前からして「エンジニアがみるもの」というイメージがありますが、特に初日のCEOのキーノートは、わかりやすく解説してくれます。

世界最先端のAIが、生活の中でどのように使われるのか?
とか
スマートフォンの最先端の情報などを確認できます。

Googleの最大の凄さは、最先端のAIを日常生活の中に自然に溶け込ませることのできるところだと思っています。

「こんな凄いものできたから、どや! うちの商品買いなさい!」
ではなく
「AIを使ってこんなことができるようになりました。よかったら使ってね」
という感じです。

追加のニュースは、随時更新してゆきます。

この後、6月にApple社の「WWDC」と呼ばれる開発者会議があります。
「Google I/O」と基本的に似たような主旨のイベントと言っていいでしょう。

「Google I/O」と「WWDC」
この2つをプレゼンテーションや顧客の雰囲気も含めて「文化の違い」を楽しむことができます。

その規模も「Google I/O」の175本の動画がYouTubeを見ていただければわかると思います。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLOU2XLYxmsILVTiOlMJdo7RQS55jYhsMi

ただの製品の発表会となってしまった、Appleの「WWDC」もチェックしてみてください。

Google I/Oリンク先
https://events.google.com/io/

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WWDCリンク先 注意:2018年
https://events.google.com/io/

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