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IT小僧の時事放談

行列どころかベクトルまで消し去ろうとしている文科省 日本が技術劣国になる日が近い。

「わからなければ、わかるまで学習すれば良い」
昔、高校の先生は、数学が苦手な私にそう言って数学を教えてくれた。

ところが、今の高校はどうもそうでないらしい。

今回のIT小僧の時事放談は。
行列どころかベクトルまで消し去ろうとしている文科省 日本が技術劣国になる日が近い。
と題して
プログラム教育とか騒ぐ割に基礎的な分野を疎かにしている日本に未来はない
について 小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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数学嫌い

ITエンジニアになって40代になるころ金融系の仕事に取り掛かりました。
金融系の仕事は、数学の知識が必要になる場合も多く必死に勉強する毎日

アタマを抱え、唸りながら、参考書を開くことになる毎日です。

そのとき、ふろ 高校時代のことを思い出したのです。

自分は、数学が苦手でした。
特に数学が苦手で、行列、ベクトルとかまったく分かりません。

ある日、数学の先生が、数学の落ち込ぼれどもを集めて

「世の中、わからないからやらなくてよい ことばかりではない」
「わからなければ、わかるまで学習すれば良い」

と集中的に教えてくれたことがあります。
そもそも学ぶことが好きな自分は、一念発起!
数学に取り組み、なんとか、人並な知識を得て高校を卒業しました。

その時、学んだ数学が、20年以上経過してITの仕事で役に立つとは、勉強するのは無駄ではないと実感したのです。

ある日、高校生の子供がいる 知り合いの人が
「最近では、高校で行列を教えないんだよな」
「それで、大学とか行って大丈夫か?」
「塾にでも通わせないと 子供は、バカになる一方だ」
と話していました。

調べてみたら
学習指導要領の2022年度の改訂で、高校の数学ベクトルも消えるという

これって、そうとうやばいんじゃないの?

AIに必要なものは?

最近流行りのAIは、もはや統計学の世界である。

  1. 線形代数
  2. 確率・統計
  3. 微分・積分

AIとくに機械学習の分野では、上記3つの知識が必須項目でこれが理解できなければ商売になりません。
機械学習とは、DeepLearning(ディープランニング)を日本語にしたもので

人間が自然に行っている学習能力と同様の機能をコンピュータで実現しようとする技術・手法

です。
特に「線形代数」という知識は、必須中の必須
AIの本を読むと最初に必ず出てきます。
この「線形代数」は、高校の数学(文系)では、出てきませんが、基礎となる知識で

行列を理解するところが初歩中の初歩

この知識無くして いきなり 「線形代数」に挑戦しても天才でもなければ無理な状況です。

「そんなの専門家に任せればいいじゃん!」

と言っているあなた!

「その専門家が、いなくなる」

時代が近いかも知れません。

「そんな専門家がいなくても、外国から優秀な頭脳あつめればいいし」
「優秀な人材を使えるアタマがあればいいんだよ」

はい、日本終了です。

優秀な人材を使えるアタマは、優秀でなければならないのです。

「高校の数学なんて 社会に出たら使わないよ」

数学を学ぶということは、
「論理的思考を学ぶ」
ということです。
「ものの考え方を学べない人間は、退化するだけです」

中退率を下げるには数学をなくせば

文部科学省の元事務次官、前川喜平氏は、

「高校中退をなくすには数学の必修を廃止するのがいい」

という発言がありました。

文部科学省、そして事務次官だった人が言うか?

公務員全員がそうとは、言いませんが、このレベルの発言を公の場で行ってしまうこと自体
この国のお役人レベルが下がっていることがわかります。

「なんで 数学なんてわからなくていいよ」
「嫌いなもの勉強する意味がわかんねぇ」

なんて、前川喜平氏を擁護する意見があったらしいですが、自分は反対です。
そんなことを言っていたら

次は、英語、歴史、国語さえもなくなってしまうかも知れません。
極論かも知れませんが、競争力が下がるのは、こういう風潮のから始まるのです。

プログラム教育

2020年から、小学校でプログラミング教育が始まります。

別に学校でJavaを教えるとか、C#を教えるとかではなく

「プログラミング的思考」を育てる

ことが目的となっています。

といいつつ、現場に任せきりで
「方針を出せば 俺達の仕事は終わり」的なお役所の考え方だと先生たちは、いい迷惑

そして、心配なのは、そこで学んだ「プログラミング的思考」も高校に行って数学がなかったら
そこで終了

The End

AIで活躍したいのだったら渡米しなさい

ITエンジニアで富を得たいのだったら、米国で勝負したほうがいいです。
才能あるプログラマーが、バイトレベルの派遣社員で仕事をしているのが、今の日本の現状です。
プログラマーを最下層に位置づけるゼネコンもどきの企業に縛られないようにして下さい。


話をもどします。

IT植民地

日本は、ITの世界において、米国の「植民地」となっています。
Google、Microsoft、Amazonのクラウド御三家に根っこを牛耳られ

Twitter、Facebook、Instagram、You Tube、Netflix
ぜんぶ、米国のサービスです。

iPhoneもAndroidも国産は壊滅状態

こんな状態で
「すべての技術の基本である数学」
を学ばない学生が出てきたら、この国は、ますます、ITの植民地となってゆくでしょう。

技術軽視の風潮が続く限り、未来は、くらいな

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まとめ

資源のない国で生き残るのは、頭脳でしかありません。
自分は、年寄りで消えてゆく世代に入っていますが、同世代の権力者の迷走状態は、どうなんでしょうか?

たかが、数学ですが、
「論理的思考の訓練のため絶対に必要です。」

見せかけだけの求人倍率、人手不足と言いながら、非正規雇用が増大している事実
生活が厳しくなっているのに株価だけ上昇
そして増税
儲かっている企業は、内部保留
多すぎる公務員
数学なくせばと言っている元トップ官僚
もうめちゃくちゃです。

実力勝負できる若い技術者は、語学を学んで海外で仕事をしたほうがいいよ!

と思う老エンジニアです。

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