iPhone向けのOSであるiOSを開発するAppleと、Androidを開発するGoogleは、それぞれ独自のアプリストアであるApp StoreとGoogle Playを運営しており、そこから多額の収益を上げています。これらの公式アプリストアのあり方を大きく変えてしまう可能性のある「アプリストア規制法」が、議会に提出されています。
App Store Law Would Be a Direct Hit on Apple and Google - Bloomberg
House lawmakers join Senate in targeting app stores - Axios
021年8月11日(水)、民主党所属のリチャード・ブルーメンソール上院議員とエイミー・クロブシャー上院議員、共和党所属のマーシャ・ブラックバーン上院議員の3名が、「Open App Markets Act(オープンアプリ市場法)」という法案を提出
この法案は、Apple AppStore や Google Play に独占されていたアプリ市場をオープンにしなさい
という法案で特定の企業がアプリを独占してはいけない
というものである
この本案が通過した場合、特に AppStore以外からアプリをインストールできなかったiPhoneやiPadは、サードパーティのアプリストアや野良アプリとしてインストールできるようになる。
という可能性を含んでいる。
また、AppStore以外で決済ができなかった多くのサービスは、独自に決済できるようになるわけである。
特にこれまでamazonのKindleは、アプリから書籍を購入できないなどAppleに締め付けを食らっていたのですが、それらも開放される可能性があります。
AmazonやNetflix、Spotifyもクレジットで決済できるようになるのでiPhoneだけ料金が30%高いと言った所謂 Apple税も廃止
ユーザーにとって 30%もアプリ代金やサービス料金が下がるということで万々歳となるであろう。
もちろん Google Playも同じことが言えますが、Androidの場合、GooglePlay以外でもインストールできるし決済もクレジットでGooglePlayを必ず通さなければならない なんてことはない。
Appleとしてみれば、AppStoreからの収入はかなり大きく、これを阻止しなければならないとして、セキュリティの問題を全面的にアピールしているが、本音は収益ダウンだとIT小僧は思っている。
「フォートナイト」の開発元であるEpic Gamesは、すでにAppleから離れています。
(規約違反を理由にフォートナイトをApp Storeから削除)
このアプリストア規制法が成立すれば iPhoneでフォートナイトを遊べる日が来るかも知れません。
参考+引用:Gigazine