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IT小僧の時事放談

「らくらくホン」の端末製造メーカーFCNT 民事再生手続開始 シニアはどのスマホを選べば良いのか?

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2023年5月31日のニュースだった

「らくらくホン」や「arrows」シリーズなどの端末製造メーカーであるFCNTは、民事再生手続開始の申立てを行ない、5月30日付けで受理されたと発表した。サービス事業はほかの企業から支援を受け承継が行なわれる見込みである一方、端末の製造・販売は支援がなく、事業を停止する意向。

Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1504645.html

シニア向けのスマートフォン 「らくらくホン」が市場から消える可能性が高いということ出る。

今回のIT小僧の時事放談
「らくらくホン」の端末製造メーカーFCNT 民事再生手続開始 シニアは、どのスマホを選べば良いのか?
と題して、シニア向けのスマートフォンについて考えてみよう。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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FCNT

「らくらくホン」 シニア層が持つスマホとして売れています。

70代以上のシニア層は、携帯電話世代であり、スマホしか知らない世代には、

「なんであんなぶかっこうなスマホを使うのだろう」

「素直にiPhone使えばいいのに」

と思う人が多いと思います。

しかし、電話専用のアイコンが3つ あったり、使われる可能性が低いものを隠すなど
誤動作を徹底的に排除するように設計されている。

スマホの操作に慣れている人からすると

「めちゃくちゃ使いづらい」

と思います。 事実、自分も設定を行ったことが何度もありますが、Android歴10年近い自分もめちゃくちゃ使いづらい
何より、目的の設定が出てこない。

逆を言えば、簡単に設定をいじれなくしてあるというのがポイントであり、そういう意味からすると よく考えられたデバイスです。

ただ、キャリアのアプリが大量にインストールされていて メモリーを圧迫していたり するのが欠点と言えば欠点である。

また、スペックから考えると非常に高価なスマートフォンと言えよう。

はじめてのスマホ
シニア向けのスマホ

とひとくくりにしてしまうが、ケイタイショップからすると 重要な商品のひとつである。

携帯電話端末の製造/販売事業:速やかに停止

ITmedia Mpbile 2023年5月31日 の記事によると

5月30日時点において、以下の事業についてはスポンサー企業が決定しており、今後事業承継の手続きを進める方向で検討が進んでいる。

FCNT:スマートフォンユーザー向けのサービス事業(らくらくコミュニティ、La Member'sなど

JEMS:全事業(FCNT製携帯電話の製造/修理事業を除く)

一方で、5月30日時点においてFCNTの上記を除く事業にはスポンサー企業が見つかっていない。そのため、現時点では以下のような対応を取る予定だという。

プロダクト(携帯電話端末関連)事業
携帯電話端末の製造/販売事業:速やかに停止
携帯電話端末の修理/アフターサービス事業:一時停止
ソリューション事業:速やかに停止

ITmedia Mpbile 2023年5月31日
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2305/30/news191.html

となっていて 携帯電話端末の製造/販売事業に関して 停止することになります。
引き取り手(スポンサー)が現れれば 継続ということですが、ただでさえ スマホが飽和状態で売れない儒教を考えると 厳しい状況です。

今後どうなるのか?

NTTドコモは5月30日、FCNT製端末の販売とサポートを継続する旨を公表
→「らくらくホン/らくらくスマートフォン」および「arrowsシリーズ」などのFCNT社製品の販売・サポートについて

ドコモからの告知
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2305/30/news191.html

NTTドコモはFCNTの発表を受けて、「らくらくホン」「らくらくスマートフォン」「arrowsシリーズ」などのFCNT製の端末について、「当該端末をご利用されているお客さまへご心配をおかけすることがないよう、アフターサポート体制を整え、販売を継続してまいります」と表明、ただちに販売を停止することはない旨を明らかにしている。

このあたりは、docomo らしいサービスである。

KDDI(au)、Softbankも同様にサポートを続けるという発表がありました。

後継機は?

後継機は、正直 不明と言わざる得ない。
シニア向けというニッチな市場を受け継ぐ企業は、出てこないと思われます。

SHARP AQUOSシリーズは、シニア向けのホーム画面を用意しているので それで代用される可能性は高い

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また、家族で使用している人が多い iPhoneを積極的に販売する可能性もあります。
最新型は高価ですが、型落ちの在庫を積極的に推してくると思われます。

ここでのポイントは、家族が使っている者と同じシリーズということです。
家族がつかテイルならば、わからなけえれば すぐに対応できます。

ケイタイショップが閉鎖されて行く状況で頼れるのは、家族になって行くと思います。

普及率を考えてもiPhoneなどが最有力だと思います。

Android端末ならば SHARP AQUOSシリーズが、癖もなく扱いやすいでしょう。

まとめます。

50代、60代の世代は、仕事などでスマートフォンを触ってきた世代になると思いますので「らくらくホン」のようなシニア向けというスマホのジャンルはなくなるでしょう。

iPhoneを使っている世代も多く、市町村の連絡なども LINE(賛否はともかく)を通じてシニア世代に情報を送っています。
スマホは、子供を除いて持っていないと社会生活に支障を来す時代になってきました。

「らくらくホン」の終焉(復活もある?)は、スマートフォン社会の分岐点になるかも知れません。

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