日本年金機構で申告書の入力ミス多発、入力業務を中国に再委託？

愚かな事件が明るみに出てきました。
今度は、日本年金機構です。

年金問題で個人情報を紛失したとかなんとかで大騒ぎになり政局が変わったあの「日本年金機構」です。

日本年金機構が発注した年金関連書類の入力業務委託先業者で複数の問題が発生していることが2018年3月19日までに分かった。一部報道機関は同日、この業者が契約に違反して約500万人分の入力業務を中国の業者に再委託していたと報じた。

一応、内容は、精査中ということですが、またやらかしましたか・・・

今度は、かなり罪が重いですね。

今回の
「IT小僧の時事放談」は
「日本年金機構で申告書の入力ミス多発、入力業務を中国に再委託？」
と題して、懲りないお役所連中　というお話です。

事件の経緯

2017年8月
「扶養親族等申告書・個人番号申出書データ入力及び画像化業務一式」という業務を一般競争入札で東京豊島区の情報処理業者に1億8000万で契約

2017年2月
2018年2月支払い分の年金（老齢年金）にかかる所得税の源泉徴収税額に誤りが生じる。

2018年3月19日
入札した業者が契約違反ををして500万人分の入力業務を中国の業者に再委託したことが明らかになる。

ANNの取材に応じ、情報処理会社の作業について以前から違和感を感じていたと語りました。
日本年金機構職員：「本当にちょっと考えられない誤りで、例えばお名前の中に記号が入っている。○×とかですね。日本人の方だけれども、日本人ではない名前になってしまっている。1文字漏らしたとかそういうミスとは次元が違うミスが起こっていた」

ははは！
他人事ですね。
NHKのニュースを見ていましたが、まるで「他人事」・・・
業者が悪いと・・・

個人情報流出

日本年金機構が委託した業者が、儲けを出すために再委託したわけで、実際に悪いのは、この業者です。
それは、間違いない

NHKでも報道されました。

日本年金機構から委託されたおよそ５００万人分の年金受給者のデータ入力を中国の業者に再委託していた東京豊島区の情報処理会社「ＳＡＹ企画」の切田精一社長は、２０日、ＮＨＫなどの取材に応じ、「関係者の方にご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます。今後については、日本年金機構の指示を仰ぎながら対応していきたい」と述べて謝罪しました。
切田社長の説明によりますと、再委託したのは中国・大連にあるデータ入力会社で、切田社長みずからが設立に関わり、現在も役員を務めているということです。
このため、グループ会社という感覚があり、再委託したという認識が薄かったとしています。
そのうえで、中国の会社に再委託したのは年金受給者の氏名の入力だけだと説明し、「個人情報の流出にはあたらないのでないか」などと話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180320/k10011372011000.html?utm_int=news_contents_news-main_004

もうね！
何も言えないです。

名前だけだからいいとか・・・
グループ会社だからいいとか・・・

日本の情報を海外に流出させたのは、間違いありません。
社長の意識がこの程度の会社だと気が付かない「日本年金機構」も責任はないのでしょうか？

森友よりこっちのほうがヤバイだろ

企業のコストダウンが激しくなり
「安ければイイ」という風潮が見え隠れしています。
お役所も同じです。
委託する企業のチェックはしたのでしょうか？
系列に中国企業が入っているとか、危機意識はなかったのでしょうか？

個人情報の塊のマイナンバーをLINEを使って普及などと言っている
日本のお役人ですからこんなことを繰り返すでしょうけど

ＬＩＮＥ：マイナンバー普及で政府と連携、利用者をサイトに誘導

国会の皆さん

森友問題より
ＬＩＮＥとマイナンバー問題を追求したらどうですか？
個人情報が他国にダダ漏れなのをほっておく気ですか？

まぁ　彼らには、できないでしょうけど・・・

まとめ

IT、セキュリティに詳しい人物が、声をあげない限り、この国の情報は、他国に流出しまくりでしょう。
きちんと情報セキュリティの専門家を各省庁で雇うぐらいしてもいいのではないですか？

でも
ITの専門家と名乗る御用学者は、勘弁して下さいね。
彼らは、実戦経験がないので役にたたないと思っています。

個人情報をすべて握っているお役所の皆さん
危機感を持って仕事をしていただけるのを願うばかりです。

それともAIに仕事をしてもらいますか？