Meta(旧Facebook)が絶好調です。
2025年第2四半期決算が、ウォール街の予想を大幅に上回る好結果となっています。
日本では、Facebook、Instagram、Threads、WhatsAppのSNSぐらいしか思いつきませんが、何が、Metaの売上を伸ばしているのか?
海外の記事を探ってわかってきたことをレポートします。
目次
メタの決算が止まらない理由とは?
Meta(旧Facebook)の2025年第2四半期決算は、ウォール街の予想を大幅に上回る好結果となり、投資家たちを再び驚かせました。
売上高は475億ドル(前年同期比+22%)、1株あたり利益(EPS)は7.14ドル(同+38%)と、アナリスト予想の448億ドル/5.88ドルを大きく上回る内容です。
「Metaの株価推移(2025年年初来)」
それだけではありません。今回で10四半期連続の利益上振れ、売上高では12四半期連続の予想超えを達成。市場との信頼関係を確かなものにしています。
この好調の背景には、明確なキーワードがあります。
それは—— AI(人工知能)です。
好調のカギ①:AIインフラへの「桁違い」の投資
Metaは、AIへの取り組みを企業戦略の中核に据えています。
マーク・ザッカーバーグCEOは今月、「AI向けの計算インフラに数千億ドル規模の投資を行う」と明言。実際に、Scale AIへの143億ドルの出資や、「Superintelligence部門」設立といったアクションを立て続けに実行しています。
このような大型投資にも関わらず、支出過多による業績悪化の懸念がない点も注目に値します。Cantorのアナリストも、AI関連支出が同社の全体支出見通しを「圧迫しない」と述べており、攻めながらも財務健全性を維持するバランスが評価されています。
「MetaのAI投資額推移(2022~2025年推定)」
好調のカギ②:広告事業の復調とAIドリブンな最適化
Metaの売上の大半を占める広告事業も、AIによるターゲティング精度の向上が奏功しています。広告主にとって魅力的なリターンを実現することで、広告出稿意欲が継続。AIを活用した「パフォーマンス広告」の進化が、収益拡大に直結しています。
また、InstagramやReelsといった短尺動画サービスの広告枠最適化でもAIが威力を発揮。コンテンツと広告のマッチング精度向上が、エンゲージメントの質を引き上げています。
好調のカギ③:株価と市場心理への好影響
決算発表を受けて、Meta株は時間外取引で約10%上昇。年初来ではすでに**+17%**の伸びを記録しています。
アナリストからは、「AIへの大胆な賭けに対し、市場は期待感を持って反応している」との声も。AIが単なるバズワードでなく、業績に直結している点が、他のビッグテックとの差別化要因にもなっています。
今後への見通し:第3四半期も上振れ期待?
第3四半期の売上高見通しは475億~505億ドルとされ、これも市場予想の461億ドルを上回っています。AI分野への積極投資が引き続き続く中、今後も安定した成長が見込まれます。
まとめ:AIを武器に「利益成長マシン」と化すMeta
Metaの第2四半期決算は、単なる「予想超え」にとどまらず、AIという新たな成長エンジンの本格始動を裏付けるものでした。
「攻めながらも儲かる」企業戦略を確立しつつあるMetaは、これからも市場の注目を集め続けるでしょう。
ひとりごと
米国では、先日 アルファベット(Google)、Microsoftのの発表がありました。
それぞれ 大幅な売上高アップとなっています。
米国テック企業は、好調な成長を見せ エヌビィデアなどは、日本の国家予算並みの市場価値があると言われています。
かつて、米国全土を買えるとも言われてきた日本の好調さは、すでにどこにもなく 唯一 TOYOTAぐらいしか残っていません。
特にテック産業は、追いつくどころか、彼らからするとアリどころか目に見えない微生物レベルになってしましました。
失われた30年とか言われていますが、ここまで差が出てくる原因はなんでしょうか?
故 森永卓郎氏の書籍をみればその一端を伺うことができますが、内容をみると 頭の良い人達のカネと権力による支配と 年寄りで頭が悪く自分のことしか考えない政治家達による絶望的な舵取りの結果かもしれません。
AIにおいては、追いつくどころか、姿も見えないほど先に行ってしまい。
彼らの残したものを消化するだけでしょう。
この先もおそらく変わらな意図思いますので
才能のある若い人は、積極的に海外に行ってほしい。
才能をこの国で埋もれさせないように 老エンジニアは願います。