最初に断言します。
これからこのブログに書かれていることは、
「携帯電話会社選びの参考にならないかも知れません。」
そして
「料金とかの比較サイトではありません」
独自の視点で携帯電話会社について書いてあるので独断と偏見も多少あると思います。
IT小僧は、docomo,au,SoftBankの3社と契約してきました。
店舗、電話サポート、回線状況など企業文化の違いとも呼べるような違いを感じています。
それぞれ 「よいところ」「わるいところ」があり、どれが優れているとかいうのは、正直判定はできないでしょう。
「料金もほぼ横並び」
「サービスも似たようなもの」
「接続に関しては、日常の生活圏で使えるかどうかなので個人によって条件が違います。」
スマートフォンは、究極のパーソナルデバイスです。
「自分にあっている携帯電話会社」と契約するというのが最良の選択なのです。
つまり、どこが No1 などと順位をつけるのは、馬鹿げていて
「3キャリアどこがコスパNo1」
とか
「どこでXperiaを購入するのがオトクなのか?」
などという「比べるサイト」など一切、興味がありません。
今回のIT小僧の時事放談は、
【携帯電話会社 四方山話 第一弾】docomo 老舗、信頼、店舗サポート、大人のブランド 4つのアドバンテージ
と題して docomoについてのいろいろな話や、IT小僧の独自な視点で「ぶった切ります」
大事なことは、3社からおカネをもらっていないので好き勝手書けるというところです。
最後まで読んでいただければ幸いです。
目次
親会社は、電電公社だった。
なんと言っても、親会社が、元国策法人 日本電信電話公社
今は、日本電信電話株式会社という民間企業での形をとっていますが、官僚寄りなのは、間違いないでしょう。
IT小僧が、少年時代(昭和40年代)は、電話といえば「電電公社(でんでんこうしゃ)」こと 日本電信電話公社でした。
日本電信電話公社(にっぽんでんしんでんわこうしゃ、英称:Nippon Telegraph and Telephone Public Corporation)は、かつて存在した日本電信電話公社関係法令による公法上の法人
Wikipediaより抜粋
もちろん(電話)据え置きタイプしかなく電話を引くのに7万円以上の費用がかかったのです。
電話は、殆どが黒い色でたまにうぐいす色の電話があると「金持ちだ」という偏見を持っていました。
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「恋のダイヤル6700」沖縄出身の5人兄弟「フィンガーセブン」の歌にもあるように「ダイヤル式」でした。
また、毎年「分厚い電話帳」が、各家庭に配られて 個人の電話番号もほとんど掲載されていました。
個人情報にうるさい今の時代からすると考えられない時代ですね。
電話回線を引くのが高価だったため、IT小僧の家には、隣の飯場(工事関係者が寝泊まりしているプレハブの宿舎)の人たちが故郷の家族に連絡をするために電話を借りに来ていたことを覚えています。
IT小僧の故郷は、田んぼしかないような田舎だったので 公衆電話は、ほとんど見かけません。
携帯電話など、スター・トレックのようなSFドラマの世界だけ、その後、たった数十年でSFドラマの通信機以上の性能を持ったスマートフォンなるものが、出てくるとは、夢にも思いませんでした。
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子供時代にスター・トレックを体験してきた世代にとって、生まれたときから携帯電話がある世代とは、意識の中で大きな差が生じてしまうのは仕方がありません。
docomoの歩み
1985年4月(昭和60年)
日本電信電話株式会社法により日本電信電話公社を民営化し日本電信電話株式会社が設立
1988年7月(昭和63年)
データ通信事業本部の事業をエヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社(現:株式会社エヌ・ティ・ティ・データ)に譲渡。
1992年7月(平成4年)
自動車電話・携帯電話・ポケットベル等の事業をエヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社(現:株式会社NTTドコモ)に譲渡。
1991年4月1日(平成3年)
「超小型携帯電話・ムーバ(mova)」の提供開始。
1992年(平成4年)
4月28日 「エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社」に商号変更
5月19日 コミュニケーションブランドが「NTT DoCoMo」に決定
1993年(平成5年)7月1日
エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社から、各地域ドコモ(北海道、東北、東海、北陸、関西、中国、四国、九州)8社を分離設立し全国9社体制
1999年2月22日(平成11年)
「iモード」サービスを開始
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2005年1月(平成17年)
ドコモオリジナルキャラクターとして「ドコモダケ」が登場
2008年(平成20年)7月1日
地域ドコモ8社を吸収合併して支社になり全国1社の運営体制
※1993年(平成5年)7月1日から続いてきた8社体制の終了
コーポレートブランドロゴを「NTT DoCoMo」から「NTT docomo」に変更。
2013年(平成25年)9月
米アップルの新製品発表会で、ドコモから「iPhone」の供給を開始する事(5s/5c以降より)を発表。2013年9月20日より発売開始
10月1日 商号を「株式会社NTTドコモ」に変更。
ざっとこんな歴史があります。
携帯電話会社の歴史は、短い割には、ドラマチックな展開です。
西部警察に登場した自動車電話
オカネモチは、自動車に電話を取り付けていました。
西部警察(1979年10月~1984年10月放映)
刑事ドラマで石原裕次郎演じる「小暮課長」の乗る「日産 ガゼール オープン」には、自動車電話が搭載されていました。
オープンニングに一瞬、映ります。
同じドラマに出てくる、特殊車両は、無線です。
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時代を考えると日本電信電話公社時代、そうとうなお値段だと思われます。
料金も 1分 100円を越えてくるでしょう。
世界最先端のiモード(i-mode)
1999年2月22日(平成11年)に登場したiモード(i-mode)は、世界初の携帯電話IP接続サービスでした。
日本初の世界最先端のプラットフォームが誕生したのです。
携帯電話でインターネットサービスを使うことができるサービスとした注目
ゲーム、着メロ、壁紙、占い、天気予報、ニュースなど、今のスマートフォンでできることは、ほとんど実現していた。
ツール・ド・フランス
フランスの
ブイグテレコム (Bouygues Telecom)社と2002年に提携
2年で85万契約を達成するという快挙となった。
世界最大の自転車レース ツール・ド・フランスに出場した 「Bbox ブイグテレコム」チームには、i-modeのロゴがプリントされていた。
当時、日本人の新城幸也選手が、「ブイグテレコムに所属」
日本人初のツール・ド・フランス完走を別府史之選手と共に達成、日本の自転車界に快挙をもたらした。
当時、チームエースのトマ・ヴォクレール(Thomas Voeckler)は、そのキャラクターからフランスだけではなく、なぜか日本でも大人気な選手となった。
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海外では、成功しなかった。
ブイグテレコム社である程度成功の感触をえたのですが、その他の国々では、通話とSMSを送受信が中心であったため、受け入れらなかあった。
インターネットは、パソコンで行うものという「ある意味 頑固な層」に敗北
欧米人は、なかなか 新しいものを受け入れないのかも知れない。
(勝手な予想ですが・・・)
また、通信量が高価だったのも影響があったと思われます。
結局 iモードの国際共通化や事業の多角化のために実施した海外投資で1兆5000億円にも上る損失を計上するなど投資活動は、事実上失敗となってしまった。
iPhoneが登場する何年も前の話です。
IT小僧は、当時 NOKIAのNM705iでi-modeを使っていましたし、金融系ネット取引をi-modeで取引できるシステムを構築していました。
iPhoneの取扱が遅かった。
SoftBank 2008年7月11日 発売開始
au 2011年10月14日 発売開始
iPhoneが、ブームとなり爆発的な普及を始めてもdocomoからは、発売されなかった。
MNPというキャリア間の移行でかなりのユーザーを特にSoftBank に持っていかれても一向に販売を開始しなかった。
docomoは、これに関して2011年6月にこのような話が出てきました。
iPhoneを SIM フリーとなっても販売しない、iPhone がiモードをサポートしないため
結局、他社のiPhone販売でシェアを奪われ続けたため
2013年(平成25年)9月 i-mode非搭載で販売開始
この時点で事実上、i-modeは、消滅が決定付けられてしまいました。
と同時に日本のガラ携の事実上の終焉がはじまりました。
ダメなところ
店舗で待たされる。
docomoの店舗は、いつも人が多く待ち時間が長い。
これは、丁寧な対応をすることの弊害となるわけです。
お店には、あらかじめ予約して出かけましょう
docomo予約
https://www.nttdocomo.co.jp/support/shop/service/reserve_shop/
ロゴ
Android端末に docomoのロゴがプリントされている。
これは、「ロゴがないとdocomoじゃない」という人もいるかも知れませんが、そろそろ、ロゴ取りませんか?
必要な人は、オプションにするとか、あるいは、ロゴをつけたらポイントくれるとか
とにかく、ロゴを外す オプションが欲しい。
IT小僧は、おカネを払ってもロゴは必要ないと思っている。
スマートフォンのデザインは、ロゴも含めてメーカーのものであり、docomoのものではないのです。
初期導入のdocomoアプリはいらない
正直言いましょう。
docomo関連のアプリは、docomoメール以外全部いらない
SIMフリー版(グローバモデル)と同じ仕様でにして欲しい。
docomo製のアプリがどうこうというわけでもないけど多すぎるし使えないものがほとんどです。
画面に羊が歩いていてもバッテリーの消費だけで何の意味も持たない。
いっそのことSIMフリー版(グローバモデル)と同じものを販売して
オプションでアプリを導入するとポイントなどで還元するという仕組みにしたらいかがですか?
他のキャリアが始めないうちに絶対にやるべきだ!
大人の事情もあるでしょうけどここは、ロゴも含めて結庵したら、大きな拍手が起きるでしょう。
必要な人は、インストールするとdポイントで還元するのです。
これを読んでいるdocomoの偉い人に進言します。
「docomoは、グローバルモデルをそのまま販売します。」
「docomoアプリを初期導入してくれた人に、5000 dポイントつけちゃおうキャンペーン」
さらに
「docomoのロゴを付けてくれた人に500dポイント差し上げます。」
10月から端末代分離となるいまこそチャンス
あのロゴや初期導入のアプリがいらないという人が、絶対的に多いことは、事実です。
ここが、最大の改善ポイントです。
老舗
なんと言っても老舗ブランド
通信の信頼性は、一番だと思います。
なにより 回線数は、ぶっちぎり状態
2018年12月末の回線数
docomo 77,517,400
KDDI(au) 54,262,800
Softbank 40,840,800
シェアでは、45%を越えています。
ここに「格安SIMに回線」を貸していますが、それも合わせると他社を圧倒しています。
それと
「やっぱりdocomoだよね」
というなぞの安心感があるのは事実
どの会社よりの早く携帯電話を開始したという事実は揺るぎない安心感があるのです。
信頼
- 「いつでも」「どこでも」つながる安定的で高速・高信頼なネットワークと最先端技術
- イノベーションを創出し続ける研究開発力
- 社会インフラを支える安定的な事業運営と機動的な投資戦略の遂行を可能にする強固な財務資本
決算報告でよく言われるこれらの言葉は、携帯電話のトップブランドとして十分な説得力があるでしょう。
回線
docomoの回線は、SIMフリーやグローバル端末でもまず「繋がって使えます」
これは、携帯電話会社として重要
このこともあって、docomoから回線を借りている 格安SIM(docomo)の会社が多い。
どんなに回線のスピードが速くても
「繋がらなくては、意味がない」
なんだかんだ言っても 最後には、docomoだよな
という信頼感は、半端ない。
店舗サポート
店舗の数が多い。
docomoの店舗がない街は少ないのではないでしょうか?
docomoの店員さんは、一番安心して購入までの手続きを任せられる会社とIT小僧は思っている。
時間をかけて丁寧で現在行われているキャンペーンや、どの契約が一番お得になるのかをはじめから説明してくれるところは、docomoの店員さんが好印象なポイントです。
あまり、スマートフォンに詳しくない人が、出かけていっても丁寧な対応になると思います。
はじめてスマートフォンを持つ人やスマートフォンについてまったくわからないという人は、docomoの店舗で出かけてスタッフの人と話をしてください。
きっと親切に教えてくれるでしょう。
オンライン購入も親切
オンラインでの購入も親切になった。
分かりづらい料金もシミュレーションで把握できやすくなったし
料金体系が、6月から大きく変わってわかりやすくなる。
大人のブランド
auは、CMからわかるように「若者向け特化」
KDDIのauは、完全な若者向け、CMを見ればひと目でわかります。
SoftBankhaは、「iPhoneユーザー」
今でも主力はiPhoneです。
一方、docomoは、ファミリー、大人向けのブランドです。
背面に自己主張するdocomoのロゴは、賛否ありますが、docomoを使っているという信頼の証でもあるのです。
端末について
iPhoneは、どこで購入しても同じ
問題は、Android端末、最近は、auやSoftBankでも同じ機種が発売されるので特別な区分けはありません。
docomoの端末は、格安SIMでも使えるよ
格安SIMの多くが、docomoの回線を借りて運用しているので、docomoで購入したスマートフォンをそのまま格安SIMで運用できます。
Xperia
ソニーモバイルのXperiaは、他社との差別化があります。
特に2019年の夏モデルでは、Xperia Aceという他社では販売されないコンパクトモデルが、4万円台で入手できます。
Xperia 1という高価なスマートフォンが必要ない方は、コンパクトモデルを選択する価値があります。
まとめ
docomoについていろいろなことを書いてきました。
当ブログは、ここまでよんでいただければわかりますが、
販売促進プログラムではありません。
IT小僧が、感じているdocomoに感じているところです。
docomoにも「よいところ」と「わるいところ」があります。
しかし、老舗、信頼、店舗サポート、大人のブランドは、他の携帯電話会社より大きなアドバンテージがあります。
ここを大事にしたい人は、docomoをオススメします。
それ以外の方は、【携帯電話会社 四方山話 第二弾】をお待ち下さい
近日公開予定です。