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IT小僧のブラック時事放談

マスコミは、5Gって盛り上げようとしているけど オリンピック宣伝番組に成り下がった紅白歌合戦と同じようなもの

2020年1月4日

「5G革命」の真実 --5G通信と米中デジタル冷戦のすべて (WAC BUNKO 301)

新年あけましておめでとうございます。

紅白歌合戦ご覧になったでしょうか?
「内●という 面白くない芸人」と「オリンピックよいしょ番組」を全面にだしたことが原因かどうかわかりませんが、視聴率がかなり悪かったとか・・・

そんなことは、テレビを含むマスコミではよくあることで
「流行らせようとして失敗」なんてことは過去にもたくさんあったわけです。

もちろん IT業界もマスコミが持ち上げようとしているものがたくさんあるので

今回のIT小僧のブラック時事放談は、
マスコミは、5Gって盛り上げようとしているけど オリンピック宣伝番組に成り下がった紅白歌合戦と同じようなもの
と題して5G元年と言われていることを取り上げてみよう。

ブラック放談ということを前提に読んでください。

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5G狂想曲

テレビのCMもIT関連のマスコミも5Gが、2020年のキーワードになっています。
前フリで書いた「東京オリンピック」とセットで売り出そうとしている気配も感じられます。

でも5Gって中国や韓国、米国(いちおうやっているとされている)でサービスが開始されています。
日本でも、2020年の春(春という言い方が、あいまい)、4Gでさえままならない楽天も6月に開始するとかなんとか言っているようですが、そもそも、国内で5Gに対応すると表明したスマートフォンは、現在1台もありません。

中国事情

docomo,au,SoftBankも5Gを未来っぽくイメージCMにしていますが、肝心のスマートフォンの予定が示されていません。
一方、中国では、すでに5Gのスマートフォンが、日本円で数万円程度で出荷されて実際に使われ始めました。

【北京=多部田俊輔】中国政府と中国国有通信大手3社は31日、次世代通信規格「5G」の商用サービスを1日に始めると発表した。北京や上海など50都市を対象に、年末までに13万カ所の5Gの基地局を整備する。米中貿易摩擦が長期化するなか、中国政府は5Gで消費者や産業向けに新しいサービスをつくり出して国内経済のテコ入れを狙う。

中国移動通信集団など国有大手3社は5Gを使った通信プランの料金を発表した。中国移動で最も安い5Gプランは毎月128元(約2千円)で、5Gのスマホの購入に対して300~600元の値下げや699元相当の割引サービスを導入するとしている。
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51638450R31C19A0FFE000/

この記事って2019年10月30日です。

ITメディアでも

料金は約2000円/月で30GBから、データ単価は4Gより割安

中国では既存の3社と新規参入1社の合計4社が5G免許を取得している。11月1日から5Gサービスを開始したのはChina Mobile(チャイナモバイル、中国移動)、China Telecom(チャイナテレコム、中国電信)、China Unicom(チャイナユニコム、中国聯通)の既存3社。料金プランは5G時代にふさわしく最低プランのデータ通信利用分は30GBと、ストリーミング放送やクラウドゲームの利用にも対応できるものが提供されている。

3社の料金はほぼ横並びだ。China Mobileの例を見ると個人向けの最低プランは128元/月(約1980円)でデータ30GBと音声通話200分、最高プランは598元/月(約9230円)でデータ500GBと音声通話3000分。他に付加サービスなどが利用できる。複数SIMでデータや音声通話を共有できる家族プランも別途用意されている。
ITmedia mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1911/05/news044.html

このように中国では、5Gは、使えて当たり前のインフラに突き進もうとしています。

注目したいのは、通信料金です。
個人向けの最低プランは128元/月(約1980円)でデータ30GBと音声通話200分
最高プランは598元/月(約9230円)でデータ500GBと音声通話3000分

日本と中国では、社会構造や物価が違うので比較になりませんが、日本の5Gのサービスってどのぐらいの費用になるのでしょうか?
5Gのスマートフォンも日本円で数万円程度で販売されているらしいので

「そりゃ 一気に普及しますわ」

iPhoneは、5G対応を急ぐはず

中国市場でシェアを確保するためにiPhoneは、予想より早く5Gに対応する可能性があります。

Appleは、中国政府に従って(媚)iPhoneを中国で販売してきました。
政府に都合の悪いアプリを削除したり、個人情報を宣伝している割に、iCloudの鍵を渡して中国の個人情報を渡しました。

それもすべて大きな市場でiPhoneを売るためです。
5Gの普及が進んでいる市場を逃したくないことを考えると、春には、5Gを出さざる得ない状況のはずです。
※iPhone SEより 5Gに重点をおいているはず。

5GのiPhoneが登場したら「iPhoneすげぇー」とヨイショ(特に日本のマスコミやYouTuber)記事や動画で騒がれると思いますが、それは、日本向けではない。

すべて 中国にiPhoneを売るためです。

内容なき5G

一方、国内のキャリアは、どうなのか?
未だに料金どころか、サービスエリアも出てこないし、そもそも

「5Gにするメリット」

も曖昧なイメージしか出てこない。

CMを観てみよう

docomo

au auは、5GのCMがあまりない?

SoftBank

au以外は、5GのCMを出している。auもないわけではないけど、他2社よりは、薄い!

日本の5G元年と言う割には、内容がない。
5Gにしてもコンテンツが、圧倒的に足りない。

これは、5Gだけの問題ではなく、日本のコンテンツ自体が、足りない状況に陥っている。

コンテンツがないので5Gも普及しない。
NHKどころか産業界がオリンピックを全推ししているのも

「ものを売るためのコンテンツ」

が足りないわけです。

5Gの本質

日本の場合、スマートフォンの5Gは、スマートフォンが数万円、通信料金が使い放題で数千円にならなければ、普及しない。

だから、ローカル5Gという局所的な5G通信網の申請が増えている。
ビジネス現場で5GとIoTのセットで徐々に使われてゆくと思います。

そもそも自動運転とか医療現場とかクラウドゲーム程度しか使いみちはない。

3キャリアも5Gに力を入れていると言われていますが、外出先で高速、大容量が必要になる決定的なサービスが出てこない限り普及は厳しいだろう。

そこで期待するのは、東京オリンピックになるわけですが、オリンピックは、数週間で終わるイベントです。
まつりが終わったら、大きなコンテンツがなくなるので5Gなど高価な通信量金を払う人などいない。

ただし、ここまでは、日本の話、中国は違う 新しいものを次々と作っている。
失敗も多いけど、数打てば当たるのです。

ゲームが象徴していますが、新しいサービスは、中国から出てくるでしょう。

まとめ

ここまで好き勝手話してきましたが、現時点で、5Gは、煽っている割には、中身がスカスカ状態なのは事実

しかし、5G対応スマートフォンを3万円程度で購入できるように割引をして、月額3000円程度で使い放題になれば爆発的に普及する可能性がある。
だが、それにはもう少し時間がかかると予想される。

結論として
5Gが普及するかどうかは、通信料金次第、既存のネットワークより安く使えるようになれば、わざわざ家までネットを引く必要がなくなります。

一方スマートフォンで普及する鍵は、iPhoneが握っていると思います。
先の述べたように中国のために5Gの対応が早ければ、一気に5Gが使われる可能性があります。

ただし、低価格であることが必須だと思っています。

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IT小僧のブラック時事放談のブラック度が足りないというご指摘がありましたので
2020年は、もう少しブラックを濃くしようと思っています。

今年もよろしくお願いいたします。

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