2019年12月13日 AndroidやiPhoneでリアルタイム翻訳ができるようになりました。
「日本語の置いてきぼり問題はなく」しっかり対応されています。
しかもアプリを立ち上がる必要がない(Androidのみ)というすぐれものです。
今回のIT小僧の時事放談は、
グーグルアシスタントは、通訳もしてくれる真のアシスタントとなろうとしている。
と題して、この驚異的な技術をみてゆこう。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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通訳モード
Android、iPhoneのGoogleアシスタントが「通訳モード」に対応しました。
「翻訳」ではなく「通訳」というところがポイントです。
2019年12月13日時点で以下の通訳が可能
アラビア語 / チェコ語 / デンマーク語 / オランダ語 / 英語 / フィリピン語(タガログ語) / フィンランド語 / フランス語 / ドイツ語 / ギリシャ語 / ヒンディー語 / ハンガリー語 / インドネシア語 / イタリア語 / 日本語 / 韓国語 / 北京語 / ノルウェー語 / ポーランド語 / ポルトガル語 / ルーマニア語 / ロシア語 / スロバキア語 / スペイン語 / スウェーデン語 / タイ語 / トルコ語 / ウクライナ語 / ベトナム語 他・・・ 44言語
しっかり日本語も含まれています。
つまり、これだけの言語を話す人と日本語でスマートフォンを通じて会話することができるのです。
使い方は、簡単
「OK Google」(ねぇ GoogleでもOK)の後に
「英語を通訳して」
と通訳してほしい言語をスマートフォンに語りかけるだけです。
※Androidのみ iPhoneの場合は、Googleアシスタントをダウンロードして起動する必要があります。
「OK Google」(ねぇ GoogleでもOK)の後に
「通訳モード」
と話してください。
「通訳モード」と話した場合、相手の言語を指定します。
これで会話準備OK リアルタイムの通訳が始まります。
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音声だけではなく、キーボードを選択すれば キーボードで入力した言語を通訳してくれます。
驚くべきこととに 数秒で通訳してくれます。
また、スマートリプライ機能が搭載されていて
「自然な返答であろうと人工知能(AI)ベースのソフトが判断した短いフレーズが表示」されます。
このスピードとある程度の正確な通訳ならば、現地で言葉がわからなくても ある程度の会話が成り立つと思います。
この機能は、Googleのスマートスピーカーに先に搭載されていました。
その機能が、スマートフォンでも使えるようになってきたというわけです。
詳しい使い方は、Googleのリンク先をみていただけるとより詳しく説明されていますが、一度使ってみれば理解できると思います。
https://support.google.com/assistant/answer/9234753?hl=ja
一度使ってみればその凄さがわかると思います。
英語のテレビ放送やラジオで実験するのも面白そうですね。
会話を聞かれるのでは・・・
スマートフォンを使い始めた瞬間から、個人情報は、ないと 個人的には考えていますが、昨今の個人情報問題があるのでGoogleも十分注意しているようです。
「翻訳内容はクラウドを通してグーグルに送られるが、ユーザーの個人情報は共有されない」
ということです。
Googleアシスタントの「通訳」は、クラウドとの通信で行われているため、ネットワークが切断されていると使えません。
POCKETALKが登場して話題になったポケット通訳も、Googleのクラウドを通じておこなっているので
仕組みは、スマートフォンの「通訳」と変わりありません。
POCKETALKが、高価なのは、Googleのクラウドと通信するための料金がセットされているためです。
オリンピック前に練習しよう
来年(2020年)は、オリンピックです。
海外からやってくる人も多く、道を聞かれるかも知れません。
でも これがあれば、とりあえずは大丈夫、スマートフォンを取り出して
「OK Google」
「スペイン語を通訳して」
というだけでスペイン語を話す多くの人々と会話ができます。
とっさに話しかけられて 慌てないように 何度かスマートフォンで練習しておくことをオススメします。
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Googleレンズ
Googleのテクノロジーは、カメラで翻訳してくれる
「Googleレンズ」というものがあります。
これは、とくにレストランなどでのメニューの意味を知るためには有効かもしれません。
また、看板などの案内板でも有効でしょう。
真のアシスタントへの道
Googleのアシスタント機能は、かなり便利になりました。
残念ながら アピールが不足のような気がします。
iPhoneのSiriのような「音声コマンド入力(少しだけAI)」ではなく「アシスタント」として役に立つ機能が育ってきたようです。
Siriは、周回遅れ
Appleは、Siriという先駆者を出しながら、その先行している有利さを放棄し、ただの音声コマンドシステムにしてしまった。
すでにGoogleアシスタントの足元にも及ばない。
もったいないなぁ
単なるiPhoneのオマケ機能になってしまったSiriは、これからも進歩する可能性がない。
まとめ
AIの利用が増えてきました。
身の回りのものも知らず知らずにAIが使われています。
しかし、AIを使って実用的な製品を目に見える形で実現するGoogleは、本当にすごいし、これを無料で配布するわけですから
「企業として 太っ腹」なんだろう
もちろん、インターネットでの広告業では、どこも追いつけないからできることなのでしょうけど
コストのかかるAIの基礎研究を実際に使い物になるレベルまで持ってくることがすごい
来年は、完全独立型イヤフォンの発売が待っています。
今回の翻訳機能も搭載されるというわけですから、それはもう 楽しみで仕方がありません。
もちろん IT小僧は、Google Pixel Budsという完全独立型ワイヤレスイヤホンをウォッチリストに入れています。
また ひとつ スタートレックの世界に近づくような気がしています。
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