今回は、完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air Pro 4」について、購入後 2週間経過したので感想をお送りいたします。
これまで数万円クラスのイヤホンも使ってきましたが、正直に言ってこの価格帯でここまで満足感を得られるとは思っていませんでした。結論から言えば、「これでもう十分じゃない?」というレベルの完成度です。
特に印象的だった4つのポイントに絞ってレビューしていきます。
最初にEarFun Air Pro 4の主な機能からご紹介です
目次
EarFun Air Pro 4 機能
- 業界最新のBluetooth5.4をサポート、Qualcomm最先端チップ「QCC3091」を採用
- aptX Lossless&aptX Adaptive、圧倒的な情報量を最大990kbpsのビットレートで伝送、ハイレゾかつオリジナル音源を楽しめる
- LDACに対応&日本オーディオ協会によるハイレゾワイヤレス認証を取得
- QCC Snapdragon Sound技術に対応
- EarFun独自の「QuietSmart 3.0」・ハイブリッド・アダプティブ式ノイズキャンセリング機能、最大50dBのノイズを低減
- 次世代BluetoothオーディオのLE AudioとAuracast™に対応
- 左右各3基の高性能マイクが内蔵され、cVc 8.0ノイキャン機能とAI技術を活用したアルゴリズムによって、どこでもクリアな通話を実現
- 最大52時間再生可能
- マルチポイント接続
- Google Fast Pairに対応
- ワイヤレス・急速充電
- 50ms低遅延ゲームモード、シムレスなゲーム体験
- 装着検出に対応
- IPX5防水(イヤホンのみ)
ポイント1:予想以上の音質とコスパ、それにアプリの使い勝手が素晴らしい
まず最初に驚いたのは、音質のクリアさとバランスの良さ。低音がしっかり響きつつ、中高音がつぶれない。ボーカルも楽器も自然に鳴ってくれるので、ロックもクラシックも問題なし。価格を考えると、これはもう「いい意味で裏切られた」と言うしかありません。
そして価格帯の割に信じられないほど高機能。この音質で、ノイキャン付きで、マルチポイント接続までできて、1万円ちょっと。どうかしてます。
さらに、アプリ「EarFun Audio」の使い勝手も抜群。イコライザーのカスタマイズ、モード切り替え、タッチ操作の割り当てが直感的に行えます。安価なイヤホンでここまでアプリが優秀なのはかなり珍しいです。
モード切替というのは「ノーマルモード」「外音取込モード」「ノイズキャンセリング」の3つあるモードを「外音取込モード」「ノイズキャンセリング」だけ有効にして イヤホンからトグルスイッチのように切替できる
と言う仕組みです。
ポイント2:ノイズキャンセリング、これで十分強力だった
次に感動したのがノイズキャンセリングの性能。
もちろん、BOSEやSONYのような「無音空間を作る」レベルではないですが、日常生活にはまったく問題ないレベルで周囲の音をカットしてくれます。電車の走行音、人の話し声、カフェの雑音などをしっかり軽減。作業に集中したいときや、ちょっとした移動中にもかなり役立っています。
しかも、外音取り込みモードも自然で、コンビニのレジでもイヤホンを外さずに会話できるのは助かります。
この価格帯で、ここまでちゃんとノイキャンが効くとは…。あらためて、EarFunの技術力の高さを感じました。
3万円クラスのイヤホンなら「完全無音状態」になるかも知れませんが、通勤サラリーマンにとって 「完全無音」は降りる駅を乗り過ごしてしまう可能性大です。
かすかでも車内アナウンスが聞こえるというのは、「トラブル」「危険防止」の面でも助かります。
そもそも「完全無音」にしてまで音楽を聴きたいなら 「静かな場所で聴く」方が耳にもやさしく、ノイズキャンセリングなしで よい音を聞けるはずです。
電車やバスの嫌なノイズがなくなるだけで必要かつ十分なものです。
ポイント3:「数年でバッテリー劣化するなら、高級機種じゃなくていい」
イヤホンを使い込んでいる方なら分かると思いますが、リチウムイオンバッテリーは数年で確実に劣化します。どんなに高価なイヤホンでも、バッテリーが死ねば買い替えるしかありません。
私は以前、某有名ブランドの3万円超えイヤホンを使っていましたが、3年ほどで充電持ちが激減し、泣く泣く処分しました。バッテリー交換も不可能、下取りもできず…。
それを考えると、1万円程度でこの性能を手に入れて、3年使い切ったら買い替えればいいという発想のほうが、現代的だし合理的。
つまり、EarFun Air Pro 4は「バッテリーが命」のワイヤレスイヤホンの現実に即した最適解なんです。
ポイント4:装着感が軽く、ケースも持ち運びやすい
忘れてはいけないのが装着感と携帯性。
Air Pro 4は非常に軽く、耳へのフィット感も絶妙。イヤーピースのサイズも豊富なので、自分に合うものが見つかりやすいです。長時間つけていても疲れないのが嬉しい。
また、充電ケースがコンパクトなのもポイント。胸ポケットにもすっぽり入るサイズ感で、バッグに入れても邪魔になりません。USB-Cでの急速充電にも対応しており、実用性は申し分なし。
ケースについて「(某メーカーのように)片手で開けられない」とか言われていますが、イヤホンを取り出すのに両手が必要なので ケースに拘りを持つことは自分は考えません。
それより イヤホンを取り出しやすい というのが重要で、取り出すとき、収納するときの落下しないように 確実に出し入れできることが重要です。
まとめ:「とりあえずこれを買っておけば間違いない」イヤホン
総合して、「EarFun Air Pro 4」は“コスパ”ではなく“実力”で勝負できるイヤホンです。
- 音質、ノイキャン、アプリの完成度
- バッテリー劣化を見越した価格帯
- 快適な装着感と高い携帯性
正直、「高いイヤホンじゃないと満足できない」という先入観をぶち壊してくれました。
「とりあえず試したい」「イヤホンに数万円は出したくない」「ノイキャン付きで音も良いモデルが欲しい」という方には、間違いなくおすすめできます。