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IT小僧の時事放談

【改正電気通信事業法】「2年縛り」と「端末値引き」は、どうなるんだろう?

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2018年8月21日 菅官房長官
「競争が働いておらず、いまより料金を4割程度下げる余地がある」
札幌市で行った講演での発言により
総務省 vs 大手3キャリア(docomo,au,SoftBank)の戦いが始まりました。

そして
2019年5月10日
「改正電気通信事業法」が成立

これで大手3キャリアの事実上の敗北が決定
携帯電話会社だけでなく、Apple社や利用者にとっても好ましくない結末となろうとしている。

今回のIT小僧の時事放談は。
【改正電気通信事業法】「2年縛り」と「端末値引き」は、どうなるんだろう?
と題して、「改正電気通信事業法」成立後の動きに関してレポートいたします。

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改正電気通信事業法

2019年5月10日に「改正電気通信事業法」が成立した。

改正の内容は、「総務省のページ」を参照することでわかりますが、私達消費者にとって大事なことは3つあります。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000614856.pdf

消費者に関わる3項目

今回、法改正で私達に関係することは、3つあります。

  1. 携帯電話料金は、4割安くなる?
  2. スマートフォンの値引きは、なくなる?
  3. 期間拘束、いわゆる「2年縛り」は、なくなる?

正解は、どれも実施が決定されていて揺るぎない。

公的なコメント

2019年4月18日の衆院総務委員会では、

「現在、携帯大手が提供しているような2年縛りは禁止される」
と公的に答弁がされているので2年縛りは、なくなるはず

さらに

菅義偉衆院議員 オフィシャルブログでは、

「今回の法改正により、通信と端末とのセット販売や『2年縛り』などをできないようにし、利用者にとって分かりやすい仕組みとしました」

と正式にコメントを見ることができる。

大手3キャリアが、何を言おうと「2年縛り」は、なくなることが決定されているはずなのですが、どうも雲行きが怪しくなってきました・

総務省の有識者会議

2019年5月30日に実施された総務省の有識者会議で

「端末値引き」
「期間拘束契約(2年縛りのようなもの)」

この2つが議論となった、

端末値引きについて

こちらは、意見が多少分かれているようです

docono
「機種を問わず3万円まで」

au/SoftBank
「改正法の施行後も端末値引きが可能となるよう明確に基準を設けるべきだ」

改正電気通信事業法には、「行き過ぎた囲い込みの禁止」が盛り込まれていました。

期間拘束契約

別名「2年縛り」

これまで、大手3キャリアは、2年間の契約を条件に通信料金から一定の割引をするサービスがあった。

docomo,auは、2年間の契約の条件下で月々 1500円の割引を受けることができました。

docomo 月々サポート
au    毎月割 

またSoftBankは、月月割という1500円割引がありmさひたが。2019年1月31で廃止となっています。

それぞれ上記の割引がありましたが、2019年6月1日からは、これはなくなりました。

しかし、キャリアは、継続契約を強く希望していて
現在、3社とも 9500円前後のものを
違約金を下げても制度は残したい考えらしい。

docomo

「違約金水準などを見直して、お客様の自由なサービス選択を広げる」
と曖昧

au

「規制を定めるならばスマートフォンの1カ月分の通信料金を基準にする」
具体的な数値を出してきたが、「1カ月分の通信料金」が曖昧

SoftBank

「途中解約は契約残存期間に応じて逸失した利益相当額を負担してもらう」
これが、一番説得力ありそう

これに対して 2019年10月からサービス予定である

楽天モバイル

「端末・回線の完全分離」
「期間拘束契約や違約金そのものの禁止」
「端末へのSIMロック禁止」
「MNP(モバイルナンバーポータビリティー)手数料の利用者負担をなくす」

などを提案、3キャリアとは、違うところをみせていた。

IT小僧曰く
これが、本当だったら凄いけど、当分は、一部を除いてau回線を借りての運用が中心なのでまともに運用できるのか しばらくは、様子を見たほうが良いと思う。

他のキャリアと同じことをしていたら、数年は、3キャリアより不便な状況になることを考えたら、このぐらいやらないと客はこない。

端末代金値引き

通信料金と端末代を分離するプランでは、原則、端末は、定価となります。
今までのような、「実質 半額」はありません。

しかし、そうなった場合、高価なスマートフォンは、売れなくなり、特にiPhoneは、その値段が故に壊滅的な打撃をうけ可能性があります。

キャリアの思惑はどんなものがあるのでしょうか?

docomo

完全分離後の端末価格について
「携帯電話事業者の粗利削減とメーカーの努力による低価格化が必要だ」

au

「完全分離後も総務省の現行ガイドラインと同程度まで端末値引きを認めてほしいと要望」

SoftBank

「機種によらない一定の割引額」
「どの機種にも共通する一定の割引率」

3キャリア

旧型機種の在庫処分など、妥当な理由がある場合の値引き販売の許可も必要と主張

結局なんだったの?

2019年5月30日の有職者会議では、3キャリアを始め、通信業者からの意見を聞く程度になっていたため、具体的な決定案は出てこない。

2019年6月1日から、3キャリアは、新プランが始まります。
いくつかのブログでは、どこが安いとか お得とか 比較をしています。

しかし

今後の総務省の有識者会議で「端末値引き」や「2年縛りへの規制」によって、現在の料金プランが変更になる可能性はかなりの確率であるのではないか?
と考えています。

2年縛りに関しては、理想を言えば
縛りなし、自動更新なし

また、2年縛りで契約した場合、端末から何割引きになるなど不明点も多い。

ここであわてれ契約する必要もないわけですが、2年毎の契約変更タイミングの人は、悩ましい。

IT小僧の曰く
「勢いのよかった 総務省は、法律を通過させるのが、目的で、法案が通過したら、急ブレーキのように進展が遅くなったのは、気のせいだろうか?」

総務省の有識者会議は、8月あたりに再度行われるとの情報があります。

おそらそこでもう少し突っ込んだ決定があると推測しています。

まとめ

「競争が働いておらず、いまより料金を4割程度下げる余地がある」
とコメントを出してから 「改正電気通信事業法」までは、順調だった。

キャリアも新プランを出してから

「うちは、もう対応してますよ ほら4割安くなった」
(陰の声:ドヤドヤ 凄いだろ

というけれど

正確には

「最大4割安くなったわけではなく、様々な条件を満たしている人は、最大4割近く 安くなる」

というものであった。

最終的には、「前とあんまり変わらない」で着地しそうな気もするんだよね。

IT小僧曰く
キャリアのよかったところは、高価なスマートフォンを比較的低価格で入手できることだった。
それが、なくなったとしたら

格安SIMでイイんじゃねぇ

回線のクオリティが欲しかったら
格安SIM + ポケットWi-Fiルータで運用をオススメします。

ポケットWi-Fiルータならば固定料金で複数のスマートフォン、タブレット、パソコンでも使えるので取り回ししやすいのでオススメします。


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