2018年の秋iPodsという完全ワイヤレスイヤホンが登場
イヤホン市場は、これを機に一気にワイヤレスイヤホン一色となりスマートフォンからイヤホンジャックが消えていきました。
また、当時、3万円以上だった完全ワイヤレスイヤホンもノイズキャンセル機能付きのものが1万円台(1万円以下のものもある)で販売されています。
たった数年で1/3の価格で入手できるようになったデジタル・ガジェット界の進歩とコストダウンのスピードはスマートフォンより数倍早く走っています。
このまま、ワイヤレスイヤホン全盛になってしまうと思われたわけですが、若い人を中心に有線イヤホンをしている人を見かけるようになってきました。
今回のIT小僧のオススメは
有線イヤホンのすすめ 実際に購入して気に入っているベスト3
と題して、IT小僧自身が使っている有線イヤホンについて語って? いや オススメしよう。
イヤホン選びに少しでもお役に立てれば幸いです。
目次
完全ワイヤレスの進化
完全ワイヤレスイヤホンについてこのブログ内で紹介したのは、2018年10月であった。
冒頭のiPodの登場で一気に市場が沸騰したわけですが、当初 音の遅延、音質がイマイチ という状況でした。
しかし 物珍しさと 当初「耳からうどん」などと揶揄されたiPodは、iPhoneと相乗効果で売れていきました。
完全ワイヤレスイヤホンについては、解説記事がありますので興味があったら読んでみてください。
-
完全ワイヤレスイヤホンの仕組み クアルコム(Qualcomm)「TWS Plus」
完全ワイヤレスイヤホン 以前は、数万円していましたが、今や5000円ぐらいから販売されています。 今回の小僧の教えてITは、 完全ワイヤレスイヤホン 新技術 クアルコム(Qualcomm)「TWS P ...
続きを見る
技術の進歩も凄まじく、遅延の軽減、音質改善(apt-X LW他)、そしてノイズキャンセリングという究極の技によって より快適によりいい音で楽しむことができてきたというのが、2021年の秋の状況です。
完全ワイヤレスの技術的進化とともに低価格化が進み、1万円台 あるいは、それ以下の製品も登場しています。
これでイヤホンジャックは、用済みか? と思われた昨今 急に有線イヤホンを見かけるようになってきたのです。
そのきっかけは、普及しすぎたiPodsに対するアンチテーゼでした。
「人と違うものを見に付けたい」という意識が、有線イヤホンへと導いているのかも知れません。
※それ以外にもいくつか理由がありそうですが。。。
詳しくは、先日書いた記事を見てください。
-
AirPodsなんてもう古い 有線イヤホンが見直されていることをご存じですか?
THE WALL STREET JOURNALでこんな記事を見つけました。 AirPodsは、時代遅れ 今回のIT小僧の時事放談は、 AirPodsなんてもう古い 有線イヤホンが見直されていることをご ...
続きを見る
というわけで有線イヤホンが、再び着目せてくるような気がします。
有線イヤホンすすめ
ワイヤレスイヤホンの弱点
完全ワイヤレスイヤホンは、音データを圧縮して電波に載せてイヤホンに運びます。
イヤホン側は、圧縮された音データを元の音データに復元して音として鳴らすことになります。
圧縮、復元という中で音が若干ですが、遅れて聞こえてきます。
映画やミュージックビデオ 特にゲームでは、音の遅れは、敵の察知などで不利になります。
さらに 電波は、電磁波を始めいろいろなものに影響されます。
そして最も問題なのは、電車の中などで多くの人がワイヤレスイヤホンを使っていると途切れることがあるのです。
電波という性質上 避けられない問題です。
せっかくいい音楽を聞いていても 途中で切れてしまうのは興ざめです。
電波を使うため多くの問題を解決しようとして次々と新しい技術が導入されていますが、完全に解決されてはいないようです。
有線イヤホンの利点
有線イヤホンは、数千円のものでも完全ワイヤレスイヤホンのような遅延ははありません。
数千円からけっこうまともな音がでるイヤホンが売られています。
充電がいらない
IT小僧も経験がありますが、ワイヤレスイヤホンは、バッテリーが搭載されています。
さて、出かけようとしたら
「あれ? バッテリー切れ」
連続稼働時間も10時間には届かず、毎日充電が必要になるかも知れません。
有線イヤホンならば、充電作業ともお別れ、いつでもジャックを挿せば準備OK
このように完全ワイヤレスイヤホンは、ケーブル(有線)からの解放の代わりにいろいろな制限や欠点もあります。
そこで有線イヤホンの登場となります。
実際に試してみたイヤホン
IT小僧は、ガジェットオタクですが、おカネを湯水のように使えるわけでもないので 少ないお小遣いの範囲で購入できるものを試してきました。
そのなかで この有線イヤホンは、イイ! と思えるものを3つ 取り上げてレポートします。
final E1000C
最初に取り上げたいのは、リモートワークで使用するために購入した
finalという会社は、日本企業のイヤホン、ヘッドホンブランドです。
final
finalは神奈川県川崎市にある現在はイヤホン、ヘッドホンの日本のブランドです。
再生音のクオリティは音楽体験に大きな影響を与えると考え、世界でもトップクラスと評価の高いハイエンドの平面磁界型ヘッドホンから学生でも手の届くエントリークラスのイヤホンまで、価格に関わらず音楽から高揚感を得られるような音質設計を行っています。
ハイエンドブランドで有名ですが、最近は、お手軽価格で高品質なイヤホンを発表しています。
final E1000C もそのシリーズで、お手軽価格なのにきちんと「イイ音」を鳴らしています。
final E1000は、マイク無し、final E1000Cは、マイクありです。
IT小僧は、 E1000Cを購入してリモートワークで使っています。
また、タブレット(amazon fire HD)などでYouTube、Amazonプライムビデオ(Amazon Prime Video)、Netflixなどを視聴するときに気軽に使っています。
お手軽値段ですが、¥1000円程度のイヤホンを選ぶならば、あと¥2000円を出してこちらを選ぶべきです。
この価格帯では、飛び抜けてオススメできるとIT小僧の個人的見解です。
マイク付きを選んだのは、リモートワークに使うことを優先させました。
スペック
型番 FI-E1DPLBL(E1000 BLACK)、FI-E1DPLRE(E1000 RED)、FI-E1DPLBU(E1000 BLUE)/ FI-E1DPLBLC (E1000C BLACK) / FI-E1DPLBUC (E1000C BLUE) / FI-E1DPLREC (E1000C RED)
筐体 ABS
ドライバー 6.4mmダイナミック型
感度 102dB
インピーダンス 16Ω
重量 15g
コード長 1.2m
ケーブル OFCケーブル
音質 低音から高音までクリアでバランスの良いサウンド。ライブで生演奏を聴いているような臨場感と音の広がりがあります。
詳しい情報は、final E1000/E1000Cのページで確認できます。
E1000シリーズは、お小遣いレベルでも購入できるまともなイヤホンだとIT小僧は思っています。
ゲームをしている人にもオススメします。
欠点
欠点として有線イヤホンの宿命で ケーブルが擦れるときにノイズが気になります。
購入はこちらから
final E3000
同じく finalのイヤホンです。
こちらもマイク付きと無しがあります。
IT小僧は、マイクなしのfinal E3000を選びました。
E1000との違いは、「ステンレスからの削り出し、鏡面仕上げの筐体」「筐体背面ステンレスメッシュ」と音の追求に加えて見た目、質感も美しい
IT小僧の劣った耳でも判別できるような「気」がします。
スペック
型番 FI-E3DSS (E3000) / FI-E3DSSC (E3000C)
筐体 ステンレス 鏡面仕上
ドライバー 6.4mmΦダイナミック型
感度 100dB/mW
インピーダンス 16Ω
重量 14g
コード長 1.2m
ケーブル OFCケーブル
音質 コンサート会場にいるかのような響き。広く奥行きのある空間表現と高い解像度を両立。
詳しい情報は、final E3000/E3000Cのページで確認できます。
このイヤホンは、¥5000程度のお値段なのに 満足できる音がします。
普段遣いならば、ちょっと贅沢してもいいと思います。
欠点
欠点として有線イヤホンの宿命で ケーブルが擦れるときにノイズが気になります。
ケーブルをSHURE掛けできるようなカバーがあるのでそれを使えば多少軽減されます。
購入はこちらから
ADV. Sleeper Loop
このイヤホンは、ちょっと特殊なイヤホンで 通称「眠ホン」とか言われています。
この「眠ホン」 つまり 睡眠用というか、「寝ながら使えるイヤホン」のために購入しました。
ADV.(エーディーブイ)は2015年にADVANCED SOUNDという名前で小さなキックスターターキャンペーンとして製品の開発を始めました。
現在、過去、未来の全てのミュージシャンに対する敬意と全てのオーディオマニアの為の熱意と情熱によって急成長を遂げ、イヤホンやヘッドホンだけでなくDACやアンプ、ミュージカルインストルメントに至るまで革新的なオーディオ機器を設計開発しています。
誰でも最高品質のサウンドを体験できるように創造的な手法と最新の技術によってオーディオ機器ブランドの最先端であり続けることに焦点を当てています。https://www.miyaji.co.jp/MID/C-audio/brand.php?brand=ADVANCED
税込1,980円前後で購入できるイヤホンですが、20Hz-40kHzのワイドレンジ再生でハイレゾ対応です。
スペック
ドライバー:フルレンジ・クラリティー・ダイナミックドライバー
インピーダンス:16 Ohm+/-15%
感度:100dB+/-3dB at 1kHz
周波数応答:20Hz – 40kHz
定格出力:1mW
最大入力パワー:5mW
コード長:1.5m
プラグ:3.5mm金メッキプラグ
付属品:ADVロゴ入り・キャリー・ポーチ x1
詳しくは、レビュー記事を書いたので興味があったら読んでみてください。
-
耳が痛くならない 寝落ちイヤホン ADV. Sleeper Loop を試してみた
特殊なイヤホンというものがあります。 プールで使用できるもの、耳を塞がない骨伝導など音質だけではなく用途に合ったイヤホンが販売されています。 今回、試してみたイヤホンは寝ホン こと 耳が痛くならない ...
続きを見る
イヤホンのながら状態でラジオや音楽を聞き流したり、眠るときにもイヤホンの形状に工夫があって寝転んでも耳が痛くなりずらいです。
欠点
有線イヤホンの宿命で ケーブルが擦れるときにノイズが気になりませんか?
主な原因としてイヤーパッドが構造上変えられないというところも欠点かもしれません。
また、音質に関しては、finalほどではありません。
購入はこちらから
まとめ
今回は、IT小僧が実際に購入し使用している有線イヤホンです。
3つとも¥5,000以下で購入でき、音もかなり良いイヤホンです。
耐久性に関しては、まだ1年未満なのでなんとも言えませんが、断線もいまのところありません。
イヤホンジャックを挿すだけで使えるということは、バッテリー切れの心配もないし簡単です。
リモートワーク、ゲーム、音楽をゆっくり聞くこともできるし、気軽に使えて、遅延もない。
自宅に一本置いておくことをオススメします。