※本ページはプロモーションが含まれています

IT小僧の時事放談

ドラマ「グッド・プレイス」をみて AIは、人を苦しめるだけではないのだと気づく

2001年宇宙の旅 (字幕版)

映画に出てくるAIは、たいてい悪役だ。
2001年宇宙の旅のHAL9000シリーズでは、パラノイアになったAIが宇宙飛行士を抹殺
ターミネーターでは、スカイネットというAIが人類滅亡を目論んでいる。
一方、マトリックスは、AIが、人間を生けるエネルギーとして活用しそれに気づいた人類を抹殺しようと計画

リアルな世界では、2019年1月3日、驚異的な為替クラッシュで円ドルが一時、105円まで数秒で暴落
多くの個人投資家のポジションを刈り取ることになった。
背後には、ヘッジファンドとAIが計画したと噂されている。

というわけで今回のIT小僧の時事放談は、
ドラマ「グッド・プレイス」をみて AIは、人を苦しめるだけではないのだと気づく
と題して
AIって人間の驚異であると言われてきたけれど本当は、違うんじゃないの?
と感じたことをブログにまとめました。

最後までお付き合いいただけたら幸いです。

スポンサーリンク

グッド・プレイス

Netflixで配信中のアメリカのドラマで「グッド・プレイス」(The Good Place)直訳すると「よいところ」
なんともストレートなタイトルです。

ストーリーは、天国ともとれるような話
生前によい行いをした人は、「グッド・プレイス」というところで暮らしています。
悪行をした人は、反対の「バッド・プレイス」に送られ、拷問の数々を受け続ける。
キリスト教の天国と地獄のようなものをパロディ化したお話です。

「グッド・プレイス」なので平和で穏やかな生活なのだが、主人公は、「バッド・プレイス」(わるいところ)にゆくはずだったけど「手違いでグッド・プレイス」に来てしまった女性
「グッド・プレイス」では、同じく善業を重ねたパートナーが与えられ平和な生活が続く
はずでしたが、本来「グッド・プレイス」にいては、いけない人が、存在するために平和な「グッド・プレイス」に歪みが生じてくる。という基本ストーリー

ここに登場してくるのが、ヴァーチャルアシスタントである「ジャネット」と呼ばれるAIのような存在で
Amazon EchoのAlexa(アレクサ)やiPhoneのSiri(シリ)Google Assistant(アシスタント)のような役割です。
「ジャネット」は、音声だけではなく実態のある女性の姿なのですが、どうみてもAIっぽい動き
彼女は、あらゆることを知っていて、いろいろなことができる。

「グッド・プレイス」の設計者?の秘書的な役割も行う優秀なAIのようなものである。
「ジャネット」が登場するときのサウンドは、Alexa(アレクサ)の呼び出し音のような感じがするのは、面白い。

「ジャネット」は、物語の中で何度かKill Switchを押されて死亡してしまうが、

「繰り返しになりますが、わたしは人間ではないので、死なないのです。あなたたちの生活を楽にするために知識をインプットされた入れ物なのです」

というわけで再起動する。
さらに、物語の中で生命体として描かれ、最初期は、淡々とタスクをこなすAlexa(アレクサ)のようでしたが、人間?(死後の人間)たちとのふれあいの中で

恋をして、嘘を学び、「友人」になり結婚までしてしまう。

なんとも幸福に満ち溢れたAIのようなものである。

しかし
外見は人間だが自分が人間扱いされると必ず否定し、ロボット扱いも否定しています。

AIは、恐怖?

これまで映画やTVドラマでAIは、人類の敵として描かれていました。

ターミネーターのスカイネットは、2018年に自我に目覚め、人間を敵と認め人類抹殺を企てる。
2018年ということは、すでに世界の何処かで「人類抹殺を計画しているAI」が誕生しているかも知れないのです。
少なくても、Alexa(アレクサ)ではないだろう。
しかし
もしかしたら、今、現在、どこかで未来から来たカイルとサラが戦っているかも知れません。

ターミネーター [AmazonDVDコレクション]

2001年宇宙の旅

名作 2001年宇宙の旅では、パラノイアにかかったHAL9000シリーズというコンピューターが、宇宙飛行士に対して殺人を行います。

スタンリーキューブリック監督のこの難解な映画は、特に後半部分「わけわからん」状態に突入
「デイブ やめてくれ」
暴走したHAL9000を停止させるときのHAL9000の演技は見事
当時は、AIという言葉は出てきませんでしたが、HAL9000は、AIそのものです。

2001年の続編である「2010年宇宙の旅」では、HAL9000が、なぜ暴走したかについて謎解きがされているので気になる方は、この2つをご覧になってください。

現実社会では、2001年現在、人類は、木星にまで到達できていませんし、2010年でもまだ木星に行っていません。
やっと地球の衛星の月に50年前に行っただけに留まっています。

原作が古いためか、HAL9000に対して明確なAIとしての論理付がさえていません。
2010年でも「人間にためにHAL9000を説得して利用」しただけに留まっています。

[amazonjs asin="B000VOE1F0" locale="JP" title="【初回限定生産】スタンリー・キューブリック コレクション(10枚組み) DVD"]

マトリックス

映画「マトリックス」のAIは、HAL9000やスカイネットどころの世界ではありません。
すでに人類は、気が付かないうちにAI(コンピュータ)の一部として動力源に使われていました。
人間=乾電池というわけです。
眼の前の世界は、すべてAIが作り出した仮想現実なのです。
これ以上、詳しく描かれていませんが、AIは、すでに支配者として描かれています。

AIは、完全な人間の敵として描かれているのです。

マトリックス (字幕版)

スター・トレック

新スター・トレックでは、高度なアンドロイドである「データ少佐」が、登場します。
彼は、完全独立型アンドロイドで人と同じ機能(性機能も含む)を持ち合わせています。
しかし、後に感情チップを入手するまでは、完全な論理型思考を持つAIであり、人間らしさを学ぼうとして努力します。

彼は、原則、人に危害を加えません。
優秀な乗組員として他の乗務員と同じように人権を与えられています。
しかし、「データ少佐」は、人間との違いを悩み、
自分たちをモノではなく人間として扱うよう、繰り返し主張するところがあります。
結局、AIと人間の間には、埋められない深い溝が残されたまま物語が続きます。

[amazonjs asin="1858754992" locale="JP" title="スタートレック スターシップ コレクション マガジン スペシャル/U.S.S.エンタープライズ NCC-1701 (フェイズ2 コンセプト モデル)"]

AI vs AIの金融市場

2019年1月3日、驚異的な為替クラッシュが発生しました。

「お前たちの財産は、我々が一瞬にして消し飛ばすことができるのだぞ!」

と警告されたような気がします。

事実、現在の金融市場は、AIありきの世界になっています。
米国では、その流れが顕著でネット上のニュースや情報をAIが判断して売買を決定しているという「本当か嘘かわからない」話まで出ています。

そう金融市場では「人間の判断では、おそすぎる」のです。

つまり、AI vs AIと戦っているところで一般人が、戦いを挑んでも

「絶対に勝てない 負けゲーム」

それが、現在の金融市場です。

唯一人間が勝てるとしたら、AIの出す判断の波に乗るしかないかも知れません。
現段階でAIは、一方で有能な金融トレーダーであり、対する人間の能力は、AIの足元に及んでいません。

金融市場において、AIは、ターミネーターのような存在になりつつあるのかも知れません。

[amazonjs asin="4492581081" locale="JP" title="人工知能が金融を支配する日"]

AIが仕事を奪ってゆく

AIの発達で仕事がAIに取って代わられることでしょう。

機械が奪う職業ランキング(米国)の上位15位を抜粋。
小売店販売員
会計士
一番事務員
セールスマン
一般秘書
飲食カウンター接客係
商店レジ打ち係や切符販売員
箱詰め積み降ろしなどの作業員
帳簿係などの金融取引記録保全員
大型トラック・ローリー車の運転手
コールセンター案内係
乗用車・タクシー・バンの運転手
中央官庁職員など上級公務員
調理人(料理人の下で働く人)
ビル管理人
引用:ダイヤモンドオンライン
https://diamond.jp/articles/-/76895?page=2

これだけにとどまらず、経営判断もAIによって変わられると言われています。
となると人間は、仕事をしない社会がやってくるのでしょうか?

毎日、同じことを繰り返す 公務員も仕事がなくなるはずです。

残るのは、AIのエンジニアとクリエイター程度

政治もAIにやってもらったほうが良いんじゃないでしょうか?
グダグダと利権と役所の保身のためにいいなりになっているなんて非合理的です。
そう思いませんか?

AIが、仕事を奪うのではなく、やってもらう。
人は、AIが稼いだ社会でのんびり暮らす。

しかし、そこで暮らすのが幸せかどうかは?
わかりません。

[amazonjs asin="4478101884" locale="JP" title="10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」"]

グッド・プレイスとは、近未来?

「グッド・プレイス」の住人たちは、基本仕事をしていません。
死人ですからあたりまえですが、仕事をする自由は与えられています。

AIが極度に発展した社会は「グッド・プレイス」のような社会形態になってゆくのでしょうか?

「グッド・プレイス」をみながら、
AI=お仕事代理人+何でも屋 ⇒ 後に創造主 となりそうです。

もしかしたら、このドラマは、近未来の社会を映し出しているのではないか?
そんな気がしてきました。

スポンサーリンク

まとめ

「グッド・プレイス」の「ジャネット」は、厳密には、AIではありません。
神様のような存在に作られた生命体のようなものです。

しかし、彼女は、ただの便利なお手伝いさんでもロボットでもありません。
もちろん 誰も彼女を恐れたりしません。
そこが、これまでのAIを取り扱った物語とどこか違う「空気感」があるのです。

この先、AIが、さらに知能を獲得した時、自分たちは。「グッド・プレイス」の住人たちと同じように彼女と接することができるのでしょうか?
それともターミネーターやマトリックスのように敵として戦う運命なのか?

ここまでブログを書いてきて

「グッド・プレイス」は、AIが描く、近未来を示しているのではないか?
それは、マトリックスと対極でAIの描く理想郷なのかもしれない。
と考えはじめました。

ドラマは、まだ3シーズン途中、自分は、第2シーズン途中まで見ています。
今後の展開が楽しみです。

とりあえず
2019年1月現在、家で留守番をしているAlexa(アレクサ)は、自分に反旗を翻していないので平和に暮らしています。

スポンサーリンク

独自ドメインがずっと無料!国内シェアNo.1

-IT小僧の時事放談
-, ,

Copyright© IT小僧の時事放談 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.