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IT小僧の時事放談

中国「サイバー空間ID」を発行する法律を検討 中国共産党がすべてのネット情報を把握

ある日本のITサービスの社長が香港に出かけたとき

普段使っている自分のiPhoneを持って行く

という愚かな行為をしていました。

「え? 自分のiPhone持って行ってダメなの?」

この意味がわからない人は、中国に行かないようにしてください。

今回は、中国で「サイバー空間ID」を発行するのではないかというお話です。

中国で「サイバー空間ID」を発行する法律が検討中、企業に個人情報を渡す必要がなくなる代わりに中国共産党にすべてを監視される

Gigazine 2024年08月02日

中国で「サイバー空間ID」を発行する法律が検討中、企業に個人情報を渡す必要がなくなる代わりに中国共産党にすべてを監視される

中国の公安部が国民に「サイバー空間ID」を付与する法律の草案を公開し、パブリックコメントの募集を開始しました。「サイバー空間ID」はISPなどへの個人情報登録を回避して国民のプライバシーを保護するものだと説明されていますが、専門家は「中国政府の監視強化につながる」と指摘しています。

公安部国家互联网信息办公室关于《国家网络身份认证公共服务管理办法(征求意见稿)》公开征求意见的公告_中央网络安全和信息化委员会办公室
https://www.cac.gov.cn/2024-07/26/c_1723675813897965.htm

​China mulls granting cyberspace IDs | english.scio.gov.cn
http://english.scio.gov.cn/pressroom/2024-07/27/content_117334604.htm

China Wants to Start a National Internet ID System - The New York Times
https://www.nytimes.com/2024/07/31/business/china-national-internet-id.html

中国では2012年に「ISPや携帯電話回線の契約時に実名登録を必須にする」という法律が可決しています。さらに、2017年には「ネット掲示板やSNSの利用時に実名登録を義務付ける」という規則も制定されており、プライバシーを保ったままインターネットを利用することが非常に困難となっています。

中国政府がネット掲示版への書き込みに実名登録を義務づけへ - GIGAZINE

公安部が発案した「サイバー空間ID」は個人識別可能な「ランダムな文字列」もしくは「オンライン認証情報」の形式で発行されるもので、国民は実名の代わりに「サイバー空間ID」を提出することで、プライバシーを保ったままインターネット上のサービスを利用できるとされています。また、「サイバー空間ID」は強制的に発行されるものではなく、自主的に申請した国民に対して発行されるとのこと。

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中国で「サイバー空間ID」を発行する法律が検討中、企業に個人情報を渡す必要がなくなる代わりに中国共産党にすべてを監視される - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20240802-china-cyberspace-id/

簡潔に言えば、中国でのネット利用のすべてを個人特定できるように「サイバー空間ID」を発行して中国共産党がすべてを監視する。
そして 重要なのは「中国企業にも渡さないぞ」という姿勢です。

「自主的に申請した国民に対して発行」
と言っているけど 個人的にそんなわけがない
人民の公道をすべて把握して 暴動とか反政府などを事前に防ぎたい当局ですから 強制的に仕込まれていると思います。
あるいは、「自主的に申請した国民に対して発行」ということにしておいて海外からの批判をかわす目的とも考えられます。

「プライバシーを保ったままインターネット上のサービスを利用」
というのは、中国企業には渡しませんという意味で当局は取得するということもあり得ます。

iPhoneだって例外なし

個人情報を守るAppleのiPhoneなら大丈夫

おめでたい人は知らないでしょうけど

アップル社は、プライバシー重視します。 ただし、中国を除いてね

アップル社が、ことある毎に「個人情報を大事にしています」と宣伝をしています。
しかし「中国を除く」という但し書き(事実)が見えてきます。

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中国市場でiPhoneを販売するためにこういうことをやっていました。

参考までにGoogleとかFacebookは、中国国内では使用できません。

現在、中国の工場で生産されているiPhoneですが、さすがに生産拠点を徐々にインドに変えつつあるようです。

中国には、捨てスマホを持って行くことをオススメ

怖くてあの国に行くときは、中古のスマホを買って中国国内ではそれを使う。
自分のスマホは持って行かない

というのが正しいことかと思います。

中国では、2024年7月1日より、中国に滞在する者や入国する者に対して、国家安全機関が携帯電話やパソコンなどの電子機器を検査する権利を有することが規定されています
これは、スパイ取り締まりを強化する改正反スパイ法が施行されたことによります。

簡単に言えば、日常使っているスマホを中国に持ち込まない
ということでう。

日本で通常利用する個人用のスマートフォンには、中国に関連するアプリはインストールしない。
中国用のスマートフォンには、個人情報はできる限り設定せず、中国生活に最低限必要なアプリのみをインストールして利用する。

中国で業務として写真を撮る場合でも、中国用のスマートフォンで撮影・保存するようにした方がよいでしょう。

中国へスマホやPCの持ち込みは危険?入国時に検査されるのは本当?過度な心配は不要ですが対策は必要です

もっとも中国以外でもスマホの情報はダダ漏れなので手遅れなんですが

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リスクとして、中国に出かけるときは、個人情報が入っているスマホを持っていかない方がよろしいでしょう。
これは、今すぐにどうこう・・ と言うわけではなく 万が一戦争状態などになった場合、当局に集められた情報を利用されないという保証はどこにもありません。

銀行ハック、預金封鎖、インフラ破壊 なんてことは、ネットに繋がっている限り 起こるリスクは十分あるのです。

各家庭にはあ、ガス、電気などすでにネットで管理されているシステムが構築されています。
これらをハックされたら・・・💣

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冒頭で話題にした

ある日本のITサービスの社長が香港に出かけたとき 普段使っている自分のiPhoneを持って行く

これがどれだけ怖いことか。。。 おわかりいただいたと思います。

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