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IT小僧の時事放談

iPhoneの憂鬱 Androidの悲劇


人は、比較することが大好きなので
「自分が所有している」
又は
「推しているもの」
を悪く言われると気分を害します。

人は、誰かと「同じ」ということで安心感を得ます。
特に日本人は、「人と同じもの」を好む傾向があると言われます。

人は、広告の露出が多いものを信じます。
「テレビのCMやワイドショー」
「雑誌や新聞広告」
「インターネットの口コミ」

最近の例で言えば「仮想通貨」です。
「テレビのCMでやっていたから」
とか
「ワイドショーで買えば儲かる風」
「億り人」 などという
くだらないキーワードの乱発
これらの情報で「仮想通貨を買えば儲かる」という
「まやかし」を垂れ流していました。
大切なおカネを失った人もたくさんいると思います。

今回の
「IT小僧の時事放談」では、
「iPhoneの憂鬱 Androidの悲劇」
と題して「iPhoneとAndroid」について考えてみました。

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日本だけ売れているiPhone

日本では、50%を超える人が、iPhoneを使っていると思います。
一方全世界の集計では、90%近い人がAndroidを使っています。

集計方法は、調査機関でまちまちなのでおおよそですが、
日本だけiPhone状態という状況です。

一方、儲け率は、iPhoneが圧倒的です。

この意味わかりますか?
原価の割に高価格で売れているからです。

iPhoneは、高嶺の花

Androidは、2000円~10万円以上まで多種多様です。
iPhoneは、最低でも7万円以上からの値付けで一番売れているのは、10万円前後

多くの国(人口分布)は、iPhoneの値段は、給与より高額な場合がかなり多いです。
信じられないような話ですが、年収の半分より高額なところもあります。

この高額なiPhoneを2年ぐらいで買い替えしている日本市場が特殊なのです。
スマートフォンに限って言えば、恵まれている日本は、通信会社(docomo,au,SoftBank)が、月々の料金に紛れ込ませて安く見せかけています。

しかし
通信会社(docomo,au,SoftBank)は、決して損はしていません、トータルでは、我々からしっかりおカネが回収されています。

スペックで語ることなかれ

iPhoneとAndroidのスペックを調べる時に「AnTuTu」の値を出している人がいますが、基本 iOSとAndroidは、OSの違いが有るわけですから これで比べるのは意味がありません。

また、「AnTuTu」も所詮アプリケーションでOS配下で動作している限り、他のアプリの影響を受けますので「目安」しかも「相対的」なものとして捉えたほうがよいと思います。

仮に「AnTuTu」で数値が良くても遅く感じる場合もあります。
そのあたりは、インターフェイスの出来不出来によります。

そして大事なことは、スペック値など使い勝手に

まったく意味がありません

そんな数値は、自己納得のためだけです。

iPhoneの憂鬱

「実際に待ち時間がかかっても ストレスを感じない」
初期のiPhoneのインターフェイスは素晴らしかった。
これをデザインした人は、神レベルかも知れません。

残念ながら、その シンプルで美しいインターフェイスは、「ゴテゴテと機能追加」でだめになってしまいました。

さらにiOSそのものが、初代の3.5インチディプレイを基本にして設計がされているため、現在の5.5インチでは、使いづらくなっています。
左上から順番に詰めて並ぶアイコンは、片手では使いこなせません。
さらに、iPadは、妙に間の抜けたアイコンの間隔が美しくない。

いい加減、アイコン強制並びは、止めたほうがいいと思うのは、自分だけでしょうか?

iPhone Xのインターフェイスは、間違っています。
「困ったらワンボタンが、iPhoneのいいところ」
なのにスワイプだらけで意味がわかりません。

「慣れればイイ」
ということは
「慣れなければ使えない」と同じことです。
そこは、最初の設計思想のままでいて欲しかった。

「ボタンを押す」⇒「アクションが起こる」
こんな簡単なことがなぜわからない。

なんか、大失敗ゴミ箱?
MacProの匂いがしてきたぞ!

Androidの悲劇

Androidの最初は、酷いものでした。
一日何度もリスタートするほど不安定な状態でバッテリーが持ちませんでした。

特にひどかったのは、国産Android端末!
熱暴走で電源すらおとせない欠陥端末もありました。
国産Androidが衰退した理由はここにあります。
安定していたiPhoneが売れたのは、当たり前です。

今は、見違えるように安定しています。
実際、私が使っているXPERIA XZもMotorola Z Playもリスタートは、ほぼありません。
発熱もそれほどではありません、バッテリーもかなり持ちます。

しかし、初期の国産Androidの悪いイメージがずっと続いています。

これが、今でもAndroidは、安定していない。

といわれる原因です。

キャリアアプリの弊害

Androidの端末をキャリア(docomo,au,SoftBank)で購入すると
キャリアの消せないアプリが大量に入ってきます。

このアプリが、Androidの魅力をダメにしていることは明らかです。
なにしろ、メモリーを食い過ぎ、しかも 使わない物が多い。
スマートフォンの魅力は、使いたいアプリをインストールして使うことですが、使わないアプリを消すこともできるはず。

無効にすることができるのでまだよいのですが、無効にしても貴重なメモリーを消費しています。

キャリアも通信事業だけではなくコンテンツの商売をはじめたため、消せないアプリが増える傾向にあります。

このキャリアアプリが、Androidの軽快さを奪っています。

素に近いAndroidを販売して、必要なひとにだけ インストールサービスすればよいのにと思います。
しかもインストールした人は、多少割り引くとかの特典を加えて
と思ったのですが割引のために削除しますね。

iPhoneは、頑固としてキャリアのアプリを入れなかったのが好感が持てます。
iPhoneの使わないアプリは、Appleの囲い込み戦略なのでキャリアと同じと言えば同じかも知れませんが、キャリアアプリのように「端末の軽快さを奪うもの」ではありません。

SIMフリー端末

AndroidのSIMフリー端末を購入した時に驚きました。

キャリア端末のXPERIA XZより
CPUが2ランク落ちるMotorola Z Playの方が、快適に動作しています。

時々引っかかるXPERIAに対してストレスフリーです。
その後XPERIAは、使わない(使えない)アプリをすべて無効にしたため改善しています。

そして SIMフリー端末は、セキュリティバージョンアップを定期的にやってきます。
OSのバージョンアップもきちんとやってきます。

個人的には、SIMフリー端末を一度使っていただきたいと思っています。
ただし、注意したいのが、1万円以下の格安端末は、絶対に買ってはいけません。
最低3万円以上の端末をオススメします。

SIMフリー端末を使うときは、IIJmioをオススメします。
安定した回線で快適に運営できます。

両方使ってみて思うこと

今のスマートフォンでしたら、どちらかしかできないことは、少なくなりました。

iPhoneは、Appleの囲い込みがあるので、その世界にいれば何のストレスも感じないでしょう。
すべてApple製品で固めればトラブルも少ないです。
問題は、周辺機器が性能に比べて値段が高いことです。

Androidは、自由です。
自由を手に入れる変わりに少し勉強が必要かもありません。
しかし、自分好みに端末を育てることができます。
これは、本当に面白い
一度、パターンが決まってしまえば、iPhoneより使い勝手がよくなります。

使いやすさは、今は、どっちもあまり変わりません。
AndroidもiPhoneのインターフェイスに近いものもありますので、初めて使う人も問題なくなりました。

Appleの世界の中でストレスフリーか?

Androidの自由を楽しむか?

選ぶポイントは、そこだと思います。

まとめ

自分は、現在、Androidに主軸が移っていますがiPhoneも使っています。
iPhoneもAndroidも片方しか使っていない人にとっては、誤解が生じやすい端末だと思います。

ちょっと使った程度だと実際に生活の中での使い勝手は絶対にわかりません。

おカネを出して所有して初めてお互いの欠点やいいところが見えてきます。

ですから、
「どっちが優秀だ」
なんて判定は、人それぞれで 決めつけることはできません。

でも、
「iPhone Xのインターフェイスは、見直してほしい」
と切に願っています。

お願いしますよ Appleさん・・・

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