2023年07月09日 22時00分 Gigazine
中国では国内のインターネット通信を監視するために国家規模の検閲システム「グレートファイアウォール(金盾)」が配備されています。グレートファイアウォールの仕組みを調査している「Great Firewall Report」は、2021年から始まった「暗号化された通信を対象とした検閲」の解析結果を分析し、検閲の回避策を編みだしました。
How the Great Firewall of China Detects and Blocks Fully Encrypted Traffic
https://gfw.report/publications/usenixsecurity23/en/
Our joint work at #USENIXSecurity23 exposed & bypassed the Great Firewall of China's latest censorship weapon that can block fully encrypted traffic in real-time. This impacts popular tools with millions of users like #Shadowsocks, #VMess, and #Obfs4. https://t.co/IXp4fA9gpF https://t.co/iEuUMZn3Gb pic.twitter.com/rusvXoDXWe
— gfw.report (@gfw_report) April 28, 2023
中国国内では、グレートファイアウォールによって、多様なウェブサイトやコンテンツへのアクセスが制限されています。実際に中国でインターネットに接続し、「TwitterやFacebookに接続できない」「天安門事件に関する検索結果が表示されない」といった状況を記録した記事が以下。記事は2012年のものですが、記事作成時点でもグレートファイアウォールは稼働し続けています。
続きはこちらから
中国のネット検閲「グレートファイアウォール」による「暗号化された通信の検閲」を回避する試み - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20230709-china-great-firewall-encrypted-traffic/
中国とのやりとりは、すべて官署されています。
電話もネットも出入りが監視され、当局にとって不都合な情報はすべてブロック
ブロックだけではなく、中国国内で「中国政府に不利益な情報」などが外部に流れる場合、拘束もあり得ると中国の法令が改正されました。
スパイ防止法が拡大解釈されて「国家の秘密や情報」に加えて「国家の安全と利益に関わる文書やデータ、資料や物品」も取り締まりの対象となるので いくらでも理由をつけて拘束される可能性があります。
ここまでして規制をするということで中国の経済にも影響が出ると思われますが、それより 中国国内の情報規制が重要ということになります。
何も関係ないのに身柄拘束とか 怖い状況となるので今後中国国内のビジネスを止める企業が増えると思います。
-
クレジットカードを取り扱う決済システムを中国企業に丸投げ 危険な会社の話 甘すぎる日本のセキュリティ
Teitterのセキュリティ部門に中国工作員が勤めていた というニュースが流れています。 「Twitterのセキュリティチームには中国の工作員がいる」「経営陣は安全より利益を重視」などを内部告発者が議 ...
続きを見る