今年で56歳
そして今の仕事は、コンピュータエンジニアです。
Android StudioやXcode、Visual StudioでAndroidやiPhone、Windowsのシステムを構築しています。
「いい歳してまだ「プログラマーですか?」
「おっさんは引っ込んでろ」
とか、声が聞こえてきそうですが、エンジニアの現役として仕事をしています。
同期で仕事を始めた仲間は、他業種や偉くなったりしていますが、まだ、現役で
システム構築ができる機会を与えてくださった会社に感謝しています。
今回の「日本のIT屋にひとこと」は、「40歳オーバーのIT技術者に贈る転職成功への秘策」と題して
「高年齢IT業界の転職の鍵」について考えてみます。
目次
転職の繰り返し
自分がこの会社に来てから約5年、49歳の時でした。
それまで13年間「ほぼ立ち上げ状態の会社」に誘われて「会社がある程度成功」してからの転職です。
自分は、学校を卒業してからスキルアップを求めて3年程度の間隔で転職を続けてきました。
目まぐるしく移りゆく業界で時流に乗り遅れた仕事を嫌い先を目指しての転職を続けてきました。
汎用機のCOBOLからはじまり、UNIX,MS-DOS,OS/2,Windows,Linux上で様々な言語とデータベースそしてシステムで数々のプロジェクトやエンジニアと出会いました。
こんな感じのエンジニア人生のひといませんか?
仕事先で「尊敬できるエンジニア」の皆さんに出会えたことが今の自分を支えています。
人の出会いは大事なものです。
転職の現状
今の会社で仕事をはじめたのが、49歳でした。
転職は厳しいと思っていましたが、予想以上に面接のチャンスすらありません。
IT業界ですから「若い人」優先なのは、わかります。
時代も今ほど「人手不足」の状況ではありませんでした。
転職サイトに登録、応募をしてもなかなか面接まで進みませんでした。
面接があっても「派遣だったら」というのがほとんどです。
また「最初は、派遣でその後、本採用」というのもありましたが、
「派遣で儲けてから 不採用にするのだろうな」
と感じ取れるところもありました。
30社近く受けて今の会社で仕事をしています。
入社してからかなり勉強しました。
AndroidやiPhoneアプリも今の仕事ではじめて作成しました。
ORACLEの経験もあまりなかったのですが1から勉強してセットアップや運営などできるようになりました。
幸い、クライアント系が分かる人が自分しかいないので仕事が切れることはありませんし「貴重な人材」として扱ってくれているようです。
面接の基本
最近、面接を行う機会が増えてきたので面接者からの気がついたことを書きます。
- 1.経歴の説明が下手
・面接シートは、面接をする人は事前に読んでいる。
・面接シートに書かれていることを読み上げているだけの人が多い。
・経歴のアピールが足りません。 - 事前調査が足りない。
・面接を受けている会社が何をやっているか調査していない。
・やっている事業に対してあらかじめ質問事項を最低3つ用意しておく。 - 得意なことをアピール
・自分の得意なところをアピールする。
・何ができるかではなく、得意分野を活かして何をやりたいかを伝える。 - .希望目的が不明確
・なぜこの会社を受けるのかはっきりと理由を話す。
一般的な面接のお作法と同じですが、経歴の説明と自己アピールができない人が多すぎます。
なんとなく「面接」だと相手も興味を持ってくれません。
新卒と違って会社は、「あなたの経験」を買うわけですから
「こいつ面白そうだ」
「なんだろう興味あるな」
「会社に必要だ」
と思ってくれなければ、まず採用になりません。
面接まで行けた場合、相手は「興味を持ってくれている」わけですから
自分を売り込んでください。
基本、面接にルールはありませんから、他の人とは違うところを出すようにしましょう。
つまり、いかに「自己アピール」できるかについて考えてみましょう。
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自己プレゼン
「自己アピール」
と言ってもなかなか難しいものです。
とその前に
自己分析と市場価値を客観的に見てみましょう。
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自己分析ができたら
PowerPointなどで自己のプレゼンの準備をしましょう。。
プレゼンのポイントは、5つです。
- 1ページ、1プロジェクト、または、仕事の区切り単位
- 図形、写真を入れる。
- 文字は少なめにする。
- 5ページ程度にまとめる。
最終ページに自分のできることややりたいことを記載する。
ノートPCやタブレットを使ってプレゼンします。
もちろん、プレゼンする前に
「自分の経歴をPC(タブレット)でプレゼンしていいですか?」
と声をかけてから行うようにしてください。
最近は、PCなどの持ち込みを規制しているところもあります。
その場合
カラーで印刷したものを準備しましょう。
部数は、自分のだけで結構です。
面接者に配ってはいけません。
どうです?
インパクトありそうでしょう。
自分は、この方法で面接をしました。
「こんな面接は、はじめてだと」
面接者に言われて好印象を与えたと思います。
特に「経歴書」は事前に面接する人は読んでいるので、それを再度読み直すのはあまり意味がありません。
他の応募者と違うところを印象づけましょう。
それと必ず「予行演習」をしてください。
ぶっつけ本番は、厳しいです。
プレゼンが気に入ってくれたら面接担当者から、「プレゼン資料を送ってほしい」と言われるかもしれません。
そうなったら、合格の可能性大です。
資料をPDF化して圧縮&パスワードをかけてメールなどで送りましょう。
「圧縮&パスワード」が大事ですから必ず行いましょう。
パスワードは、電話や「2通目のメールに記載」でもいいと思いますが、電話で伝えるのがよいと思います。
企業の狙い目
ある程度、年齢が上の場合、IT企業専門ではなく「社内SE」などに応募するのもよいでしょう。
最近は、日本の企業もIT部門を強化するところも増えてきています。
欧米では、社内システムを内製化するところも多く、日本企業のように「全部おまかせ」は少ないです。
ITを理解ができていない企業は、日本でも今後、発展する可能性は低いです。
未だに予算を削るのは、IT部門からとか言っている会社は、衰退へと向かうことでしょう。
成長する企業は、IT部門がしっかりとしていてシステムの内製をしているところが多いです。
それほどITは、これからの企業の発展の鍵を握っています。
そのような現在の会社状況で「社内SE」を募集しているところは、有能な可能性があります。
でも「社内SE」は、楽な仕事ではありません。
面倒なことも多いのですが、継続的にシステムに関わることができます。
また、自分がネットワークとかデータベースなど特化した技術を持っているならば
大きな武器になります。
今回は、面接のアピール方法として「自己プレゼン」についてご紹介しました。
自分の経験上、これが有効だったと思います。
企業文化もありますから一概には言えませんが、エンタメ系ならば有望かと思っています。
自分も何回も挑戦しました。
正直、簡単に転職できるとは思いません。
失敗しても「落ち込まないでください」
と言ってもメンタルは、やられますので 何かで発散しながら進めましょう。
だめでも次があります。
何社でも受けましょう