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今日のAI話

ChatGPTに古代メソポタミア文明で使われていた言語を翻訳させようという試み

2023年5月18日

古代メソポタミア全史-シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで (中公新書)

ChatGPTに現在翻訳されていない言語を翻訳させてみようとう試みが行われているようです。

古代文字に関しては、実は多くのことが解読されずに残っています。

例外なのは、エジプトのヒエログリフで天才学者と有名なロゼッタストーンがあったからだと言われています。

OpenAIが開発した対話型AIのChatGPTは、人間が入力したプロンプトに対応した自然な文章を出力することができます。英語や日本語などの現代の言葉には対応しているChatGPTですが、紀元前に話されていたと考えられる「アッカド語」は果たして翻訳可能なのか、ブロガーのジャン氏が実際に試してみたときの様子を紹介しました。

jan's stuff: Translating Akkadian clay tablet with chatGPT?
http://www.janromme.com/2023/05/ChaptGPT-transaltion-of-Akkadian-texts.html

ジャン氏は2008年にロンドンで開催されたバビロン展に赴いたことがあり、そのときに展示されていた石版の写真を撮影しようとしたそうです。しかし、「フラッシュ禁止」の看板を「写真撮影禁止」と読み間違えたと思われるお節介な人物に撮影を邪魔され、記録として残すことができなかったとのこと。

それから十余年、記憶を頼りに石版のことを思い出してみると、その石版はユダのマナセ王に関する聖書の記述に関連したものであったことが分かります。これは、旧約聖書の歴代誌第二に記載された次の一節にまつわるものでした。

エホバはマナセとその民に語り続けたが、彼らは注意を払わなかった。
そこでエホバはアッシリアの王の軍隊長たちを彼らに差し向けた。軍隊長たちはマナセをかぎで捕え、2本の銅のかせで縛ってバビロンに連れていった。
マナセは苦悩の中で神エホバに願いを託し、先祖たちの神の前で大いにへりくだった。
彼が主に祈り続けたので、主はその懇願に心を動かされて願いを聞き入れ、彼をエルサレムで王権に復帰させた。それからマナセは、エホバが真の神であることを悟った。

ジャン氏は「この時、都市バビロンもアッシリアの支配下にありました。アッシリア人は決して寛大ではなかったのに、この時だけは寛大だったのです。その証拠があの石版にあるはずで、もう一度見つけられればいいのですが」と考え、石版を探すことにしたそうです。


by dun_deagh

続きは ↓

ChatGPTは古代メソポタミア文明で使われていた言語を翻訳できるのか? - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20230518-translating-akkadian-clay-tablet-with-chatgpt/

 

AIの知識は、所詮人の残してきた情報をもとにして学習されています。
ですから 未知なものは、未知のままのはず しかしAIの成長によって今後大きな転換点を迎えるかもしれません。

過去のAI話は、 ChatGPT と仲間達のアーカイブはこちらにまとめてあります。

AI技術の最前線 これからのAIを読み解く先端技術73


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