これは、黒IT小僧の話です。
でも、今の日本のIT業界が立ち遅れている原因の一つだと個人的に考えていることなので、反対の意見もあるでしょう。
でもあえて、言います。
今回のIT小僧のブラック時事放談は
印刷した仕様書などゴミでしかあり得ない 昭和の残骸が、日本のアプリやサービスをダメにしている
と題して、IT産業の劇薬を話します。
ブラックなのでそこは、割り引いて聞いてください。
目次
昭和の残骸が、日本のアプリやサービスをダメにしている
日本のアプリやシステムが世界で勝負できていません。
理由は3つあります。
1.言葉を超えられない
amazon、Google、Apple、Microsoft、Twitter、FacebookにInstagram、TikTok、Zoom、Netflix、 など、日本で使用されている多くの企業やネットサービスのほとんどは、日本発のものではない。
すべて、欧米、韓国、中国の企業が提供している。
これらのサービスの多くは、そのファーストリリースが英語で行われ、追って各国語に対応するという流れになっています。
Twitterなどは、英語版でしかリリースされていなかったけど世界中に広まりました。
FacebookもInstagramも同様です。
TikTokの元ネタのVineというサービスも英語版でしか対応していませんでしたが、高校生を中心に結構流行っていました。
一方、日本発信のサービスは、日本語しか対応していないこともあり、市場が国内限定となっています。
ここで 大きなハンディキャップを背負っています。
国内のアプリ/ネットサービスは、国内だけである程度の需要があるためにそこで思考停止しています。
海外まで目を向けることができません。
IT小僧も含めて 多くの日本人は、最低でも中学、高校と6年も英語の勉強をしているのに 話せる人は多くないし読むことも苦手です。
これは、根本的な英語教育に問題があることは、間違いない
現場の教師や教育委員会、文科省だって そのことは、とっくに気づいているはずですが、
何十年たっても英語が話せない日本人を大量に社会に輩出しています。
おっと! 政治には、触れないIT小僧なので 話をもとに戻します。
アプリやサービスで一儲けしようと野望をもったクリエイターの人や企業は、英語バージョンから勝負をしてみるというのはいかがでしょうか?
中国、韓国のエンジニアだってできたんですから 日本人でもできないわけがない
と思うのですが
国内のアプリ/ネットサービスは、つまらないインターフェイスや ありきたりのアイデア、海外アプリの焼き直しでしかありません。
2.発注側がバカ
日本企業のアプリ開発スピードが遅すぎます。
これは、開発者の問題ではなく、発注元の問題であることは、明らかである。
なにより、契約が遅い。
遅い理由は、安い金額でいろいろなことをしてもらおうとする発注側の傲慢さだろう。
発注元と受注側で最大の問題となるのは、カネ
つまり 発注元がケチなのである。
発注側が、明確な仕様も出せないのに開発側から出てきた見積もりに対して
高すぎる もっと安くしろ
この機能を入れろ
と文句を言い、契約が遅れます。
そのくせ
スケジュールは、いついつまで
と契約もしていないうちからスケジュールありきで開発会社に無茶振りをする。
さらに、契約が終わって要件定義が終わっているのにも関わらず
後出しジャンケンで追加の機能を入れてくる。
こんなんで まともなものなどできるわけがない。
ひどいところになるとトラブルが発生すると 「訴訟だ」と脅す。
だいたい、「訴訟だ」とすぐカネについて言っている人は、ITの知見がない経営者層である。
さらに保守費用は、作業費用と勘違いしているバカが多いし、それを受けてしまう開発会社も悪い。
こんなとき企業側の担当SEに話をしても無駄です。社内SEの地位は、驚くほど低いのが日本企業の典型的なパターンである。
3.くだらない資料が多すぎる
これは、個人の場合は、除くですが、多くの企業が開発会社に発注する場合、意味のない資料を要求する場合が多い
未だに印刷して提出しろなんて「頭の悪い企業の典型」である。
印刷したバインダーの資料
発注企業は、全部 読んでいますか?
おそらく、そのまま 倉庫行きで何年か後に捨てられないゴミとしてホコリをかぶるのが関の山
提出文書にいちいちハンコを押すなど「昭和の残骸」とも呼べる人たちが多い会社ほど「もので納品」を要求してくる。
「昭和の残骸」企業の体質は、概ねこんな感じです。
- ITは、カネがかかる厄介者
- ものが見えない納品物などあり得ない
- 開発会社は、奴隷と思っている。
- 失敗は絶対に許さない
- 納品=完成物 と勘違いしている。
システムやサービスは、常に更新されるべきもので、ライバル企業より先に世に出したほうが勝ちである。
二番煎じは、あくまでも二番煎じ な世界である。
画期的なサービスの多くは,世に出たときの多くは、不完全なものであり、問題も多い
でも コンセプトが良ければ世界的なヒットに繋がります。
Zoomだって最初はあれほど問題が多かったのに 次々を問題点を修正し、さらに改善のスピードがアップしている
一月に2回もバージョンアップするZoomの圧倒的パワーは、すごいと実感する。
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日本の場合、くだらない資料を作るコストが増大し、リリースが遅れることが多い。
なにしろ 手間が多すぎる。
「過去の履歴を整理します。」
と文書を丁寧に作っている人がいますが、そんなのは、無駄でしかあり得ない。
今動いているアプリやサービスが正であり、過去のリリースなど わかれば良い程度の情報で十分です。
そもそも、そんな資料 誰も読みはしない。
もちろん 例外もあって
金融系など リスクが高いシステムは、十分な時間と試験が必要なのですが、それは、カネをたくさんもらっているからできることで
数百万レベルのシステムの発注で細々と資料を作成していたらコストが合わないし時間がもったいない。
もし、大量の資料や納品物(特に紙媒体)を用意しろというのでしたら、きっちり カネとスケジュールを要求して見積もりに追加しましょう。
「そこは、範囲内でやってよ」
なんていうバカな企業は、相手にしないで もっと儲かるプロジェクトを探すことをオススメします。
まとめ
長々と ブラックな話題にお付き合い頂いて ありがとうございます。
このように日本企業の「昭和の残骸」経営層は、とっとと引退してくれと願います。
同じように官公庁、地方自治体の公務員 そして政治家も同様で IT・デジタルに疎い連中はとっとと引退してほしい。
ここでIT小僧からの注意を書いて終わりにします。
きちんとIT・デジタルに向き合っている 先輩方もいらしゃいます。
「昭和の残骸」と書いたのは、「老害」とひとくくりしたくなかったからで 若い人でも「昭和の残骸」のような人が多いからです。
とくに最近、若年層に増えてきたような 気がします。
すべては、IT小僧も含めて 大人が情けなかった結果なのですが・・・
書いて出しなので誤字脱字は勘弁