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IT小僧の時事放談

5Gって話題にならなくなったけど 今どうなっている?

2020年5月20日

5G 次世代移動通信規格の可能性 (岩波新書)
楽天モバイルは、2020年6月に商用サービスを始める予定としていたが、5月15日になって「3カ月をめどに延期する」と発表した。

「新型コロナウイルスの影響で、インドにある複数のベンダーの研究拠点へ立ち入ることができなくなり、検査・検証などが遅れている」

ということである。

今回のIT小僧の時事放談は、
5Gって話題にならなくなったけど 今どうなっている?
と題して、5Gの普及に危険信号という話です。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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来店者数が前年同期比7割減

「来店者の数が読めない」
「4月の第2週に全国で前年同期比7割減となった」
「4月実績は具体的には言えないが、減少しているのは確かだ。これが半年続くのか1年続くのかは分からないが、影響はあるだろう」

NTTdocomoは、2020年4月28日の決算会見でコメントしている。

空振り

「新型コロナの影響で5G対応スマホの調達数が予定通りにいかなかった」
「一般消費者向けの5G体験イベントの中止などで5G契約数の獲得に影響が出る可能性」

おそらく、KDDI au、SoftBankも同じような状況だろう。

昨年後半から、CMなどで派手なキャンペーンをやっていて、3月にサービスを開始した 5Gですが、新型コロナウィルスとオリンピックの中止の影響は大きい。

そもそも、サービス開始と言っても
「実際に使えるのは、ごく限られたエリア」のみで

ほとんどの人は、使えない

届かない電波

そもそも、直進性が高く、短距離しか届かない5Gの基地局摂津は、大変な労力と費用がかかることは、わかっていたはず。

なのに「現実では、実現できないものをイメージ戦略で展開」してきたわけです。

iPhoneが、5G対応になってからと言う専門家の人もいますが、

「電波が届かなければ、ただの企画倒れ」

というわけです。

高価な端末と通信量

現段階で5G対応の端末は、高価である

Galaxy S20、AQUOS R5G、LG V60 ThinQ 5G、Xperia 1 II、Galaxy S20+ 5G
それぞれ、10万円を超えている。

一部、10万円以下の端末が出ていますが、自分の住んでいる所で5Gが開通していないのにスマートフォンを買えかえるでしょうか?

総務省の端末代と通信料金の分離、値引き率の規定などの施策により、スマートフォンは、安価で購入することができなくなりました。

通信料金も「なんとか放題」のようなプランが出てきましたが、多くのユーザーは、そこまでデータパケットを使わない。

そして、キャリアから「5Gで魅力のあるサービス」を提示できていない。

ただ 通信が速くなったスマートフォンを10万円以上のお金を払うだろうか?

新型コロナウィルスで仕事もままならなくなる人も多くなりそうな状況で高価なスマートフォンは、絶望的な状況になると思います。

高価なiPhoneも数年前のデザインのままで安価版を売り出したわけです。

基地局の遅れ

5G基地局に影響が出ています。

docomo

「作業員がフルで出られる状況ではなく、建設工事はかなり止まっている。仕掛かり中の基地局や5Gの基地局を優先的に工事してもらうなど、優先順位を付けて対応してもらっている」
「全ての政令指定都市を含む500都市」という2021年3月末の目標は「絶対やりたいと思う」
「大量であるうえ、かなり前倒しして2021年6月に持ってきた目標なので、今のような新型コロナの状況が続くと、かなり難しくなると思っている」

「中国など海外で実施しており、今後サプライヤーによる製造の遅れが出てくる可能性はあり得る」

au

「新型コロナの流行が広がっているなかで基地局工事のために立ち入ることを控えてほしいとの要請を受けた工事現場もある。そうした影響もぽつりぽつりと出ている」

 

SoftBank

「基地局を建てるためビルの屋上に立ち入ることについて、ビルオーナーから断られるケースが10~20%くらい発生している」
「当初の計画から50%増くらいで(基地局建設を)発注しており、2020年3月末に1万局という5G基地局の整備目標は達成できるとみている」

楽天モバイル

「新型コロナウイルスの影響で、インドにある複数のベンダーの研究拠点へ立ち入ることができなくなり、検査・検証などが遅れている」(楽天モバイル広報)。同社は代替措置として、動作検証の拠点を日本など別の場所に移したり、リモートで動作検証できる環境を整えたりすることで「2020年9月にはサービスを始められるめどが立っている」


日経XTECHより抜粋

新型コロナウィルスの影響は大きい。
ビルの管理者にとって 基地局より 優先事項が多くなっているので後回しになっていることはあるだろう。

まとめ

欧州では、5Gの基地局に対して

「5Gが新型コロナを連れてくる」

なんて噂が出て実際に放火されたり壊されたりしました。
もちろん、何の関連性もありません。

景気先行き不明、雇用不安、企業業績悪化、収入減少
新型コロナウィルス後の社会は、不安要素しかありません。

こんな状況で5Gの高価なスマートフォンや高額な通信量を支払う人がどのぐらいいるのだろうか?

でもですよ!

もしかしたら、

自粛ムードから一変する可能性も否定できません。
テレワークが一般的になって5Gの需要が加速する可能性もあります。

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