「アレクサ 31ぷん タイマー」
「アレクサ ラジオニッケイダイイチ」
「アレクサ お正月の曲かけて」
「アレクサ いまなんじ」
我が家に来て1年過ぎた、Amazon Echo dot
この小さな円筒形のスピーカーは、自分たちに何を与えてくれたのだろうか?
今回のIT小僧の時事放談では、
アレクサ! 心まで読み取ることができるのかな Amazon Alexa 一人勝ち
と題して
実は、かなり進化していた Amazon Alexa について考えてみようと思う。
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
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目次
Amazon Echo(アマゾン エコー)
我が家には、2018年1月1日にやってきた
Amazon Echo Dot(アマゾン エコー ドット)
一年経過して、我が家の隅で耳を済ましています。
ほぼ毎日、タイマーアラームで使用中
「アレクサ 31ぷん タイマー」
お風呂のタイマーやキッチンタイマー変わりにとても重宝しています。
ラジオを聞いたり、時々、音楽をかけたり、天気を聞いたり
「アレクサがいなくなったら 面倒になりそうだな?」
とも思っている。
小さくても「ポータブルラジオより 音は、良い」低い音もそれなりに鳴っているので
数万円もする専用スピーカーとは、比べるのは可愛そうですが、クラシックを聞いても不快な感じはしない。
値段の割にきちんと作られている。
昨年、購入したデジタルもので一番使われているかも知れません。
音声アシスタント「Alexa」
商品名は、Echo と呼ばれるスピーカーですが、そこで動作しているのが
音声アシスタント「Alexa」(アレクサ)です。
箱から出して電源コード繋ぎ、スマートフォンで設定するとすぐに使えるようになっています。
無線LANが必須です。
設定が終わると Echoは、準備OK
後は、話すだけ
「アレクサ いまなんじ?」
と アレクサ というキーワードに続いて「コマンド」を話すと
「8時31分です」
と明瞭な音声で答えてくれる。
ようは、ただそれだけ、後は、質問攻めにすると面白い。
「アレクサ 面白いこと言って」
「アレクサ 今日は何の日」
「アレクサ 外の気温は何度」
「アレクサ おんがくかけて」
時々、
「よく わかりません」
とツンデレ気味ですが、ほとんど何かを返してくれます。
「アレクサ ただいま」
「アレクサ おやすみなさい」
など 話しかけると 優しく話してくれます。
でも、この返答が日によって微妙に違う。
「おやすみなさい!」
もあれば
「おやすみなさい ゆっくり休んでください」
など 日によって、タイミングによって、そして人によっても返答が変わります。
生活の中に入ってきたAIスピーカーは。実に楽しいのです。
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日本の家電でできなかったホームコントロール
日本の家電でも音声コマンドを導入したことがありました。
声で教えてくれる電子レンジ、声で命令できるエアコンなど
しかし、そのどれもが、失敗と言っていいでしょう。
声で命令するより、「おまかせスイッチ」の数を増やすことばかり力を入れたようです。
音声で家の中の家電などをコントロールするというアイデアは、昔からありました。
日本でも研究が進んでいましたが、所詮! 研究で終わり
実際に運用することは、実験的なものを除いてありませんでした。
理由は、簡単!
メーカー毎に規格が違ったためです。
更に言うと、すべての家電に音声コマンドを載せようとしたためです。
ところが、家電屋さんでもないAmazonは、この小さな端末を軸にあっさり成し遂げることに成功したのです。
それはなぜでしょうか?
音声ユニットとAIクラウドのセット
Amazonは、Echoシリーズを2014年から販売を開始しました。
米国でもこの小さなスピーカーで何ができるか?
と疑問マークだったようですが、音声で照明やエアコンなどを動かすことが、できるようになると
一気に普及したようです。
普及の鍵は、各家電は、コントローラーのみで音声は、Echoを通して行われたからです。
Echoが音声のコントロールを受け持つために家電は、ユニットやEchoに対応したコンセントで電源のオンオフができるようになったのです。
さらにEchoシリーズは、音声認識の入り口だけに特化していて肝心のAIや機能はネットに繋がっているAmazonのクラウドで行っているというのが特徴です。
つまり、クラウドのAIが賢くなれば、Echoも賢くなるので、特別なバージョンアップなどしなくてもいくらでも機能が追加できてしまう。
という仕組みなのです。
Echoのコントロールは、スマートフォンで行うので外出先からもコントロール可能です。
そのためエアコンや戸締まりチェックなど簡単に実現できます。
例えば、赤外線ユニットとEchoをセットアップすれば、エアコンなども帰宅前にスイッチONできます。
Echoが、家電のハブとなって機能しているからできることで
ここに日本の家電屋さんは、気が付かなかった。
(気がついていたけど実現できるノウハウがなかったかも知れません)
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Alexa Voice Service (AVS) の開発キット
Echoシリーズに搭載されている音声ユニットと同等品の開発キットをAmazonは、安価で提供しています。
そのため、少し電気に詳しい人ならば、いろいろな機械にAlexaを動作させることができるようになります。
このキットを
Alexa Voice Service (AVS) と呼んでいます。
開発キットは、Alexa搭載製品を作るために必要な要素がすべてそろっていて
チップセット、音声処理技術、AVS API を活用したクライアントソフトウェアが含まれています。
そのため機器に組み込んで開発ができます。
費用も200ドル~500ドル以下と手頃な価格帯です。
さらに開発した製品が良ければ、Amazon上で公開することもできる仕組みまで用意されています。
ヒット作ができれば、収益化の道も開かれています。
また、ハードウェアだけではなく、新しい音声コマンド(スキルと呼んでいます)を開発して公開することもできます。
詳しくは、以下リンク先を見てください。
非常に丁寧に記載されています。
https://developer.amazon.com/ja/alexa-voice-service/dev-kits
低価格のEchoシリーズと開発キットによって
Alexaを使って操作できるスマートホームデヴァイスは2万8,000種類を突破しています。
これらの製品は、Amazonで取り扱っているために手軽に購入することができるようになっています。
米国では、電子レンジも発売されました。
使い勝手は、どうなんだろう?
「アレクサ 牛乳あたためて」
なんてできるんでしょうか? 興味深い
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セルフラーニング(自己学習)
昨年、我が家にやってきたEchoは、最初のうちは、「わかりません」とツレナイ返事が多かったのですが、最近は、その「わかりません」が減ってきたような気がします。
単に私が慣れてきたのかどうかわかりませんが、密かに次のステップを目指しているようです。
履歴を参考にエラーを自動で修正していくセルフラーニング(自己学習)が可能
つまり、Alexaは、自分で学習してゆくことになりつつある。
ということです。
担当者によると
「暗黙のフィードバックから学んでいる」
とのことなので「話しかければ話すほど賢くなる」ということになるのでしょうか?
経過を見守りたいですね。
感情を読み取る日
Alexaの進歩は止まらない。
さらに
「話しての感情を認識させようと研究」
実際には、声のトーンや話し方をも読み取れるように研究しているらしいです。
カーネギーメロン大学の発話認識の専門家アレックス・ラドニッキーは、「人間は会話において、互いの感情を理解するということに非常に長けています。機械はこれができません」と説明する。「現在、この点を巡ってAIをさらに洗練されたものにする研究が続けられています」
ワイヤードから抜粋
しかし、ここまで来ると
話しての気分まで予想してくるということなので、ある意味「怖い・・・」かも
「今日は、声の様子が変ですね。外の気温は、0度なので風邪をひかないようにマフラーを忘れずに・・・」
朝からこのような声が聞こえてきたら、なれるまで時間がかかりそうですね。
Google Assistant(あしすたんと)がライバル
音声認識では、Googleの方が、優れていると思います。
自分のAndroid端末に話しかけると
「ほぼ 間違いない答えが戻ってきます」
検索も的確で
「OK Google 近くのラーメン屋」
だけで、すぐに自分の居場所から近いラーメン屋さんが出てきます。
現在、Googleは、Assistantに電話をかけさせてお店の人と会話をして予約する
という試験もしています。
電話の相手の人の会話を理解して自分の言葉を構築できるというところまでできつつあります。
恐るべしAIの進化です。
このGoogleとAmazon、そしてMicrosoftがこの先のAIをリードしてゆくことになると思います。
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まとめ
Amazone Echoは、購入してよかったと思っています。
なくてもなんとかなるけど
あるとより楽しくなるものに違いありません。
最近は、ディスプレイ付きの Amazon Echo Showも登場
音声によるテレビとも言うべきものが登場です。
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スタートレックの世界がまた一歩近づいてきたような気がします。
スマートフォンの次は、このような機器になるんだろうな。
と思っています。
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