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IT小僧の時事放談

イランで WhatsApp(ワッツアップ)とGoogle Play(グーグルプレイ)解禁 Facebook、X、YouTubeは禁止


中国、ロシアなど一党独裁的な社会では、他国のSNSを禁止しています。
また、イランなど宗教的に厳しく禁止している場合もあります。

今回、イランは、 WhatsApp(ワッツアップ)とGoogle Play(グーグルプレイ)を解禁しました。

今回は、
イランで WhatsApp(ワッツアップ)とGoogle Play(グーグルプレイ)解禁 Facebook、X、YouTubeは禁止
と題して、SNSの規制問題を考えてみよう。

イラン、極めて厳格なネット規制の緩和に着手へ-国民の不満に対応か

Bloomberg(ブルームバーグ) 2024年12月25日

イラン、極めて厳格なネット規制の緩和に着手へ-国民の不満に対応か

イランが通信アプリ「ワッツアップ」とアプリストア「グーグルプレイ」の解禁を決めた。世界的にも極めて厳しいインターネット規制を緩和し始めることで、国民の不満を抑えようとしている兆しだ。

国営イラン通信(IRNA)は、「広く使用されている特定の海外プラットフォーム」の遮断解除をサイバースペース最高評議会が24日に承認したと報じた。最初に解禁が決まったワッツアップとグーグルプレイが、実際にいつ利用できるようになるのかは不明。

イランでは2009年の大統領選で不正の疑いが浮上。当時のアハマディネジャド大統領再選に反対する抗議運動を受け、当局は「フェイスブック」「ツイッター(現X)」「ユーチューブ」などのソーシャルメディアを禁止または制限。こうしたメディアが抗議活動を助長し、反体制的な考えをあおっていると主張していた。

イラン国民や欧米諸国、国連、政治活動家らは長年にわたり、イラン政府が続けているネット規制を非難。当局は検閲緩和の方針も示したが、大方の約束は守られず、 むしろこの10年間で検閲は大幅に強化された。

IRNAによれば、24日の決定は7月の大統領選に当選した際にインターネットに対する国民の自由度を高めると表明した改革派のペゼシュキアン大統領が出席した評議会会合で全会一致でなされた。

詳しくはこちらから

イラン、極めて厳格なネット規制の緩和に着手へ-国民の不満に対応か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-12-25/SP1HEDT0AFB400?srnd=cojp-v2

イランは、反米、ロシア、中国寄りと言われています。
また、イスラム教を厳格に守っている国です。
※旅行で行ったことがありますが、外国人でも酒の持ち込み禁止、女性もスカーフ着用が必須でした。

もちろんネットもSNSは禁止、制限されていて 政府対しての反対運動などの道具として使われないようになっています。

Twitter(現:X)は凶器なのか?

日本でも、ここ数年の選挙でSNSの活用が盛んになり、テレビや新聞の偏った報道よりも信頼を置いている人が増えています。
SNSは、フェイクも多いことは事実ですが、一方的に情報を垂れ流す新聞やテレビの自己規制(報道しない自由)や一方的な報道姿勢、憶測で報道してしまいがちなことを「一般の人も気がついた」ことで選挙など影響が出てきました。

フェイクが一瞬にして広がり、真実としてさらに拡散されるおそれがあるのがSNSの特徴です。

オールドメディアと自ら言っているマスコミは、SNSに規制をかけたい という機運もあるのですが、「あまりにも偏向報道が続くテレビなど」を信用しなくなったため、影響力が一気に落ちています。

これまでは、高年齢=選挙に行く という人向けに放送していればよかったことも 高年齢層もネットを使い始めた結果
「もうテレビにはだまされない」
という時代になっています。

かつて イスラム圏のいくつかの国で民主化への原動力となったのもTwitter(現:X)とも言われている。

政治に影響力のあるSNSは、特に独裁的な政治を行う国にとって「やっかいなもの」に違いない。

イラン政府はなぜ許可したのか?

国民の不満を抑えよう

という報道がされています。

ただし

「広く使用されている特定の海外プラットフォーム」の遮断解除をサイバースペース最高評議会が24日に承認したと報じた。最初に解禁が決まったワッツアップとグーグルプレイが、実際にいつ利用できるようになるのかは不明。

とあるように解禁日は未定

イラン国民や欧米諸国、国連、政治活動家らは長年にわたり、イラン政府が続けているネット規制を非難。当局は検閲緩和の方針も示したが、大方の約束は守られず、 むしろこの10年間で検閲は大幅に強化された。

と言う状況でしたが、インターネットに対する国民の自由度を高めると表明した改革派のペゼシュキアン大統領に替わった影響が大きいと推測されます。

穏やかな時代になるのか?

イランが比較的な平和な時期に旅に出た自分は、イランの人々の規律や、旅行客に対する親切な行動に感動しました。

特に公衆トイレの綺麗なことも感心しました。
現地の人に話を聞くと 地域の人が交代で掃除をしているということでした。

そうした穏やかな時代から 大統領が替わるにつれて反米運動が強くなり、経済制裁も厳しくなって、イランは孤立

もちろんネットも規制がかけられたわけですが、ここにきて 少しずつ 変わりつつあるのだろうか?

国もトップが変わることで特にネットやSNSの扱いが変わってきます。

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