日本の宇宙探査ってはやぶさを筆頭に月周回軌道にハイビジョンカメラを持ち込んだり、予算が少ない割に何気に凄い。
ロケットもH2Aロケットの安定性は、素晴らしい。
そのH2Aロケットで2020年7月20日にUAEの火星探査衛星を打ち上げた。
そしてついに火星に到着して最初の映像を送ってきました。
なぜUAE?
今回のIT小僧の時事放談は、久々の宇宙もの
UAEは、月面探査に挑戦する。
と題して、UAEののプロジェクトについてブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
最新ニュース
【2月14日 AFP】(更新)アラブ首長国連邦(UAE)宇宙庁は14日、同国の火星探査機「ホープ(Hope)」が初めて撮影した火星の画像を公開した。
写真には、朝日に照らされて姿を現す太陽系最大の火山、オリンポス山(Olympus Mons)が写っている。
アラブ首長国連邦(UAE)
アラブ首長国連邦
アラブ首長国連邦(アラブしゅちょうこくれんぽう、アラビア語: الإمارات العربية المتحدة、英: United Arab Emirates, UAE)は、西アジア・中東に位置し、7つの首長国からなる連邦制国家。首都はアブダビ市
ウィキペディア
7つの首長国は、以下のようになっています。
アブダビ首長国
ドバイ首長国
シャールジャ首長国
アジュマーン首長国
ウンム・アル=カイワイン首長国
フジャイラ首長国
ラアス・アル=ハイマ首長国
このうちアブダビは、石油、天然ガス
中東=石油 とおうイメージがありますが、ドバイは、貿易、工業、金融が中心というように全部が全部石油依存というわけではない。
宇宙に目を向けるUAE
UAEは、この1年の間に 宇宙に目を向け始めました。
そのスピードは、かなり早く
2019年9月25日
UAE初の宇宙飛行士ハザ・アル・マンスーリが国際宇宙ステーション(ISS)に8日間滞在すべく宇宙へ
2020年7月
日本のH2Aロケットで無人の探査機「HOPE(ホープ)」を打ち上げ、現在、火星に向かっています。
そして、UAEは、月面探査をアラブ諸国で一番乗りを目指している。
わずか一年で宇宙飛行士、火星探査衛星とプロジェクトを成功させている。
「国家の総力」という規模の力の入れようである。
UAEは、ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター(MBRSC)を立ち上げ
宇宙飛行士養成、人工衛星開発、訓練、人材教育のために宇宙シミュレーションセンターも開設予定となっている。
今回の月面探査プロジェクトは、MBRSCの10カ年計画のひとつとなっている。
なぜUAEは、宇宙を目指すのであろうか?
日本のH2Aロケットで打ち上げられた探査機「HOPE(ホープ)」の時に来日した
UAEのサラ・アミリ先端技術担当相は、
「これはUAEの産業多角化計画の1つです。宇宙産業で培った技術は、他の産業でも活用されるのです。若者に(就職などの)多くの機会を提供し、夢や可能
性を広げられます。」
とコメントしている。
また、中東地域の科学立国を目指していて、脱石油ということも視野に入っているかも知れません。
2024年
話を戻して、2024年に計画されている 月面探査は、着陸だけではなく、探査車も予定されている。
ただし、人が行くかどうかは、言明されていない。
しかし、たった4年という短期間で月を目指すという計画は、あまりにも準備期間が短い。
火星探査衛星「HOPE(ホープ)」は、2014年に計画発表、2020年に打ち上げ、2021年に火星に到達予定となっている。
たった6年である。
火星探査計画は、多くの国で計画中ですが、少なくても10年近い計画となっている。
プロジェクトは、スピードが勝負
プロジェクトは、スピードが勝負である。
イーロン・マスクの スペースX社は、2002年に会社が立ち上がり、2010年には、民間企業としてはじめて軌道に到達
2012年には、国際宇宙ステーション(ISS)とドッキング
2020年には、有人飛行が成功となった。
すでに宇宙ビジネスが立ち上がり、グローバルなブロードバンドインターネットサービスのために小型衛星を打ち上げている。
また、月面着陸船「ブルームーン」を準備、2024年までに人間の乗組員を月面に着陸させるために、ブルームーンより大型の宇宙船を開発中である。
まとめ
これからのプロジェクトはスピードが重要となっている。
UAEもスペースXも効率とスピードを重視、そして成功へと進んでいる。
一方、日本は、少ない予算ながら、地味に成果を上げていることはすごいし、H2Aに続いてH3Aも計画されている。
自力でロケットを持っていて衛星を打ち上げられる国は、かなり少ない、その意味では、称賛されるのですが、その一方で、結局、頓挫した旅客機もある。
UAEをは、科学技術が、これから国が生き残る道のひとつと考えている。
残念ながら日本は、「科学者の集まりを外された」ことで研究よりも別な運動にご熱心な学者先生が目立つようでは、この先、厳しい時代がなっているような気がする。
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