米国の大手テック産業でリストラが報道されている。
目次
アマゾン 数百人を解雇
アマゾンもTwitch、オーディオブック部門オーディブル、Prime Video部門とMGMスタジオ部門 数百人単位で削減
アマゾンが所有するライブストリーミングサイトTwitchは、従業員の35%(およそ500人)を削減する計画を発表した。ダン・クランシーCEOは米国時間1月10日のブログ投稿で、Twitchは「事業規模を考慮すると、必要以上に大きくなっている」とし「適正規模とするためにやるべきことがある」と述べた。一方、アマゾンのオーディオブック部門オーディブルも従業員100人に影響のおよぶ人員削減を実施している。
同じ日、アマゾンは、Prime Video部門とMGMスタジオ部門で「数百人」の従業員を解雇する計画を発表した。フォーブスによって入手されたメモによると、これは、Prime Videoの上級副社長マイク・ホプキンスが「会社の事業運営のほぼすべての側面」を見直した結果だ(アマゾンの株価は今年に入って2%上昇し、154.62ドルとなった)。
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アマゾン、グーグル、デュオリンゴが数百人を解雇 2024年テック業界の人員削減
https://forbesjapan.com/articles/detail/68526
2024.01.16
米国では、ダイナミックに人員を解雇しているわけですが、2024年になって大手テック企業が次々とリストラを開始しています。
Googleで広告営業チームの従業員数百人を解雇
続報です
2024年1月16日、Googleが広告営業チームに携わる従業員数百人を解雇することを発表しました。なお、Googleは解雇された従業員の具体的な人数について明らかにしていません。
Google lays off hundreds of employees in advertising sales team | Reuters
https://www.reuters.com/technology/google-lays-off-hundreds-employees-advertising-team-business-insider-2024-01-16/Google is laying off hundreds of workers who sell ads to big businesses.
https://www.engadget.com/google-is-laying-off-hundreds-of-workers-who-sell-ads-to-big-businesses-190057680.htmlGoogleの最高事業責任者であるフィリップ・シンドラー氏は2024年1月16日、従業員に対し「Googleは従業員削減の一環として、広告販売部門から数百人を解雇します。今回の従業員削減の理由は、広告営業チームにおける運営方法の変更に伴うものです」と発表しました。
従業員削減についてGoogleの広報担当者は「Googleでは毎年、広告を出稿するお客様に対し、最高のサービスを提供するために、厳しいプロセスを経てチームの編成を行っています。Googleは、広告を出稿したいお客様を適切な専門チームと販売チャネルにマッピングし、ニーズを満たそうとしています。その一環として、今回世界中で広告営業チームの従業員数百人が解雇されました」と述べています。
シンドラー氏は「今後Googleの広告部門は、全てのお客様に適切なサービスを提供することで成長を拡大することができるはずです。これまでの広告部門の取り組みは、お客様やパートナー、そしてビジネスのために正しいことだと確信していますが、一方で一部の広告営業チームの従業員にとっては厳しい決定になりました」と述べました。
Googleによると、今回解雇の対象となったのは主に大企業向けに広告の販売を行う広告営業チームの従業員で、対象者はチーム内やGoogle内の他の部署で募集中の職種に応募できるようになるとのこと。
Googleでは、広告に対して数多くの生成AI機能を導入しており、「P-MAX」と呼ばれる、機械学習による新型広告システムもその一環です。これらを通してGoogleは広告に関するさまざまなプロセスの自動化に取り組んでおり、その結果、AIに取って代わられた人間の従業員の解雇が進められているとされています。
なお、Googleは今回解雇の対象となった従業員について、具体的な人数を明かしていません。
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Googleが広告営業チームの従業員数百人を解雇したことを発表 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20240117-google-lays-off-ad-sales-team/
2024年01月17日
注目はここです。
広告に対して数多くの生成AI機能を導入しており、「P-MAX」と呼ばれる、機械学習による新型広告システムもその一環です。これらを通してGoogleは広告に関するさまざまなプロセスの自動化に取り組んでおり、その結果、AIに取って代わられた人間の従業員の解雇が進められているとされています。
いよいよ AIに取って代わられる仕事が増えてきたと言っていいんじゃないでしょうか?
数年後には、さらにAIにより 人員削減が行われると推測されます。
人手不足からヒトあまりに IT業界も同じです。
AIと外国人に仕事を奪われる日がやってくる 三菱総研2030年を試算 生き抜くキーワードは Real Human Technology
https://ityarou.work/column/461/
Google数百人単位の人員整理
Googleが音声アシスタント部門やハードウェア部門、中央エンジニアリング部門でそれぞれ数百人単位の人員整理を行うことがわかりました。Googleに買収されたウェアラブルデバイスメーカー・Fitbitの共同創業者であるジェームズ・パーク氏とエリック・フリードマン氏も退社することになります。
Google reorganizing Pixel hardware: Fitbit's James Park leaving
https://9to5google.com/2024/01/10/google-reorganizing-hardware/Google lays off hundreds in Assistant, hardware, engineering teams | Reuters
https://www.reuters.com/technology/google-lays-off-hundreds-working-assistant-software-other-parts-company-2024-01-11/Google lays off hundreds in Bay Area, shuts child care center
https://www.sfgate.com/tech/article/google-layoffs-child-care-center-engineering-18602833.phpGoogleの広報担当者は大規模な人員整理を行うことを認め、「2023年下半期を通して、当社の多くのチームが効率性と作業性を向上させ、リソースを製品の最優先事項に投入するよう調整を行いました。一部のチームでは、グローバルな役割の削減を含めた組織再編を続けています」と述べました。人員整理は2024年3月末をもって行われる見通しです。
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GoogleがPixelなどを手がけるハードウェア部門や音声アシスタント部門で大幅な人員整理を実施 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20240112-google-lays-off-hardware-engineering-teams/
2024年01月12日 11時10分
欧米のリストラは、日本と違い 事業の拡大、縮小をダイナミックに行うために実施されるので経営がやばいということだけではない。
一方 こんな話も出ています。
ピクサーが2024年に人員を削減予定であることが判明
ウォルト・ディズニー・カンパニーはDisney+の赤字に苦しんでおり・・・
ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下のアニメーションスタジオであるピクサー・アニメーション・スタジオが2024年に人員を削減する予定であることが明らかになりました。コンテンツの制作量も減少予定とされています。
As Disney pushes towards streaming profitability, Pixar to undergo layoffs in 2024 | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/01/11/as-disney-pushes-towards-streaming-profitability-pixar-to-undergo-layoffs-in-2024/
ピクサーは「ファインディング・ニモ」「モンスターズ・インク」「トイ・ストーリー」などの作品を制作したスタジオで、2023年に公開された「マイ・エレメント」は全世界で5億ドル(約727億円)の興行収入を記録し、2023年第4四半期においてストリーミングサービスのDisney+で最も視聴された映画となっています。
一方で、ピクサーの親会社であるウォルト・ディズニー・カンパニーはDisney+の赤字に苦しんでおり、再編により大幅な効率化を図っているとのこと。ピクサーの人員削減もディズニーのコスト削減策の一環で、ディズニーのCEOであるボブ・アイガー氏は2024年第4四半期までにDisney+を黒字化すると決算発表で語りました。Disney+は2023年第4四半期に700万人が新規に加入して合計加入者数は1億5020万人となり、2022年第4四半期に15億ドル(約2180億円)だった損失は2023年第4四半期には3億8700万ドル(約562億円)へと減少しています。
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ピクサーが2024年に人員を削減予定であることが判明、コンテンツの制作量も減少へ - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20240112-pixar-layoff/
2024年01月12日 11時12分
Disney+(ディズニープラス)は、ストリーミングサービスで厳しい状況らしい
Disney+(ディズニープラス)は、ディズニー・メディア&エンターテイメント・ディストリビューションが運営する、アメリカ合衆国の定額制動画配信サービス・OTTサービス。
主にウォルト・ディズニー・スタジオとウォルト・ディズニー・テレビジョンが製作した映画やテレビシリーズを中心に配信している。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィック、一部の国ではSTARなどのブランド専用のコンテンツハブがある。また、Disney+オリジナルの映画やテレビシリーズも配信されている。
この企業は、成長しているんじゃないの?
と思っていたDiscordもリストラを実行
Discordが全従業員の17%となる170人を解雇
コミュニケーションツールの「Discord」の運営・開発を行うDiscordが2024年1月11日、全従業員の17%となる170人を解雇したことを発表しました。Discordのジェイソン・シトロンCEOは解雇の理由について「増えすぎた従業員を削減して、組織が迅速に動けるようにする必要がある」と語っています。
Discord lays off 17 percent of employees - The Verge
https://www.theverge.com/2024/1/11/24034705/discord-layoffs-17-percent-employees2024年1月11日にシトロン氏は社内向けに、「本日、私たちはDiscordの従業員数を17%削減すると言う不幸で難しい決断を下しました」との声明を発表しました。
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Discordが全従業員の17%となる170人を解雇 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20240112-discord-lay-off-170-employees/
2024年01月12日 10時46分
今回 3社だけ取りあげましたが、米国のテック産業で何が起きているのだろうか?
単なる 事業の拡大、縮小のためだけの人員削減なのか?
それとも 何か大きな問題が起きているのだろうか?
スマートフォンの飽和状態、ネット産業の飽和状態、金融事業の不安定さ、電気自動車のメッキも剥がれつつある
戦争も拡大傾向にあるし、物価上昇も世界的に怪しい
世界がさらに不安定になっている気がするのは自分だけだろうか?