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IT小僧の時事放談

LINE Bankとみずほ銀行 LINEを使えば若者を取り込めると考える古の銀行

銀行員はどう生きるか (講談社現代新書)

去年の今頃
テレビで、「仮想通貨」「億り人」と言って大騒ぎしていました。
ビットコインが、200万円を越えたあたりから騒ぎが大きくなってきました。

「金融に詳しく良心的な人」は、
「(仮想通貨は)明らかに異常=バブル状態」
と指摘していました。
しかしその声は「馬鹿騒ぎのテレビ」では、一切報道されず、CMが流されまくり。

「やばいよ やばいよ」
CMで言っていたようにその数カ月後に
「本当にやばくなった」

今回のIT小僧の時事放談は、
LINE Bankとみずほ銀行 LINEを使えば若者を取り込めると考える古の銀行
について
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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みずほ銀行のネット取引事情

LINEが銀行?

LINEとみずほフィナンシャルグループは11月27日、両傘下のLINE Financialとみずほ銀行が共同で「LINE Bank設立準備株式会社」を設立することで合意したと発表した。準備会社では、関係当局の許認可などを前提に、新銀行の設立に向け、準備・検討を進めるという。資本金は20億円、出資比率はLINE Financialが51%、みずほ銀行が49%。2019年春をめどに設立し、2020年にはサービスを開始する予定だ。
CNETより抜粋
https://japan.cnet.com/article/35129258/

LINEに顧客もっていかれんじゃないのか?

遅れているネット取引

みずほ銀行のネット取引に関する「ご利用環境」を見れば
「ネットに対して立ち遅れているかがわかる」

iOS搭載端末
iOS 9.2
* ただし、投資信託のお取引は以下となります。
iOS 4.3、5.1
iPad iOS 5.1

「iOSは、もう 12 なんですけど」

NTTドコモ・au・ソフトバンクモバイル・ワイモバイル
Android(アンドロイド)2.3、4.0、4.1、4.2、4.4、5.0、5.1を搭載した端末
* ただし、投資信託のお取引は以下となります。
Android(アンドロイド)2.2、2.3、4.0を搭載した端末

「いやいや、Android 5.1って いつの時代だよ」
「投資信託をネットで取引するには、Android 4.0って 古い端末を入手するのでしょうか?」

いや、最新の環境でも使えるかもしれません。
しかし「ご利用環境」にこんな数年前のことを書いてあるようでは、話にならない。

さらに

注意事項
パソコンやスマートフォンのご利用にあたっては、常にウィルス対策ソフトやOS/ブラウザを最新の状態にしていただき、不審なソフトウェアはインストールしないようご注意ください。

「すみません、対象OS・ブラウザ(推奨環境)で書かれていることと矛盾しているんですけど」

みずほ銀行 ご利用環境
https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/direct/environment.html

こんなレベルです。

他の銀行は、コスト削減のために勘定業務もパッケージ&クラウドに移行しようとするときに
4000億円もかけてシステム変更を改変したわけですが
「やっと、銀行統合のシステム対応が終わっただけ」

これは、厳しい状況になりますよ。

そもそもネットで取引するような「小口預金者」などめんどうで相手にしたくないかも知れない。

と思ってしまいます。

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ネット銀行は、便利

ネット銀行が、メガバンクの顧客を奪っています。
新入社員の給与振込のほとんどがネット銀行を指定してくるそうである。

そりゃ、コンビニで下ろせるし、手数料も条件があるけど、土日深夜でも無料
入金するのに手数料を取るという「メガバンク」など

「バカらしくて使えない」

通帳などないし、記帳する必要もない。
通帳とハンコが、当たり前の古臭い金融機関は、もう生き残れない時代になるはずです。

ネット取引で出遅れて、システム変更におカネを使いすぎたため、さらにネット取引のシステムを導入する余裕がない、そこで
ライバルになり得るネット銀行の手伝いをするとは、相当厳しい状況になっていることが、伺い知れます。

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みずほ銀行とLINE Bank

ネット取引に立ち遅れている みずほ銀行が、LINE Payなどで金融系に進出していて、さらに銀行に進出したいLINEにとって、みずほ銀行というパートナーがいることの後押しは、大きい

旧来型の銀行、メガバンクが苦手とする若い世代、デジタルネイティブ世代への顧客接点を持つ
LINEがビジネス展開する中で必要になる決済と与信を、“黒子”としてオリコとともにサポートする
データビジネスとして、ビッグデータ的な観点からさまざまな研究を促進する
LINEの持つスピード感やチャレンジ精神をみずほのカルチャーに取り入れる

みずほフィナンシャルグループ執行役副社長リテール・事業法人カンパニー長の岡部俊胤(としつぐ)氏
CNETより抜粋
https://japan.cnet.com/article/35129258/

ネットサービス会社のスピードは早い

LINEとみずほフィナンシャルグループは11月27日、各社グループ会社であるLINE Financial、みずほ銀行、オリエントコーポレーション(オリコ)を引受先とする、LINE Creditによる第三者割当増資実行について合意したと発表した。この取引は2019年春に完了予定で、出資比率はLINE Financialが51%、みずほ銀行が34%、オリコが15%となる予定。
CNETより抜粋
https://japan.cnet.com/article/35129262/?tag=cleaf_relstory_manual

やるとなったら一気に進む

旧来の銀行の人は、スピードについていけるのであろうか?

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顧客移動

LINE=若い人
と考えるのは、頭が古いと思っています。
すでにLINEは、若い人は、離れつつあって、中高年層に移っています。
おじさん、おばさん世代が多く使っています。

LINE Bankがスタートして、手数料、土日深夜で手数料がない?
とか、振込手数料が安い、ポイントなどが組み合わせて紹介されたら

一気に口座が移動する可能性もあります。

信頼やブランド

ネット銀行の便利さは、自分も使っているのでよくわかります。
ネット銀行は、コンビニなどが中心で
「どこにもあるし」
「いつでも使える」
「回数指定はあるけど、手数料無料」
「入金のときに条件があるけど 手数料無料」
手数料がかかってもメガバンクより安い

旧来の銀行は、信頼とかブランドしか価値がないと思われるのも仕方がない状況

もちろん、莫大なおカネを持っていたら、サービが変わるのでしょうけど
一般の預金者にとって
「どっちが得」
「便利なのか」
を比べたら一目瞭然

その便利さを知らないことと、信頼できるの?
さえ払拭できれば、顧客を捕まえることができるはず

そこを補填するために
老舗の「みずほ銀行」を看板に使える LINEは、大きな利点があります。

それは、「じぶん銀行」の後ろに 三菱UFJ銀行が、あるのと同じ立ち位置にあります。

ただ今回は、
「みずほ銀行」&「LINE Bank」を前面に出しているため
「LINE Bank」って「みずほと関係あるから安心」
という側面が強い気がします。

日本のITサービスは、中国、韓国に勝てない。

LINEは、SNSというか、メッセージサービスです。
韓国系列で
韓国NHN株式会社(現:ネイバー株式会社)傘下の日本法人NHN Japan株式会社(現:LINE株式会社)が運営しています。

日本のITサービスは、ずれているところが多く普及しませんが、韓国、中国系のITサービスは、巨大な広告費用とネットを通じて一気に広がります。

やり方も「様子を見ながら」なんて していません。
短期間で勝負して、ダメだったら、終了
一度、軌道にのったら、さらに加速度をつけて、資金回収を行う。

とにかくスピード優先です。
日本の企業のように「稟議書」を回覧で回してハンコをもらってなんてしている状況では

絶対に中韓に勝てない!

参考までに
TikTok(ティックトック、中国語名:抖音短視頻)は、中国のメディア企業Bytedanceが運営しています。

まとめ

銀行が厳しい状況にあります。
かつて、一番安定している企業と言われていましたが、リストラ、吸収合併、廃業の危険にさらされています。

自分の学生時代の友人も銀行を去りました。
50歳を過ぎて転職は、厳しいと思いますが頑張ってほしい。

彼いわく
「まさか、銀行でリストラになるとは思わなかった」
優秀な銀行マンでも年齢で切られる時代が来ているのです。

ネット時代の生き残りをかけて LINE と組んだ みずほ銀行
成功するか、顧客を奪われるだけになるのか、

どちらにしろ ネット企業のスピードは、半端ないので
「やばいよ やばいよ」
とならないことを祈っています。

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