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IT小僧の時事放談

「青色の吹き出し」と「緑色の吹き出し」 アップル社のメッセージアプリ「iMessage」が、通信相手によって色分けしていることを知っていましたか?

2019年9月26日

メッセージ (字幕版)

新幹線や旅客機では、追加料金でグリーン車、ビジネスクラス、ファーストクラスというおカネを払うことでより快適に旅ができるというシステムがあります。

音楽のサブスクリプションサービスも「無料だと広告あり」だけど「有料にすると広告がなくなる」というシステムがほとんどです。

YouTubeでさえ、プレミアム料金を払うとCMがなくなります。

テレビだって、CMがあるから無料で見られる民法と聴取料を取る代わりにCMがないNHKと分かれています。

どんなに無料サービスといっても

「どこからかは、おカネが発生している」

という事実は変わりありません。

世の中、カネ、カネ、カネのカネ次第というのも納得ですね。

今回のIT小僧の時事放談は、
青色の吹き出し緑色の吹き出しアップル社のメッセージアプリiMessageが、通信相手によって色分けしていることを知っていましたか?
と題して、アップル社のメッセージアプリである、iMessageについて注目してみよう。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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メッセージアプリ(サービス)

メッセージアプリには、大きく分けて「SMS」と「独自メッセージサービス」の2種類あります。
その2つについて、簡単に説明します。

SMS

ショートメッセージサービス(英: short message service、SMS)とは、携帯電話やPHS同士で短いテキスト(文章)によるメッセージを送受信するサービスである。
ウィキペディア

電話番号さえ知っていれば送受信できるものなので簡単なメッセーをやり取りするのはお手軽なサービスで世界中共通のサービスになっているスグレモノの規格です。

最近では、2段階認証などに多く使われています。

最近では、テキストメッセージだけではなく、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)、WAP Push、プッシュ型電子メール、ボイスメール通知、インスタントメッセージの実装、OTA(オーバー・ザ・エア)プロビジョニング、さらには、各種オンラインサービス・アカウントの二段階認証などにも使用されている。
ウィキペディア

などのように拡張されていますが、拡張ベースのものは、対応したアプリでしか使えません。

主な対応アプリとして以下のものがあります。

Messager(Facebook)
メッセージ(Google)
メッセージ+(docomo,au,SoftBank)
iMessage(Apple)

独自メッセージサービス

SMSと違って、同じサービスやアプリを使っている人だけのサービスがあります。
使用する前に登録が必要になります。

主な対応アプリとして以下のものがあります。

WhatApp(Facebook)
LINE(ネイバー株式会社(韓国)傘下のLINE社)
ChatWork(ChatWork)
ハングアウト(Google)

これらのアプリやサービスは、SMSと違って認証された人だけしか、メッセージの交換ができない仕組みになっています。

iMessage(Apple)

iMessage(アイ・メッセージ)は、アップル社が、iPhone、iPad、Apple Watch、Macintoshなどで使用できるようになっているSMSサービスです。

2011年にiOS5と一緒に登場
「テキストメッセージ、写真、ビデオをすべてのiOS 5ユーザーの間で簡単に送信できる新しいメッセージングサービス」
としてアップルは、宣伝していました。

画面は、吹き出し型になっていて、大変使いやすくiPhoneで使用している人は、初期設定でSMSとして使えるようになっています。

何も気にしないで使えるというのが特徴です。

携帯キャリアは経由せず、メッセージは瞬時に届き、相手が入力中であることを示す表示、開封通知の機能もっている。

ステッカーやスクリーンエフェクト、i文字のようなこともできる。

また、アップルの製品以外iMessageは、配布されていないので使えないようになっています。

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青と緑

Androidユーザーは、知らない人が多いと思いますが、iMessageには、大きな特徴があります。

iMessageに送ったメッセージは、吹き出しが青色
iMessage以外に送ったメッセージは、吹き出しが緑色

どうしてこのような仕様になっているのか?
アップルからは、特別なコメントがないのですが、おそらく

「相手がiMessage以外の場合、iMessage特有の機能が使えないので区別できるようにしている」

とコメントすると思う。

しかし、こんな事例があったそうです。

米Creative Strategiesのアナリスト、Ben Bajarin氏が8月中旬にTwitterで紹介した話によると、16歳のある男子高校生は、Pixel 2からiPhoneに乗り換えた理由について、緑色の吹き出しのせいでグループメッセージから仲間はずれにされることにうんざりしたからだと話していたという。高校生だけではない。米New York Postの8月14日の記事によれば、緑色の吹き出しの人とはデートしたくないと話すiPhoneユーザーも現れる始末だ。
日経BP(COMPUTER WORLD記事)
https://project.nikkeibp.co.jp/idg/atcl/19/00026/083000001/?ST=idg-cm-wireless

全部が全部こういう事例とは思えないが
日本では、中高生の中でiPhone以外の人を仲間外れにするなどの事例はある。

イジメの原因にもなるので、親は、高価なiPhoneを買い与えるということもニュースになっている。

Android版は出さない。

問題解決は、Android版のiMessageを出せばよいのですが、アップルは、
「絶対にやらないだろう」

穿った見方をすれば、
「iMessageは、iPhoneなどのアップルのデバイスを売るための宣伝の意味合いもあるはずです」

また、Android版ともなるとiPhoneのデバイスの数と比べても圧倒的に数が多く、しかもOSのバージョンやメーカーのカスタマイズが把握できないほど多い。

そんな世界に手間暇をかけて「無料で配布する iMessage」など開発するわけがない。
動かない端末のユーザーからめちゃくちゃに叩かれるのが必須

そんなカネがかかり、儲からないことは、

「アップルは、絶対にやらない」

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Apple Musicとは違う

Apple Musicは、Android版もあるというわけですが、Apple Musicは、デバイスとか行っている場合ではなく
「すべての人に使ってもらわないとライバルに敗北」
してしまうからです。

iPodが、登場した時は、まったく売れませんでした。
最初のiPodは、Macintoshしか動作しないiTunesでしか楽曲を入れることができなかったのです。

これは、Macintoshを売るための戦略でしたが、しかし、iPodを売るために数年後、Windows版のiTunesをリリースしたところ、爆発的にiPodが売れたのです。

iPodを使いたいためにMacintoshを購入する人は、いなかっとということが分かります。

Apple Musicは、サブスクリプション音楽配信サービスとしてiPhone、Androidなどのデバイスを超えて使ってもらわないと儲からないわけです。

と言ってもAndroid版は、恐ろしく(iPhone版に比べて)使いづらくノロマなアプリです。

「一部のAndroidユーザーは、わざと使いづらくしてiPhoneに変えさせようとしているのではないか?」

という陰口も聞こえてきます。
※IT小僧の個人的感想では、そんなことないと信じていますが・・・

まとめ

アップルがiPhoneを売り続ける限り、iMessageがiOS限定であり続けるのは間違いないでしょう。

自社でスマートフォンを設計してアプリも作っているわけですから何をしても許されるということです。

それを囲い込みとか非難はできません。

色分けなど別にどうでもよいのですが、誤解する人がいるのも事実

ネットで検索してみると

「いきなり緑色になった」
「こいつ iPhoneじゃないんだ!」

なんて書き込みが、欧米ではあるようです。

このぐらいで差別とは言いませんが、グループチャットで一人だけ緑色の吹き出しが出るのは、ちょっと気になるひとがいるかも知れませんね。

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