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SharePointを襲った「大規模ハッキング事件」とは?
2025年夏、悪意ある攻撃者がSharePointの脆弱性(未修正や旧バージョン)を突き、世界各国で数百の企業・組織に不正アクセス。 攻撃手口は、セキュリティパッチの未適用や弱いパスワードの使い回し、外部公開設定の甘さなど、企業の“油断”に付け込むものでした。 この事件をきっかけに、SharePointは「使うだけで安心」という常識が根本から覆されたのです。なぜSharePointが狙われるのか?
- 社内外のファイル共有・業務管理の中心=機密情報の宝庫
- 多くの企業が“初期設定のまま”使い続けている
- アクセス権限や公開範囲が適切に管理されていないケースが多い
- パスワードや認証設定が弱いまま運用されている
企業が今すぐ実践すべき!SharePointのセキュリティ対策 5つの基本
- 常に最新のセキュリティパッチを適用(週1チェックが理想)
- ユーザーごとのアクセス権限を厳格に設定(最小限の権限付与を徹底)
- 強力なパスワード&多要素認証(MFA)の導入
- 社外アクセス・外部共有の範囲を定期的に見直す
- 定期的な監査ログの確認・社員教育の強化
まとめ:「使うだけ」から「守る意識」へ
SharePointをはじめとするクラウドサービスは「便利」=「安全」ではありません。 攻撃者は、油断した一瞬のスキを見逃しません。 今日からできるセキュリティ対策で、大切な企業データと信頼を守り抜きましょう。 参考:TechCrunch「Hundreds of organizations breached by SharePoint mass hacks」