日本Microsoft、Windows 7/Office 2010サポート終了に向け本腰
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/012303000/?ST=system&itp_list_theme
あなたの努めている会社のパソコンは、いつの時代のものですか?
まさか5年以上前のパソコンでMicrosoft Excel2010とかが動いていたりしませんよね。
パソコンの搭載メモリーが2Gってことはないですよね
未だにExcel2010って もう7年以上前のアプリケーションです。
メモリーが2Gって昨今のスマートフォンよりメモリーが少ないですよ。
経営者がITに興味がなかったり、難しくてわからない
だから「ITの予算を削ります」
こんなこと言っている会社は、先が見えています。
スピードが要求されるビジネスだからこそITで仕事の効率を上げるべきです。
今回の「IT小僧の時事放談」では、「最初にITの予算を削る経営者に未来はない」と題して
「旧世代の経営者が生き残れない理由」について考えてみましょう。
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目次
現状を調べてみましょう
パソコンがなければ仕事にならないのが現代のビジネス
パソコンの性能で業務が効率化できることを知らない経営者が多いと思います。
大手ではなく中規模のワンマン経営者だと「ITに興味がない」「よくわからない」
社員のパソコンが古くなっても気にしない。
そりゃそうです。
「自分で使っていないからわからないのです。」
昭和時代の経営者ならいざ知らず、AIだのIoTだの商売のネタになるものが転がっているこの時代にITの理解不足は致命的です。
そういう会社は、5年くらい前のパソコンでExcel2010、メモリー2G、Windows7なんてとこ多いと思います。
もし、そのような企業でしたら、業種によってちょっと危険かも知れません。
会社の危険信号
- 性能が劣っているパソコンを使っている。
例えば、大きなcsvファイルをひらくのに30分とかかかっていないでしょうか?
5年前のパソコンでメモリー2GのスペックだとCSVファイルが2万件を超えると EXCELで開くのに30分近くかかります。
その間、時間の無駄になります。
開ければよいのですが、開けなかったら 最初からやり直し
これは、社員の能力を無駄にしているということになります。 - 古いアプリケーション
Excel2010ならばまだ良いのですが、その前のバージョンの場合、拡張子が、xlsxなどのフォーマットだったら開くことができません。
そしてなによりセキュリティが怖いです。 - ネットワーク回線が貧弱
社内、社外の回線が細くてスピードが出ない。
特に社内ネットワークが貧弱な場合、「誰かが大量のコピーをしたら他の人が動かない」ことが多々あります。何もゲームがバリバリ動作するパソコンとは言っていませんが、Windows10がまともに動作する8Gくらいのメモリーは最低限必要です。
「動けばイイ」のではなく「快適に動く」ことが大切なのです。
時間は有効なので一回一回の作業の短縮が大事です。
5年前の古いPCでファイルを開くのに1分かかるとします。
一方、ここ1年ぐらいに発売されたPCで20秒でファイルを開くことができたとします。
一日に20回ファイルを開くとしたら
20分 vs 6分40秒
ファイルを開くだけで13分20秒の差ができます。
たかが、13分20秒の差って思わないでくださいね
これは、1人の社員だけで計算したものです。
社員が50人いたらどうなりますか?
ファイルを開くだけで1日に11時間6分40秒の差が生まれます。
パソコンの性能を上げるだけで1人の従業員分の1日+残業代の時間が無駄になっています。
社員のスキルをあげるのではありません。
社員の使っているパソコンのレベルを上げることが、もっとも仕事が短縮できる方法です。
別にオタクじゃなくてもいいんだけど
大量データを取り扱わないならば それほどの高性能なものは、必要ありませんが、せめてOSだけでメモリーを使い切るような状況はいけません。
経営者もオタクレベルまでの知識は必要ないと思いますが、「日経新聞のIT記事」ぐらいは、チェックしてほしいと思います。
努力と根性
オーバー50歳の世代は、子供の頃から「努力と根性」で育ってきました。
自分もその世代です。
学生時代の部活も
「練習が終わるまで水を飲んじゃいけない」
なんてことを今、やっていたら「親御さんから訴えられます。
パソコンとかネットとかなかった時代は、「努力と根性」でなんとかなったかも知れませんが、
今では。こんなもの
「なんの役にもたちません」
今の仕事の上で大事なのは、
「ストレスなき環境」
「高速なネットワーク」
「効率の良いシステム」
「効率の良いビジネスマニュアル」
少しの努力と根性は必要かも知れませんが、根性があっても
2万行のCSVファイルを1分で開くことはできません。
まとめ
今回は、「日本のIT屋一言」ではなく「日本の経営者に一言」になってしましました。
日本の会社では、効率化より「予算重視」になっている場合が多いかも知れません。
予算は、大事です。
しかし、削って良い予算と削って悪い予算があるはずです。
一般的に最初に削られるのは、人、そしてITの順番になっています。
どんなに立派なオフィスでも未だにEXCEL 2010で仕事をしているのは間違っています。
「使えるからイイ」のではなく「より効率的に使えないと意味がありません」
このブログを読んでいる「経営者」の人は、あまりいないと思いますが、せめて「日経新聞のIT記事」ぐらいは、読むようにお願い致します。
思っているより早く
「あらゆる業種にAIが導入」されそうです。
そうなったとき、会社はどうなってゆくのか?
最初にITの予算を削る経営者に未来はありません。
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