先日、BALMUDA Phoneについて記事を一本書きました。
「バルミューダ(BALMUDA)という名前を世に広めただけでもこのコスパの悪いスマートフォンを販売するのは大成功である」
という内容ででした。
記事をアップロードした後に少し考えました。
「本当にそれだけなのかと・・・」
今回のIT小僧の時事放談は
盗まれた時間を取り戻す BALMUDA Phoneは、デジタルデトックスへの近道です。
と題して、デジタル・デトックスの新しい取り組みについて考えてみよう。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
目次
BALMUDA Phoneに対しての批判
発表の直後からBALMUDA Phoneに対して良くないコメントが続出した
「これはうれないぞ」
「勘違い」
「市場をよく知らない」
「社長の自己満足」
「スペックに対して価格が高すぎる」
プロのガジェットライターさんも概ね同意見だった。
ガジェット系YouTuberのみなさんも一斉にネタ扱いで動画をアップデートしていたようだ。
確かにガジェット好きの視点でみると「売れない 自己満足のスマートフォン」とIT小僧も思っている。
しかし、その視点を少しずらすと違う世界が広がっています。
最初に発表時の寺尾社長の言葉を聞いてみよう。
寺尾社長の言葉
「河原の小石」
「曲線だけで構成された、唯一のスマートフォン」
「BALMUDA PhoneとわれわれのThe TorstarやThe GreenFanのような家電は連携しません。つながりません」
「スマホというあまりにも便利なものにくぎ付けになりすぎている。私も気付けばWebサイトを無駄見していた」
「スマホは、人がよりよく生きるための補助道具だと考えている。この考えが少しでも気になって、耳を傾けて、手に取っていただける方が購入の候補に入ると思う」
「次は、スマートフォンとは呼ばれないもの」
「当然ながら、家電で気づいてきたブランドとお客様とのつながり。気にはしていただけると思う。だが買っていただけるかというと、ちょっと別の軸で考えている」
「(購買層は)バルミューダファン、とも限らない」
「アプリケーションの開発の深さ、可能性を感じた。同じスマホでも1つのいいアプリケーションを作ると大きく変わる」
「私もBALMUDA Phoneを作る前はiPhoneのユーザーでした。何しろiPhoneがほしくてソフトバンクに乗り換えたクチでしたから。一方で、今の携帯電話市場には、BALMUDA Phoneにとっても“チャンスがある”とも考えています。
そのチャンスとは、iPhoneがスタンダードになりすぎてしまったことです。今の画一性を生み出しているのは、iPhoneとアップルにほかなりません。アップルがトレンドを作って、他のメーカーが追う。そうして市場には画一的なスマホばかりになる。この状況が長く続きているんじゃないかなと思います。
画一的なスマホ市場で“違うもの”を求めているが、誰もやってくれない。だから私たちは違うものを作りました。この状況こそが、われわれにとってのチャンスだと考えています」(寺尾社長)
気になったところを取り上げます。
BALMUDA PhoneとわれわれのThe TorstarやThe GreenFanのような家電は連携しません。つながりません
これは、まったく同感でスマートフォンで操作するよりも本体のスイッチのほうがわかりやすいし、遠隔操作する意味がまったくありません。
スマートフォンで操作すると面倒なのです。
ならば、専用リモコンや音声デバイス(Alexa、OK Google、Hey Siri)のほうが便利ということは明らかです。
曲線だけで構成された、唯一のスマートフォン
スマートフォンを所有している半分以上の人がiPhoneを使っています。
一方、Android端末もベゼルのない(少ない)ディスプレイで角張ったデザイン、背面のカメラの違いしか判別ができないような状況です。
iPhoneかAndroid程度しか違いがなく、デザインで言えば 数種類の「かたち」のものを使っているのです。
たかが、スマートフォンですが、それは、個性の無さ ということにも繋がります。
先日、ワイヤレスイヤホンより有線イヤホンが流行りつつあるという記事を書いたのですが、みんなが同じものを使っているのが嫌で敢えて外して使うという人がいます。
流行りものは、いつもそうした「人と違うことをする人」が作り上げてきました。
「曲線だけで構成された、唯一のスマートフォン」は、この均一化されたスマートフォンというみんなが所有している中で際立っている個性となります。
唯一は、絶対的に目立つわけなので人と違うものを持ちたいという人に刺さるでしょう。
スマホというあまりにも便利なものにくぎ付けになりすぎている。私も気付けばWebサイトを無駄見していた
通勤通学電車の中をみてみてください。
電車から降りて 習慣のようにスマホを取り出してチェック、階段でも見ながら降りている人 結構多いです。
その人達は、階段でノロノロと歩き、後ろに多くの人が並びます。
自分が同じように行動しているときは気が付きませんが
一度、その世界から離れてみると 違った世界が見えてきます。
スマホを弄っている人の多くは、「別に今弄る必要はありません」
あなたが、今スマホを見なくても世界を救えうわけでもない
それまで楽しんでいた多くの時間をスマホの登場によって私達は、失っていることに気がつくべきだと思っています。
読書でもカメラでもスポーツでも映画だって映画館のほうが小さな画面より楽しいことを知っているはずです。
寺尾社長の提案した BALMUDA Phone というスマホは、スマホに盗まれた時間を取り戻すきっかけになるのではないでしょうか?
スマホは、人がよりよく生きるための補助道具だと考えている。この考えが少しでも気になって、耳を傾けて、手に取っていただける方が購入の候補に入ると思う
スマホが、生活の中心になってしまっている人が多いと思っています。
IT小僧もガジェット大好きな人間なので「スマホが、生活の中心」になってしまっているかも知れません。
BALMUDA Phoneの登場でデジタル関連メディアの人やYouTubeの多くの動画は、がっかり感のある記事が多い。
価格が高い割に性能がミドルクラス
記事や動画は、この意見で収束している。
BALMUDA Phoneの意義は、そこじゃない
必要最小限なスペックと使いやすい道具(スケジューラ、電卓)を搭載してあるのでこれ以上は必要がない。
つまり
使いすぎないようなスマートフォン
であり
盗まれた時間を取り戻すためのスマートフォン
と考えている。
デジタル・デトックスへの近道
スマートフォンが、登場して多くの人は、この小さなデバイスによって ある人は成功、ある人は犯罪に巻き込まれ、ある人は人生を棒に振る。
スマートフォンを全能のツールと勘違いしている人がいると思うけどそれは、大きな間違いで ただの道具(ツール)であることを再度考える機会を与えてくれました。
ここまで話をしてきたようにBALMUDA Phoneは、「盗まれた時間を取り戻すためのスマートフォン」なので多少高価でもその意味が分かる人にとっては、刺さる製品です。
デジタル・デトックスという、スマートフォンと離れた時間を過ごすことでストレスから開放することが心の平和として重要です。
好きな本を読んでもいいし、バイクで遠出をしてもよいし、絵を書いたり、写真を撮りにでかけてもいい。
スマホに盗まれた時間を取り戻すことでアナログである人間を取り戻すことも大切だと思います。
と言っても、スマホは、今やなくては社会生活が困難になりつつあります。
そこで ほどほどの性能のBALMUDA Phoneを単なる道具として使うことで デジタル・デトックスに少しでも近づいてみる近道なのです。
その証拠に、バッテリーの容量が少ないことで頻繁に使わせないと主張しています。
BALMUDA Phoneの話はこちらでも書いています。
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まとめ
盗まれた時間を取り戻すならばそれほど高価なものではない
BALMUDA Phoneの価値はここにあるのです。
そこに共感しておカネを払うことができるならば、自分の時間を取り戻すデバイスとなります。
ところでIT小僧は、BALMUDA Phoneを購入するのか?
ううん カネもないしな
デジタルデトックスなら、INFOBAR xvがあるのでそっちで間に合っているかな
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