コオロギ食が騒ぎになった。
給食に入れるとか、機内食に入れるとか
「いやなら食わなければいい」
「食糧危機の救世主」
一部のごり押しの人は残念かもしれないけど
「補助金目当ての産業」ということがあきらかになるだろう
と同じように
「メタバース」に関するニュースがNHKを中心に目立ってきました。
今回のIT小僧の時事放談は
メタバース 補助金や利権にまみれで消えて行く 1万人の人員削減を行うことを発表
と題して、日本の補助金ビジネスによってつぶされそうなメタバースについて考えてみよう
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
ものづくり補助金でメタバース
最近、NHKのニュースにメタバースの話題が目に付くようになってきたことに気づいている人 いらっしゃいますか?
朝のNewsでもメタバース、ニュース9でもメタバースの話題をちょいちょい入れ込んでいます。
「メタバースでお買い物」
「メタバースで街作り」
正直、どうでもいいような ことをメタバースの世界に展開して
「メタバースの世界がやってくる」
「みんなでメタバースを広めよう」
と目論んでいる。
NHKが、急にメタバースを取りあげるのは、おそらく
政府が主導している「ものづくり補助金」のひとつであるということは、あまり知らされていないと思います。
https://portal.monodukuri-hojo.jp/
簡単に言ってしまえばメタバースは補助金ビジネスなのです。
【メタバース導入で使える補助金(1)】事業再構築補助金
最大補助額は8,000万円
【メタバース導入で使える補助金(2)】ものづくり補助金
「ものづくり補助金」の最大補助額は1,000万円
【メタバース導入で使える補助金(3)】地域新成長産業創出促進事業費補助金 (地域 DX 促進活動支援事業)
「地域新成長産業創出促進事業費補助金」の最大補助額は3,000万円、補助率は100%です。
補助金を得るためにメタバースを導入し、
「使われるかどうかわからないようなものを製造」
しているのです。
以下のリンク先を観れば 役所主導で補助金をばらまいているのがわかります。
経済産業省
地域新成長産業創出促進事業費補助金(地域DX促進活動支援事業)
https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2022/k220224002.html
中小企業庁
https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
ものづくり補助事業公式ホームページ
https://portal.monodukuri-hojo.jp/
## 補助金でつくられるもの
補助金ビジネスですから、ばらまく方もネタの提供が必要です。
ネタは主に4つ
- 仮想オフィス空間
- ショールームの設置
- 仮想店舗
- 観光地のVRアピール
いかにも 役所らしい展開ですが、案の定 ニュースで取りあげられるのもこの4つのどれかしかありません。
では、そのメタバースで構築された世界って誰が使うの・・・
という話です。
ゴーグルつけてまでやりますか?
メタバースを体験するのは、顔にかぶせるゴーグルが必要です。
今のところ、でかくて重くて、バッテリーがもたないあのゴーグルです。
そのゴーグルのお値段が5万円以上
メタバースを提案している役人達は、あのゴーグルをみんなが購入して、使うと思っているんでしょうか?
ゴーグルをしてオフィスの仕事ができるでしょうか?
ゴーグルをしてまで買い物しますか?
ゴーグルをしてまで観光地の案内みるでしょうか?
苦にならないよ と言う人もいルと思いますが、わざわざゴーグルをつけてまでその空間に行く価値があるのでしょうか?
そんな空間を補助金で構築してメンテナンスを続けるのでしょうか?
使用者が多くてサーバーが飛んでしまうくらい活況を示すならば十分ビジネスとして成り立ちますが、人はそんなに暇ではないし、5万円のゴーグルを買ってまで体験しようと思うのでしょうか?
ゲームとシミュレーションそしてエロ
もちろん、可能性はあります。
主にシミュレーション分野で活躍することはあると思います。
ゲームとかも可能性大きいですよね。
レースシミュレーションとか 臨場感を楽しむことができると思うし、実際に自分がレースカーなんて運転できないわけですから 面白いと思います。
気がつかれた方も多いと思いますが、メタバースの世界では、
「現実に体験できない世界をシミュレート」
と言うのが正解と思います。
商品は、amazonnや楽天市場で十分だし、観光地案内も動画で十分です。
わざわざ 宣伝のためにメタバースの世界は必要ないし、そこまでカネをかける必要性があるのだろうか? 疑問です。
そうそう、エロで上手く使うことができれば もっと普及することでしょう
すでにやっていますが。。。
リストラが続く
2022年11月以来2度目となる1万人の人員削減を行うことを発表
大手SNSのFacebookやInstagramなどを運営するMetaが2023年3月14日に、約1万人の従業員を追加削減することを発表しました。Metaは2022年11月にも全従業員の約13%にあたる1万1000人の解雇を行っており、景気後退の中で業務のさらなる効率化を図るものと見られています。
Update on Meta’s Year of Efficiency | Meta
https://about.fb.com/news/2023/03/mark-zuckerberg-meta-year-of-efficiency/Meta layoffs: 10,000 more workers to be cut in restructuring
https://www.cnbc.com/2023/03/14/meta-layoffs-10000-more-workers-to-be-cut-in-restructuring.htmlMeta to cut another 10,000 jobs and cancel ‘low priority projects’ | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/03/14/meta-to-cut-another-10000-jobs-zuckerberg-says/Metaは2022年11月に約1万1000人の従業員の解雇を行っており、その際にマーク・ザッカーバーグCEOは、新型コロナウイルス感染症の流行後の電子商取引(eコマース)の成長を見誤ったと認めています。さらにザッカーバーグ氏は「2023年のMetaは効率の年である」と宣言しました。2023年の従業員削減はこれに続くもので「Metaがより強く、より機敏な組織に」になることを目指しているとのこと。
Metaが2022年11月以来2度目となる1万人の人員削減を行うことを発表 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20230315-meta-employee-lay-off/
数千人を解雇
Metaが2022年11月以来2度目の人員削減を実施し数千人を解雇するとの報道
FacebookやInstagramなどを運営するMetaが新たな人員削減を計画しており、数千人規模のレイオフを行う可能性があることが分かりました。
2023 年のメタ レイオフ: Facebook 親会社は数千人規模の人員削減を計画 -
ブルームバーグ-今週-できるだけ早く広範囲にわたるレイオフの後、メタはさらに何千もの削減を計画しています: レポート
https://www.cnbc.com/2023/03/07/meta-planning-thousands-of-more-cuts-after-widespread-layoffs.htmlMetaのマーク・ザッカーバーグCEOは2022年11月に大規模な人員整理を行うことを明らかにし、従業員の13%に当たる1万1000人を解雇する計画を発表しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により電子商取引(eコマース)が急増したことがMetaの大幅な収益増加につながったものの、景気後退や競争激化も相まって収益が予想を大幅に下回り、人員整理を余儀なくされたとザッカーバーグCEOは説明しています。さらに、2023年を「効率化の年」として、会社のコストを下げるための取り組みに集中することを示唆していました。
loombergによると、新たな人員削減は上記レイオフに続いて行われる新たな計画で、さらに数千人がMetaを去ることになるそうです。Metaは不要と判断したチーム全体を解体するなど組織の「フラット化」にも取り組んでいるとのことですが、事情に詳しい関係者によると、今回のレイオフはフラット化とは別で、財務目標を達成するために推進されているものだとのこと。
広告収入が伸び悩み、メタバースと呼ばれる仮想現実のプラットフォームに重点を移しているザッカーバーグCEOは、取締役や副社長に対し、手放しても問題のない従業員のリストを作るよう求めていると関係者は述べています。
カリフォルニア州メンローパークで働くMetaの従業員は、2度目の人員削減を察知したことで同僚の間で不安が高まり、士気が低下していると述べています。一部の従業員は「支給される予定のボーナスを、事前に職を失った場合に受け取れるかどうか心配だ」と述べているそうです。
続きは
Metaが2022年11月以来2度目の人員削減を実施し数千人を解雇するとの報道 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20230308-meta-another-leyoff/
さて Meta本体は、大丈夫なんでしょうか?
まとめ
補助金ズブズブでの話で 補助金をもらうためにメタバースの世界を構築するというのが今の日本での現状だと思います。
お役所が予算を取るために考え出したというところでしょう。
これって、補助金ビジネスです。
コオロギ食が急に話題になりマスコミで騒がれました。
SDGs利権の延長線上にある昆虫食ビジネスということもあるわけです。
食糧危機と言いながら コオロギを輸入、高価で安全な餌の導入など 食糧危機など念頭にもないだろう
幸い、マスコミなどがごり推ししても NGを食らいました。
そもそもコオロギを食うより 今の農業の仕組みを再構築が先ではないでしょうか?
これとおなじようにメタバースもなってゆくのか
コオロギ食と同じとは言いませんが、お役所主導である限り、先細りもいいところ
メタバースを提唱したMetaは、厳しい状態にさらされています。
リストラ、事業縮小、ザッカーバーグの目指すMetaの世界はやってくるのでしょうか?
少なくても日本は、補助金、利権に塗れてしまっています。
結局、現状の補助金ビジネスでやっている間は、廃れて行くことでしょう。
なぜなら 「メタバース始めました・・・」 でお金がもらえるわけですから 良質なコンテンツなど出てくるわけがない
すでにChatGPTのようなクリエイティブAIに話題を持って行かれてしまっています。
普及する可能性は、ゼロではない
普及する可能性は、ゼロではない ただし あのゴーグルが、メガネレベルまで軽く軽量になり、数万円レベルまで値段が落ちれば
普及すると思います。