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ポルノ閲覧中に自動撮影!? セクストーション・スパイウェアの脅威と防御策

ポルノサイトを見ている最中に、パソコンが勝手に画面キャプチャやWebカメラで顔写真を撮影し、それを脅迫に利用する

そんな恐ろしいスパイウェアが海外で急速に広がっています。このマルウェアは「セクストーション・スパイウェア」と呼ばれ、単なる個人情報窃取にとどまらず、人間の“羞恥心”を人質に取る新たなサイバー犯罪の手口として注目されています。

本記事では「セクストーション・スパイウェア」とは何か、誰が仕掛けているのか、日本でも脅威が迫っているのか、防御策はあるのかをわかりやすく解説します。

セクストーション・スパイウェアとは何か?

セクストーション(Sextortion)とは、性的な画像や動画を利用した恐喝を指します。

従来は「偽メールで“あなたを撮影した”と脅す」だけの詐欺が多かったのですが、最新のマルウェア「Stealerium」などでは、実際にポルノ閲覧を検知→画面とWebカメラを同時撮影する機能が追加されています。

つまり、従来の“空振りの脅し”から、本物の証拠を伴った脅迫へと進化しているのです。

誰が仕掛けているのか?

セクストーション・スパイウェアを拡散しているのは、大規模な国家ハッカーではなく、低〜中規模のサイバー犯罪グループです。

Proofpointなどの調査によれば、2025年には「TA2715」「TA2536」といった犯罪グループが、フィッシングメールを使い、数千〜数万通単位でばらまいていました。

感染すると、パスワード・クレジットカード・暗号資産ウォレット情報とあわせて「羞恥心を利用した恐喝」に転用されます。

ポルノ閲覧者が狙われる理由

犯罪者がポルノ閲覧者を狙うのは明確です。

人に知られたくないという心理を突くことで、少額の身代金でも支払い率が高いからです。これまでの「空脅し型セクストーション」よりも、実際のスクリーンショットや顔写真を突き付けられれば、被害者は恐怖から支払ってしまう可能性が飛躍的に高まります。

日本にも入ってきているのか?

現時点で日本国内の大規模な被害報告は限定的ですが、マルウェア自体はオープンソースとしてGitHubで入手可能なため、日本に流入するのは時間の問題と考えられます。

特に「英語以外のローカライズ」や「日本の裁判所通知を装うメール」など、過去の攻撃パターンを踏まえると、日本語利用者も標的になるリスクは十分にあります。

防御方法 ― 個人が今すぐできる対策

  • 怪しい添付ファイルは絶対に開かない(特に請求書や裁判通知を装うもの)

  • Webカメラに物理カバーをつける

  • Windows DefenderやEDRを常時有効化し、定期スキャンを行う

  • 全ての主要パスワードを二要素認証とセットで管理

  • もし感染を疑ったらネットを遮断し、セキュリティ専門家へ相談

サイバー犯罪者は「羞恥心」を武器にします。支払いに応じるのではなく、冷静に遮断・削除・相談することが最も重要です。

参考リンク一覧(外部サイト)

◆ セキュリティ企業レポート(一次情報)

◆ 海外ニュースメディア

◆ オープンソース配布元(再アップロード)



ひとりごと

みなさま ポルノを視聴するときは ウェブカメラに布やテープを貼りましょう

 

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