日本では、まだマスコミに取り上げられていないキーワード
「デジタルウェルビーイング(Digital WellBeing)」
2018年5月 Googleが主催する開発者会議「Google I/O」で
“無駄”な時間とうまく過ごした時間を可視化することで、人間的な価値の向上に貢献するため
「Digital Wellbeing」というアプリケーションを発表した。
簡単に言えば
「Digital(スマホ)と向き合っている自分の行動を可視化させて、使いすぎに注意して心と身体にやすらぎを与えよう」
というものです。
今回のIT小僧の時事放談は、
本当のデジタルウェルビーイング(Digital Well-Being)とは、キャスパー社の「Casper Glow」ではないのか?
と題して、安らぎについて考えてみよう。
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
デジタルウェルビーイング(Digital WellBeing)
まぁ名前は、かっこいいけど中身は地味目な機能
特定の時間になったら「モノクロ画面に変更」になり
「もうスマホを置いて 寝るんですよ!」などどスマートフォンにしかられるってこと?
そして
「スマートフォンで使ったアプリや仕様時間をログを取って表示してくれます。
この画面を見て
今日は、ブラウザばが4時間使っていたとか
フォートナイトえお2時間やっていた
などと自分のスマホで確認することができます。
またおやすみタイマーをONにして指定時間になると
「画面全体がモノクロ状態に変化」
これでは、寝るしかありません。
そして朝の指定時刻で「元の状態に戻る」といつもどおりのスマートフォンライフのはじまり。
となるものです。
仕組みは簡単ですよね
キャスパー社(Casper)
キャスパー社(Casper)は、
米国のオンライン販売でマットレスシーツ、羽毛布団などの寝具販売で成長してきた会社です
特にマットレスが有名で「眠りを売る」というマーケティングが成功しています。
キャスパーのオリジナルマットレスは、4層のフォーム素材からなっている。製品は圧縮した状態で小さな箱に入れられ、自宅に配送されてくる。100日以内であれば無条件で返品可能だ。そんな同社のマットレスは、2014年の発売から1カ月足らずで売り上げ1億ドル(約110億円)を達成した。
キャスパーが天才的だったのは、マットレス購入時の苦労、つまり買い物のわずらわしさや価格の高さ、配送日に気を遣わなくてはならない面倒さといった点を見極め、それらを解決した点にある。
WIRED
https://wired.jp/2019/03/19/casper-glow-light/
キャスパー社は、「眠り」について考えた。
「自分たちのわかりには、数多くの眠りを妨害するものが増えた」
- 24時間、腕に巻きつけて心拍を測り続けるバンド、
- 睡眠リズムが狂わないようサポートするアプリや目覚まし時計
- 枕元には、しゃべるスピーカー
- 睡眠の最大の障害となる、スマートフォン
これでは、気が休まるときがない。
「眠りを売る」キャスパー社としては、何か解決策を用意しなければならない。
そこで「マットレス」以外の新商品が登場する。
Casper Glow
キャスパー社が。「よき睡眠」のために新製品は、「Casper Glow」と呼ばえる小さなランプ
暖かく柔らかい光の電気ランプは、少しずつ暗くなり「よき睡眠」へと誘う。
起床時間になると「太陽のように明るく輝く」
ただ、それだけです。
ある特定の音波を出して睡眠効果を促すわけでもなく、Wi-Fiで音楽を流したり、会話をするわけでもない。
睡眠データをスマートフォンに送信するわけでもありません。
アプリで設定したスケジュールに従って暗くなったり、明るくなったりするだけの機能しか持っていない。
あとできることは、ランプをひっくり返せば光が徐々に暗くなり、ランプをもち上げて軽く振れば、優しい光の常夜灯になる。
それだけの「電気ランプ」です。
単純に「明かりを消したら寝る」という子供のころのシンプルな生活を再現している。
米国の子どもたちは、幼い頃から「一人で寝る」という訓練を受けているため、親が部屋の電気を消して出ていったら「寝るしかない」のです。
ここは、親と一緒に寝ることの多い日本とはちょっと違う。
「いまの睡眠はストレスだらけです。罪悪感を呼び、無味乾燥で、科学的で、説教じみています」
キャスパーの最高経営責任者(CEO)であるエレノア・モーガンは、このように話している。
よりよい眠りの空間を目指して
キャスパーは2年前、「プロジェクト・ベントー(Project Bento)」という調査を開始
目的は、寝室の環境による睡眠に与える影響を調べている。
そこで得られたものは、光が「睡眠」に重要な役割を果たすということだった。
「入眠、睡眠、起床」という弧を描くとすると、光は睡眠の前後に大きな役割を果たす。
メラトニンの血中濃度の変化を促すのは光であり、光はわたしたちが睡眠リズムをみつけるのを助けてくれるのだ。
WIRED
https://wired.jp/2019/03/19/casper-glow-light/
Casper Glowは、この睡眠のリズムに合わせるかのように徐々に暗くなるように設計されている。
光が暗くなっていく時間を15~30分に設定し、眠りに入るリズムを調節
朝には、この逆で徐々に明るくなり、最後には、太陽のように輝いて眠りから目覚める。
また、夜起きてどこかに移動するときは、Casper Glowをランタンのように持って歩ける。
このときも再び眠るのを邪魔しないように
「光センサーで室内の明るさを感知し、環境に合わせて光を自動調整」して柔らかな明るさに調整する。
まとめ
ここまで読んできて
「デジタルウェルビーイング(Digital WellBeing)」とは、なんだろう?
と考えてしまいました。
Digitalなものは、結局、人間のサイクルには、合わないもので
最良なことは、Digitalを遠ざけること
Casper Glowの話を書いてきて感じます。
キャスパー社の「良き眠り」への探求は、まだまだ続きそうです。
残念ながら日本ではまだ販売されていないのが残念です。
キャスパー社リンク先
https://casper.com
ソニーからランプ型スピーカーが出ました。
Casper Glowとは、方向性が違うかも知れないけど、面白い試みだと思います。
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